「適正価格」というと、どのように感じるのか?それは個人によって誤差があります。
お金持ちと貧乏人では適正価格は全く変わってきます。では、ラーメン一杯の適正価格とは、どのくらいなのでしょうか?
というわけで今回は「ラーメン一杯1000円時代。この価格は高い?それとも安い?」について詳しく説明致します。
ラーメン一杯1000円時代。この価格は高い?それとも安い?①【庶民のためのラーメンと適正価格】
「ラーメン一杯1000円時代。この価格は高い?それとも安い?」というテーマで1つ目に取り上げるのは「庶民のためのラーメンと適正価格」です。
世の中の指標。モノの価値を示すものとなっているのが「お金」です。
経済や景気、物価というものに表されるように経済という一定の取り決めにおいて、私達は日常を過ごしていることになります。
特に近年では、物価高が叫ばれており、消費者にとっては非常に頭の痛いところとなっています。
物価というのは、私達の生活においてダイレクトに影響を及ぼすわけですが、モノの価値においては適正価格というものがあります。
世間一般に適性価格というのは、ある程度あります。
人参や玉ねぎなどの農作物の高い、安いなどモノに対する適正価格というものがあるわけです。
もちろん適正価格を一般論ではなく、主観で見た場合、モノの価値というのは変わります。
お金持ちと、そうでない人とでは、お金に関する評価は異なります。
今回は適正価格というものを考えた時、わかりやすく考えやすいように、あるモノに絞って適正価格について考えてみたいと思います。
そのモノとは、「ラーメン」です。
日本の至るところにあるラーメン屋。味も種類も実に様々ありますが、それでも次々と新たなラーメン屋というのが現れるのです。
日本人ならほとんどの方がラーメン好きではないでしょうか。
日本の国民食とも言えるラーメンですが、皆さんは、との程度ラーメンを食べますか?
また食べた際に気になるのは、ラーメン一杯いくらなら、納得してお金を出しますか?
「ラーメン一杯」と聞いて、実際に価格として想像するなら、いくらが頭に浮かぶますか?
このいくらかというのは、人それぞれによって違います。
600~700円なら、抵抗なく食べれるという方もいれば、一杯1000円なんていうのは、既に当たり前だよと言う方もいらっしゃることでしょう。
確かに最近では、一杯1000円というラーメン屋も増えてきたように思います。
値上げラッシュと言われているここ最近ですが、物価が上がるのに対して賃金は上がっていないわけですから、お金を使うのは以前より増すわけです。
庶民にとっては、一杯1000円というのは、それほど手軽な食べ物とは、言えないのではないでしょうか。
そもそもラーメンと言えば、庶民の食べ物というイメージがあり、安価に手軽に食べれて美味しいモノというイメージがありました。
が、近年ではラーメンも進化しており、様々なジャンル屋タイプのチガウラーメンが登場し多様化しています。
顧客を飽きさせないという意味では、これまでと違った味わいのラーメンが登場するのは、嬉しいものですが、種類が豊富なだけに、選びきれないという状況とも言えます。
庶民の食べ物とされていたラーメンが1000円となると、それは、ちょっと違うかなと感じる方もいらっしゃるでしょう。
特に50代以上の方は、ラーメン一杯1000円は高いと感じてさまうかもしれません。
ラーメン一杯1000円時代。この価格は高い?それとも安い?②【ラーメン店というスタイル】
「ラーメン一杯1000円時代。この価格は高い?それとも安い?」というテーマで2つ目に取り上げるのは「ラーメン店というスタイル」です。
街の至るところにあるラーメン屋ですが、それぞれが差別化をしたオリジナルのラーメンを提供することで、ラーメン店主のこだわりが詰め込まれています。
食材に関しても様々な良いモノを使い、素材にこだわり、仕込みに時間をかけ、手間暇かけて作り出したスープは、極上で繊細な味をしっかりと表現している実力派ラーメン店もいくつも存在しています。
当然、手間暇かければコストはかさむわけで、ラーメン店としてもコストにかかった分は欲しいわけです。
最近では、ネットや動画などにより、ラーメン店の情報も非常に多いのですが、数あるお店の中から、どのラーメン店がよいか、どこが美味しいのか迷ってしまう場合があります。
当然、好みがあり、好きなタイプのラーメンはあるにせよ、選択要素として 値段を見ながら比較するという人も実は多いのです。
味玉だけではなく価格といのも、庶民にとっては非常に大切な要素となるわけです。
では、ラーメン一杯の適正価格とは、いったいどれくらいなのでしょうか?
今から数十年前なら、ラーメンは1杯400円という時代とありました。
1990年代半ばでは、ラーメン一杯の値段が平均して500円台というところでした。
それからラーメンは、倍になっていることもよく見られるよになりました。
さらに遡れば昭和30年代には、ラーメン一杯が50円でしたが、10倍の500円時代を過ぎ、次第に700~800円へとなり、1000円時代へと突入していったのです。
しかし、このラーメン一杯1000円という価格は決して高いものではないのではないでしょうか。
当然、物価という意味では、現在と30年前を比べたとしても物価そのものが上がっており、材料費なども値上がりしていることがあります。
単純に食材だけのコスト増というわけではなく、増税や人件費なども上がっているわけですから、値上げしないのではやっていけないのです。
そのように経済状況を見れば、決してラーメン一杯が高いというわけではなく、むしろそのような状況にも関わらず、“庶民の味方”としてのラーメンのイメージを壊さないために、値上げに踏みとどまっいるお店も多数存在しているのです。
ラーメン一杯1000円時代。この価格は高い?それとも安い?③【実は1000円でもギリギリ】
「ラーメン一杯1000円時代。この価格は高い?それとも安い?」というテーマで3つ目に取り上げるのは「実は1000円でもギリギリ」です。
近年では、町中華というお店も何かと話題となっていますが、町中華は基本的になんでもあります。
ラーメンだけでなく、炒飯、餃子、唐揚げ、定食モノ、レバニラ、マーボーなどの一品料理もあり、品数も多いのです。
それだけに多くの顧客ニーズに応えることができます。
ですが近年ではラーメン一本をメインとしたお店も増えています。つまり、ラーメン専門店が増加しているのです。
専門店ともなれば、町中華のように品数で勝負するわけにはいきませんから、ラーメンのクオリティで勝負することになるわけです。
当然、美味しければ行列の絶えない人気店ともなりえるのですが、そうでなければ閑古鳥がないてしまいます。
ラーメン店というのは、繁盛店にするのは非常に難しいのです。
個人経営や家族経営されているなど規模の小さいお店もありますが、安価で食べれるチェーン店も多いのです。
それとは違い独自の個性を持ち、そのお店だから食べれるオンリーワンのものを顧客は求めるのです。
だからこそラーメン店主はラーメンそのものに強いこだわりを持ちラーメンが専門化することにより、他社との違いを生み出すようになるのです。
その店でしか食べられない凝ったものというものをそれぞれの店が競い合えば材料費も時間もかかり、それが価格に現れてくるわけです。
しかしながら、ラーメンというものに対しての一般的な庶民の味方というイメージがどうしてもあるわけで、原価や労働力に見合わない価格設定にせざるをえないことも多々あるのです。
価格という意味でもギリギリのところでやらなければ、他店との差別化が難しいということもあるのです。
ラーメン専門店に対して見合わない安さを求められてしまうという状況が顧客とラーメン店のギャップを生み、ミスマッチを起こしてしまうのです。
顧客としては、美味いものを食べたければ、それなりの対価を払わなければ、食べられませんという時代に変わってきたということを改めて考えてみるべきではないでしょうか。