ビジネスツールとして世界ナンバーワンのシェアを誇る「Salesforce」は、ビジネスにおいて様々なメリットをもたらしてくれます。
前編に引き続き今回は、より詳しく「Salesforce」の魅力と経営戦略について説明します。
Salesforceの利便性
世界シェアナンバーワンであるビジネスツールとしての「Salesforce」には、様々な利便性があります。
「Salesforce」の魅力や利便性については、SaaS特有の様々な点があることは前編でも触れてきました。
更に利便性をさらに高めるものが「Salesforce」にはあり、「Salesforce」の能力を最大限に活用する手段でもあるのです。
それがアプリケーション開発を可能とさせた「Force.com」です。
「Salesforce」には、元より様々な機能が存在しますが、アプリケーション開発により、より業務に沿った仕組みを作ることができるのです。つまり自由度の高さもまた魅力の1つなのです。
「Salesforce」の開発アプリケーションである「Force.com」は、開発のプラットフォームさえもウェブ上で行えるという素晴らしいもので、まさに至れり尽くせりの状態。
「Salesforce」に必要なものは、全て揃っているということになります。つまり利用者としての企業ではOSや開発環境さえも整える必要はないのです。
このようなアプリケーションを「PaaS(Platform as a Service)」と言います。
既に用意されているForce.comを使用することによりスピーディーな開発を行うことができるのです。開発に必要な要素としてデータベース、ユーザーインターフェイスの定義、外部連携機能なども揃っている為、開発工数さえ大幅に縮小させることができるというわけです。
Salesforceの特徴として、必要とされる機能を自ら選択することができる為、余計なコストがかかりません。
料金制度は従量課金性ということで、各企業によって異なる様々なニーズに対応できるというわけです。つまり、Salesforceの便利な機能を使えば使うほど高く、逆に使用用途を絞ることにより安価に抑えることも可能なのです。
その為、多くの有名企業や一流企業、大企業がSalesforceを採用していますが、実は、そのほとんどが中小企業でその割合は3分の2以上にも及びます。
企業規模に関わらず「Salesforce」が活用されていることは、多くの企業が高い効果を認めているという証拠となります。
Salesforceのメリット
世界的なシェアを誇る「Salesforce」ですが多くの企業からが選ばれているには、それなりの理由があります。
「Salesforce」を利用することによって得られる様々なメリットをポイント毎に解説していきます。
【ハードが不要】
企業側にてハードウェアを用意する必要は全くありません。ハード機器のメンテナンスを考慮しても利用価値は十分にあります。
【セキュリティ】
ウェブ上のシステムていうことで、セキュリティ面で心配かと思われがちですが、「Salesforce」には高いセキュリティ対策がありますので安心して使用できます。
【コスト削減】
業務において様々なメリットを与える「Salesforce」は、コスト面でも大きな効力があります。ハードウェアなどサーバー環境も必要ないのでコストダウンに繋がります。
【効果測定】
効果測定機能も用意されていることからデータの集計などに役立ちます。カスタマイズも自由に行えるので用途に応じて柔軟に使うことができます。
Salesforceの製品
「Salesforce」にはビジネスで即、役立つ多くの製品があります。
【営業】
顧客情報管理、ビジネスレポートの作成、売上予測など営業にまつわる様々なデータを一元管理します。登録した情報に基づき迅速に分析します。
【マーケティング】
メール、モバイル、ソーシャルメディア、Web広告などマーケティングに関わる機能を装備し顧客とのコミュニケーションをサポートし集客に役立ちます。
【サービス】
主に問い合わせ管理業務などに役立ちます。コールセンターの顧客対応などの効率化をはかれます。
【コミュニティ】
コミュニティデータの共有やユーザー間のコミュニティ活性化に効果があります。
【分析】
情報の収集・分析を迅速に行い適切分析結果を出力します。
【アプリケーション】
Salesforceの開発プラットフォームは、より自由に業務のニーズにあったシステムを構築できます。外部のデータベースやアプリケーションとの連携も可能です。
上記の通り「Salesforce」には、様々な業種に対応できる製品が用意されています。ここでご紹介した製品は全てではなく、その他にも存在しています。