医療施設に欠かせない採用不足の課題。女性の看護師さんは出産など入れ替わりも多く、また病院も多いために採用競合も多い状況の中で。そんな中どういった広告で求人効率をあげていくのかのコツをお知らせします。
目次
病院や医療系の求人広告
数多くの医療施設がある中で、他の施設に負けない様な方法での看護師さんや、事務員。また技師さん等の採用は欠かせません。とはいえ給与や待遇等を変えるのは非常に難しいのもまた事実です。
それではどの様に採用活動のアドバンテージを作っていくのか。求人広告の出し方について掘り下げていきましょう。
基本はインターネット媒体
ハローワークは紹介など様々な求人方法がありますが、看護師の求職方法の実態を鑑みると、インターネット媒体は非常に有効であると言えます。求職活動をしている看護師資格を持つ方の多くに、子育てをしている母親の再就職というステータスを持つものは多くいますし、また、やむを得ない事情で転職先を探す看護師の多くはやはりインターネットを利用する若い年齢層であるという事が要因かと思います。
更に、医療系の求人を探している人達の多くは「働き方がどのようなものなのか」を非常に重要視しています。勤務は交代制なのか、休みが取れるのか、土日は出勤があるのか、など病院それぞれの勤務体制が様々であるので、求職者は詳細な情報を手に入れ、慎重に転職活動を行なっている人も多く、その為に紙面の媒体や紹介などで求人情報を手に入れたとしても、一番情報量の多いインターネットで事細かに詳細を調べていらる人が多いです。
それでは、そのインターネット上でどのような情報を提供していけば採用のマーケティングとして上手く機能するかを考えていきましょう。
まずは勤務条件
求職者の転職時に気にする点の最重要点です。2交代制なのか、3交代制なのか。これらの情報を詳細に提示する必要があります。
その際に注意点ですが、他の医療施設より勤務条件を柔軟に書こうとする事は禁物です。
なぜならそれで内定したところで話が違えばすぐに辞めてしまうからです。また、勤務条件を良く見せる事で求人を多く集めた所で面接の手間などが多くかかり、辞めてしまってはまたもう一度求人をかける、と面倒な仕事ばかりが増えてしまいますので、施設の求める働き方をしっかり提示する事が必要です。
勤務条件を詳細に書くこと
例えば勤務時間、給与などはどこの医療施設にも記述されているものですが、他の施設との差別化を図る為に例えばこういった情報の提示方法があります。
これは
- 【勤務時間の決定がいつあるのか】
- 【変更はできるのか】
- 【それはどういった人に伝えればいいのか】
など、具体的な情報を詳細に与える事で、働いた時の具体的なイメージが出来るわけです。。この情報提供によって自分に合う求人なのかどうかの判断を求職者がより正確にはあくできます。こういった細かく情報を載せる事が求人のミスマッチを防ぐ第1歩となります。
求職者が気になる、施設の人々
例えば看護師の場合、新しく働く環境にどのような人がいるのかもちろん気になる所です。そしてこれは施設一つ一つが持つ個性であり、求人マーケティングの強みにも弱みにもなりえます。
看護師の退職理由の中に人間関係が理由で、という事は非常に多くありますので裏を返せば人間関係が自分に合いそうな職場だという事が分かれば転職に対する意欲もあがることにつながります。
先生はどんな先生なのか
まずは一緒に働く事になる先生がどんな人なのかは勿論重要です。
これば求人に限らず患者さんも気にするところであるので、勿論プロフィールなどが掲載されている先生も数多くいいますが、それらの情報は、一緒に働くパートナーとして知りたい情報でありません。
例えば、厳格な性格の先生なのか、穏和な先生なのか。休憩時間中はスタッフと一緒にご飯を食べる様な先生なのか。そういった事です。つまり求職者は先生が何をする先生なのかでは無く、「自分が勤めている間どんな環境が身の回りにあるのか」を大切にしているわけです。求人情報にはそのような情報を伝えていく必要があります。
もちろん周りの同僚の情報は必須
そうして考えてみると求職者に一番身近な同僚がどんな人達なのか、情報提供は必須です。例えば
- 年齢はどのくらいの人達が多いのか。
- 休憩時間中は何をしているのか、
- どんな趣味を持った人達がいるのか。
- 同僚の一日のスケジュール、もっと言うと同僚の一週間のスケジュールはどういった感じなのか
が分かると、自分が働いた時の想像をし易くなります。
●施設内にどんな利点があるか
働く人々にとって自分が転職した場合のあらゆる事をしりたいはずです。そういった情報を掲載するようにしましょう。
例えば、近くにコンビニや美味しいランチを食べられるお店があるのか。また、施設内の細かい所も気になる人もいるので、自分のデスク周り、休憩施設、はたまたトイレのきれいさ、数なども掲載できるのであれば掲載しましょう。これらは求職者が働き始めた場合に利用するものですから、知りたい情報の一つになります。
いずれについても言えるのは情報を出来る限り細かく開示
することです。
ミスマッチを防ぎ、求職者が自分の働き方をより細かく想像し「思っていたのと違う」と辞めない従業員を選別する事に繋がります。
そういう意味でも、膨大な情報を提供、更新しやすいインターネット媒体というのは非常に有効なものですし、コツコツとしっかりと更新してコンテンツを充実していくことが大切になってきます。