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世の中と言うのは流行に左右されるものですが、流行り廃りも現在では動きが激しい時代です。そんな中、ここ数年注目されているのが、300円ショップです。

今、勢いに乗る話題の300円ショップの営業戦略とは、いったいどんなものなのか?今回は徹底解説致します。

300円ショップの台頭。その勢いは本物か?


若い女性というのは、世の中の流行には、とっても敏感でいち早く旬の話題のものをキャッチします。新しいものへの興味が高く、それに対しての良し悪しも、正当にジャッジします。

世の中は、女性によって評価されることで、流行が作られると言っても過言ではないでしょう。

そんな女性に最近、人気なのが「300円ショップ」です。大型のショッピングモールの一角や都内の駅ビルなどで最近よく見かけるようになりました。

お店の広さはコンビニを少し広くした程度のスペースのお店ですが、多くの女性で混み合っています。メディアなどでも報じられているように噂通りの盛況ぶりで、いままさに乗りに乗っている急成長の300円ショップです。

これまでデフレモデルの最たるケースの均一商法と言えば、「100均」がその王道でしたが、ここのところの「100均」業界の業績は低迷しているのが現状です。

そんな市場の状況下で300円ショップが100均に変わり、勢いをつけている理由とは、いったい何なんでしょうか?

300円ショップの代表的なお店と言え「3COINS(スリーコインズ)」や「ミカヅキモモコ」があります。これらのお店に共通して言えることは、消費者として「女性」をメインターゲットにしていることです。

その明確なコンセプトと、営業戦略が現在の300円ショップが台頭している大きな理由と言えるでしょう。次は具体的な300円ショップの特徴をあげてみましょう。

快進撃を続ける300円ショップの違い、そして魅力とは?


「100均」が低迷を続ける中、300円ショップが勢いを増していますが、300円ショップが評価される理由、魅力、100円ショップとの違いは、なんでしょうか?

まず、300円ショップの商品ラインナップを見てみると品数自体は、100均に比べ種類は少ないのです。日用品がなんでも手に入る100均に比べれば少し物足りないような感じもします。

店舗の売り場面積も、100円ショップに比べれば小さ目です。

300円ショップに置いてある商品をよく見ると、様々なキャラクターがデザインのものがたくさんありますし、デザイン性もシンプルながらおしゃれで可愛らしい商品が豊富にあります。

商品のデザイン性という面では、明らかに100均のものとは違います。女性受けするようなデザイン性に優れた生活雑貨などが、とにかく豊富でお部屋のインテリアともなるアイテムが充実しています。

また女性向けだけでなく、子供にも好かれるキャラクター商品が多いことにも、目を引きます。

「3COINS(スリーコインズ)」では、ドラえもんやポケモンなどの子供から大人気のアニメのキャラクター商品が実に豊富にあるのです。

300円という価格を考慮しても、コスパ的にも悪くない商品が揃っているのです。

300円ショップがターゲットとしているのは、流行に敏感な女性ですが、その女性が評価する「おしゃれ」や「かわいい」という価値を付けた商品展開をしています。

生活必需品としての実用性の高さを考慮した100均商品とは違い、デザイン性という付加価値をつけた300円ショップの営業戦略は、100均とは全く異質なものなんです。

実際には、100均と300円ショップとでは、営業戦略が全く異なることから客層も違う為、顧客の奪いあいとはならないはずです。なのになぜ100均業界は低迷しているのでしょうか?

100均のターゲットは、老若男女問わず幅広い層から支持される形で、主に生活に直結する主婦層をターゲットとしています。

300円ショップでは若い女性をターゲットとしています。その違いがありますが、若い女性も100円で手軽に買える100均は、これまで利用していました。

しかし300円ショップの登場により、100均商品では飽き足らなくなった顧客が300円ショップに流れたということが考えられます。

300円ショップの勢いは、本物か?


300円ショップの代表格である「3COINS」が躍進を遂げたその理由とはいったい何なのか?そして現在の300円ショップの勢いは、本物なのでしょうか?

最大の理由となるのが「商品」です。「3COINS」の商品は、実は約9割超がオリジナル商品ということなのです。自社のコンセプトに沿った商品を提供することで、しっかりとターゲットを獲得しています。

また商品開発には、しっかりとしたマーケティングを行った上で、売れる商品を作っています。

更に特徴的なのは、商品の入れ替えの早さです。新作商品を次々と投入することで、顧客を飽きさせないのです。毎週新商品を投入することによって商品の定番化を防いでいるのです。

つまり、今買わないと買えなくなるというプレミアム感を作っているのです。これも明確な営業戦略の現れとなります。そのような商品展開をしつつ、300円という価格で買える顧客のニーズを満たしているわけです。

まとめ

いかがだったでしょうか?今回は台頭する「300円ショップ」の営業戦略、経営戦略について解説してみました。

100均とは、異なる営業戦略によってその存在価値を高めたことが躍進を遂げる理由でした。


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