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私達の生活のいつも近くにあるのが100均ショップです。

100均と言われ、すっかり定着していますが低価格な100均が儲かる仕組みとは、いったいなんなのでしょうか?

というわけで今回は「100均ショップが儲かる仕組みとビジネス戦略」について詳しく説明致します。

100均ショップが儲かる仕組みとビジネス戦略①【儲かる仕組み】


「100均ショップが儲かる仕組みとビジネス戦略」というテーマで1つ目に取り上げるのは「儲かる仕組み」です。

私達の生活の身近なところにあるのが「100均」です。

基本的に100円で何でも揃うというのは消費者にとっては、日々の暮らしを支えるものとして非常に便利なものとなります。

100円という安さに関わらず非常に多くのバリエーション豊かな商品が売られていることから、「ついで買い」というのをついついしてしまい、会計の時には、ある程度まとまった金額になっていたりするなんてこともあります。

しかし、100均ショップは商品の単価が安いため数多くの商品が買えることを考えても、まとめ買いをしてもお金を使ったという気にならないのが不思議です。

実はその消費者心理こそ、「100均」であり儲かる仕組みがそこにあるのです。

商品単価としてみれば、商品1つでたったの100円では、販売しても利益は非常に微々たるものですよね。ですが、100均ショップの店舗というのは実に多いのです。

街中やショッピングモールのテナント、駅ビルなど数多くの100均ショップが存在しているのです。

それだけ店舗が多いということは、顧客からのニーズが高いということにりまりすが、それだけでなくビジネスとして成り立つからこそ店舗数は、ここまで増加しているのです。

では、具体的に100均ショップがどのようにして儲かっているのかビジネス的観点でふれていきましょう。

まず100均ショップが儲かる理由としては利益率の高さにあります。

100均ショップの利益率というのは、商品によって大きく異なるのです。

原価率自体の幅が広く、安いものでは10円程度のものもあります。逆に高いものは、100円以上の原価の商品もありますが、原価に関わらず均一価格で販売されています。

普通に考えればわかることですが原価が100円以上の商品を売っても単純に赤字になることはわかります。

ですが100均の売上総利益率を見ると、およそ30%程度ということがわかります。

小売業にとっての利益率を見た場合、100均のように薄利多売をする場合には、利益率30%というのは実は、相当高いのです。

100均ショップが儲かる仕組みとビジネス戦略②【まとめ買い】


「100均ショップが儲かる仕組みとビジネス戦略」というテーマで3つ目に取り上げるのは「まとめ買い」です。

では、なぜそのような高い利益率を維持できる言えるのか?というと、それは前述したように顧客は「まとめ買い」をするからです。
100均ショップに買い物にくる顧客というのは大抵が様々な商品をたくさん買っていきます。それは生活必需品だったり、消耗品だったり、100均ショップならではの便利グッズやアイデア商品だったりします。

例えば一人の顧客が一度に10点の商品を購入したとして、その中には原価が安いものもあれば、高いものも含まれています。そのように原価だけでみていくと最終的にはバランスがとれ、全体の利益率としては、およそ30%程度となるというわけです。

では、そこで疑問になるのが100均ショップでなぜ赤字になるような原価100円以上の商品とうのがあるのでしょうか?

実は、その商品この役割は、顧客を呼び込むための目玉商品というわけです。

原価以上の価値ある商品ならば、顧客にとってはお買い得商品となるわけです。

これは、スーパーで言うところのその日の特売品ということになります。

しかし、100均ショップでは値下げは出来ません。だからこそその代わりとして原価率により商品の調整を行っているというわけです。

つまりお買い得商品こそが「エサ」であり、利益率の高い商品も含めて売っていくという戦略となるのです。

また100均ショップの儲かる仕組みは、利益率のみが要因ではなく人件費を抑えられることも要因の一つでもあります。

100均ショップは実は人件費は、それほどかからないのです。

100均ショップのスタッフの仕事というのは、スーパーやコンビニと比較しても、それほど難しくはなく1店舗につき少人数での運営が可能です。

もちろん店舗の規模によってスタッフ数は変わってきますがアルバイトのみでも運営することは可能です。

レジ打ちや品出しというのがバイトスタッフの主な仕事となりますので学生さんや主婦の方の力を借りれば店舗運営は賄えるのです。
企業側としてコストをできるだけ抑えるためには、人件費をできる限り抑えることが必要となります。

