今回は、福祉、介護業界において、より良い人材をあつめるための求人マーケティングについて紹介していきたいと思います。
高齢化が加速していく一方で、福祉、介護業界の人手不足というものも、深刻な状況になりつつあります。そこで、少しでも福祉、介護の仕事に就いてくれる人を集める方法や、多くの人材を集める方法について紹介していきます。
求人マーケティングの考え方について
まず、求人に対する考え方についてですが、求人、採用する際に、少しでも優秀な人物を採用したいということは企業にとって誰しもが思うところだと思います。
優秀な人物といっても、企業によって定義がまちまちだとは思いますので、まず、自分の会社にとって、優秀な人材とはどのような人物なのかということをはっきりさせることが大切です。
私たちの企業では、自分の会社の社風などに合っていて、長く働いてくれそうな人材ということを大切に考えて、求人や採用活動を行なっています。ですので、まずは、どのような人物を優秀な人材、欲しい人材とするのかを明確にしていくべきです。
よりたくさんの人に応募してもらう
求人マーケティングにおいて、まず、大切なことは、できるだけたくさんの人が応募してきてくれるようにするということです。
なぜならば、たくさんの人が募集してきてくれたら、その中から、優秀だと思える人材を選ぶことができるからです。やはり、応募が少ないと、少ない人の中から、採用しなければなりませんし、どうしても人が欲しい場合には、ある程度妥協して採用しなければならないという事態になってしまう可能性も出てきます。そうなると、結局、採用したのはいいのですが、やはり、自分の会社に合わないなどの理由で、すぐに辞めてしまうということや、期待していた働きをしてくれないということになっていき、悪循環になってしまうということが考えられます。
ですので、応募が多いということに越したことはありませんので、出来るだけ多くの人に選んでもらえる求人内容にするようにした方が良いと思います。
多くの人に応募してもらえる求人内容とは
それでは実際に多くの人に応募してもらえるような求人内容というものはどんな内容のものなのかということについてですが、私たちの会社の場合ですが、まず、細かいことは書いたりはしません。
もちろん虚偽の内容を掲載するということはやってはいけませんので、事実のみを掲載するようにしています。その中で、できるだけ条件を良くして、応募者の目を引くように心がけています。
同業他社の求人内容を参考にするということも大切な方法だと思います。
やはり、収入の面や、休みの日数などについては、他社より劣っていたら、印象としては、かなり弱くなってしまいます。応募者も、できるだけ条件のよいところで働きたいと思うことは当然ですので、条件については少なくとも同等やもしくはそれ以上の条件になるようには気をつけるようにしています。
動画でイメージをつけてもらう
昨今の日本は、若い世代の方々は、ツイッターやインスタグラムなどのSNS機能というものが大変流行しています。ですので、求人も、紙面ではなく、そういった機能を活用していくべきであると考えています。
特に、介護、福祉業界では、これからの業界を引っ張っていくような若い世代の力というものは絶対に必要になってきますし、若い世代は、長く勤めてくれるということにもつながっていきますし、将来、この若い世代の人たが社会の中心となっていく人たちでありますので、とにかく、若い世代の獲得は必須になってきます。
ひと昔前ではなかったような方法ですが、今の若者たちのツールともなっているツイッターや、インスタグラムを利用するということは重要な方法になるのではないでしょうか。
やはり、就職に関しては誰しもが不安を抱えていると思います。会社に入ってから、思っていたイメージと違っていたらどうしようということや、どんな雰囲気の会社かは働いてみないとわからないから不安であるということや、仕事内容がわからないので続けていけるか不安であるということは、当たり前に思うことです。
そこを、文字によって説明されるのと、動画や写真などで、実際に職場の風景や、社員の働いている姿などがわかるのとでは、どちらがイメージが湧くのか、さらには安心できるのかということを考えたときに、やはり、写真や動画で見た方がよいと思います。
また、それが若い世代からのたくさんの応募という理想的な状況へとつながっていくと思っています。ですので、応募者の側に立って、応募者の気持ちになって、どのような求人内容であれば、イメージが湧いて不安なく、応募しようという気持ちになるのかということを真剣に考えていく必要があるのではないかと思います。
それができる企業はやはり、応募者数も多い企業となり人材獲得も有利に進めていけると思います。