昨今はブログを運営する「ブロガー」が増えてきており、個人ブログであっても驚くべき発信力や集客力を持っていることがあります。
そんなブロガーのブログに自社の広告を掲載すればWEBプロモーションの一環になることも。
本記事ではブロガーのブログに広告を掲載した場合のプロモーション効果・依頼方法・料金相場・注意点等について解説していきます。
目次
ブロガーのブログに広告を載せる?それはどういうことか
「ブロガー」とは自身の運営するブログサイトで、ブログを書いている人々のこと。昨今はインターネットの利用人口が増えたこともあり、いち個人のブロガーが運営するブログサイトであっても驚くべきアクセスを集めていることもあります。
トップ層のブログでは月間あたり数百万PV(ページビュー)を獲得していることもあり、一定の集客力を持っています。
そういったブロガーの運営するブログの一角、例えばWEBページのサイドバーやヘッダー部に自社の商品の広告を掲載すれば、ブログを訪問した読者の目に自社の商品が写り、一種のWEBプロモーションやマーケティングに繋がることがあります。
またリンク付きの広告を掲載し、自社のWEBサイトやWEB上の販売ページに誘導することも。
仮に月間100万PVを誇るブログに広告を掲載すれば、単純計算で月に100万回自社の広告が目に触れることになりますので、自社商品のプロモーションに繋げられる可能性があります。
ブロガーにどうやって広告掲載を依頼するのか?
さてブロガーのブログに広告を掲載するためには、どのような手段を取る必要があるのか。一つずつ解説していきます。
ブロガーに直接依頼する
まず最もシンプルでメジャーなやり方です。直接ブロガーにコンタクトを取り依頼する方法。
ブロガーの運営しているブログ内にある「問い合わせフォーム」等からブロガーに広告掲載の依頼や相談を行います。もしくは、ブロガーの公開しているTwitterやフェイスブックなどのSNSアカウント宛にメッセージを送り、依頼するのも一つの手です。
ブロガーに自社の広告を掲載して貰いたい旨を伝え、掲載料等を交渉していきます。
自社のWEBサイトなどで広告掲載したいブロガーを募る
こちらは自身で呼びかけブロガー側を誘う方法。
自社のWEBサイト、雑誌の広告欄、SNSなどを利用し「自社商品をブログに掲載してくれる方募集!掲載料〇〇円まで」のような募集文を出し、広告を掲載したいと思っているブロガーを募ります。
関心を持ったブロガーが向こうから集まってきますので、その後の話が進みやすいメリットがあります。
クラウドソーシングサービスを利用する
クラウドソーシング系のサービスで「自社商品をブログに掲載してくれる方募集!掲載料〇〇円まで」といったような募集を掛けます。
こちらは選定をクラウドソーシングのシステム内で行えますのでメール応対等に掛かる労力を削減できます。
また同じIT分野ということでクラウドソーシングを利用しているブロガーも多く、ブロガーに話を持ちかける媒体としては相性が良いです。
以上のような方法を用いて、ブロガーと繋がり、広告掲載の話に繋げていく形となります。
ブロガーに広告掲載を依頼する場合の料金相場は?
さてブロガーに広告掲載を依頼する場合、いくら具合の料金が発生するのか。これについては決った相場価格はなく、ピンキリです。
とはいえ相手は個人のブログサイトですので、月あたり数万円の掲載料を出せば応じてくれるブロガーが多いでしょう。
特に趣味程度にやっているブログであれば、プラス数万円もおこずかいがくるのであれば喜んで応じてくれるかと。
逆にブログで生計を立てているようなビジネス色の強いブロガーですと、相応の額を要求されることがあります。またあまりに自分のブログの雰囲気に合わない商品の広告であったりすると、相応の額を要求されることもあります。
ブロガーに広告掲載を依頼する場合の注意点
ブロガーに広告掲載を依頼する場合、それ特有の注意点がいくつかあります。一つずつ解説していきます。
PVの無いブログでは効果が薄い
PVや読者数の少ないブログですと、広告を観覧される絶対数が減るため、広告掲載の効果も薄れます。
ブログのPVは「シミラーWEB」等のPV解析サービスで確認できますので、広告掲載を依頼する前に相手のブログサイトがどの程度のポテンシャルを持っているか確認することが大切です。
読者層と合っていないと効果は薄い
そのブログの読者と、掲載する広告の相性も重要なポイントです。
例えばあなたの会社が化粧品を販売しており、自社の化粧品の広告をブロガーのブログに掲載したい場合。
もし相手のブロガーが女性向けの記事を書いているブロガーで、読者も女性が多ければプロモーションやマーケティングに繋がる可能性が見出せます。
逆に男向けの記事を書いていたり、小さな子供や高齢者向けの記事を書いているブロガーですと、読者層も化粧品のターゲットからはずれ、プロモーションやマーケティングの効果は薄れてきます。
相手のブロガーの記事のジャンル、サイトの雰囲気、読者層を意識した上でブロガーを選ぶことが大切です。
場合によっては商品の信用を落とすことも
法人が運営するWEBサイトやWEBメディアであれば、校正も入るため掲載されている記事や情報は一定レベルのモラルや質が維持されています。
一方でブロガーの運営するブログは一個人が管理しているものです。
よくも悪くも自由です。そのためブロガーの中には過激な記事を書く者や、反社会的な記事を書く者もいます。そういったブロガーのブログに自社の商品の広告を掲載すると、商品に悪いイメージが付いたり信頼を落としたりして、悪手となることも。