結論から言ってしまえば、正社員を極力減らしアルバイトを増やすことが人件費削減策の具体策となるのです。

商品単価の安い小売業にとっては、いかにして人件費の圧迫を抑えるかが利益を上げるたるには必要となってきます。

100均ショップが儲かる仕組みとビジネス戦略③【大量仕入れと広告費】


「100均ショップが儲かる仕組みとビジネス戦略」というテーマで3つ目に取り上げるのは「大量仕入れと広告費」です。

100均ショップが儲かる仕組みの裏にかかるのが、いかにコストを抑えるかがポイントとなりますが、コストとしてかかる広告費がかからないというのも大きな要素となります。

実店舗において必ず必要とされるのが「集客」です。

お店を開いている限り、お客さんがきてくれてナンボなんです。

そんことは、言われなくても、ご周知のことかと思われますが、顧客を集めるには様々な集客手段でアプローチする必要があります。
集客方法として多用されるのが「広告」ですが、広告を出すにも当然、コストはかかります。

小売店などでの広告と言えば、新聞などの折込チラシやテレビCM、その他近年ではネット広告などがあります。

広告というのは宣伝することによって、顧客に対し情報をアピールするためには必要なものなのです。

情報過多の時代ではありますが、それだけに現在の情報を顧客がそれぞれにしっかりとキャッチするかどうかは、全く別の問題です。
顧客は自らに必要な情報以外は、キャッチしないからです。

お店に足を運んでもらうためには、常に宣伝が必要なのです。

しかし、100均ショップに関しては、広告を出しているのを見たことがありません。というよりも100均ショップでは、そもそも広告を出す必要などないのです。

スーパーであれば「値下げ」戦略というものが集客手段として使用できますが、そもそも価格均一の100均の場合、価格戦略は使えませんし、むしろ100均ショップでは非常に豊富な品数がありますから、それ自体が宣伝効果となるのです。

さらに100均ショップにモノを買いに行く消費者は、そもそも欲しいものがあるからこそ、お店に向かうわけです。

欲しいものがお店にあるかどうか、どこの100均ショップで扱っているかは、ネットで消費者自らが確認することが多いのです。

実際にお店がチラシを出すにも多額の広告費がかかるわけです。

スーパーなどの小売店において、どれだけの割合で広告がかかっているのかを考慮すれば、全く広告費がかからないというのは、利益率も当然高くなるわけです。

広告費がかからないというのは利益率が高くなりやすい要因なのでその結果、100均ショップというのは儲かりやすいということになっているわけです。

さらに最近では、特に100均ショップ側がアピールせずとも、SNSやネット上のメディアなどで、良い商品があれば100均グッズの商品紹介してくれたりするので、あえて宣伝する必要もなかったりするのです。

それだけ多数の人が100均アイテムを利用しているという現れとなります。有名なインフルエンサーなどが、使っていることをアピールしてくれれば、それだけで消費者は飛びつくものなのです。

広告費がかからず集客できるということは、売り手にとっては好都合なのです。

そして、もう一つ忘れてはならないのが、「大量仕入れ」です。

100均では商品の仕入れを一括で大量に行います。大量仕入れによる原価率を低く抑えているということもあるのです。

原価率の削減ということも、儲かるための大きな要因となっています。

まとめ

いかがだったでしょうか。今回は「100均ショップが儲かる仕組みとビジネス戦略」というテーマで詳しく解説致しました。

薄利多売の代表的ビジネスモデルの100均ショップですが、儲かるたるには様々な取り組みを行っているわけです。

そもそもビジネススタイルそのものが確立している価格均一ということそのものがアピール材料となる100均は、お店の存在そのものが消費者にとっては強いインパクトを与えているのです。


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