企業や店舗などのお悩みが「集客」。集客にはマーケティングが関連していて、どちらも必要です。
今回は、集客に対し苦手意識がある方や、上手くできない方、まだやったことのない方の為に、どうすればよいのか、その考え方を説明していきます。
何の為か?改めて考えてみる
集客やマーケティングというものについて感心がある方は、自分がオーナーとしてお店を経営していたり、会社のマーケティング部門に所属している方などがいらっしゃるかと思います。
ここ数年、企業においても経営戦略、営業戦略の重要な要素としてマーケティングを重視する企業が増加しています。
これだけの情報社会ともなれば、日々溢れている情報の有効活用を考えるのは、当たり前のことかもしれません。
特にお店の経営者にとっては、売上に直結する集客については日々考えていることの1つとなるでしょう。
「集客」と一言で言っても実はかなり難しいことでもあるのてす。実際にお店を経営されている方なら、その苦労は身にしみて感じているのではないでしょうか。
お店に人が思うように集まらない、商品やサービスの売上がなかなか伸びないなど、集客面で上手くいかないとお悩みの方に不足しているのは、実は集客とマーケティングの本質的なことが原因だったりします。
まず、はじめに考えていただきたいのが、そもそも集客やマーケティングは、何の為に行うのか?ということです。
恐らくその答えとしては、売上を伸ばす為とか、お店を繁盛させる為とか、商品やサービスを多くの人に買ってもらう為ということが多いのではないでしょうか。
しかし、この考え方は、売手としての志向であり、売る側の都合だけなんです。そのような考えでは、集客については失敗します。
では、企業やお店の本来の目的とは、なんでしょうか?民主主義における競争社会の中では事業を行うものとしては、利益を上げることも確かに重要です。
しかしそれだけではありません。実は本質的に大切なこととは、顧客を満足させることなんです。つまり、顧客にいかに喜んでもらうかということを考えます。
マーケティングの本質とは
マーケティングとは、実は顧客の欲求を満たすことそのものなんです。
そもそも企業や店舗は、顧客に何かしらの価値観を与えることにより喜びを与えることなのです。言い換えれば社会貢献とも言えますが、人が人を喜ばせる為に事業は、存在価値があるのです。
そのように顧客第一という目線で物事を考えた時に、マーケティングにしても集客にしても、これまでとは全く違った考え方ができるはずなのです。
違う視点から物事を考えるだけに人の思考や意思は想像以上に変化するものなので面白いものてす。
そして企業や店舗などは、競合他社をライバルとして打ち勝つという意識よりも、顧客にできるだけ選ばれ続けるような商品開発やサービス提供をすることを第一に考えましょう。
このようにマーケティングとは、「顧客」第一目線の考えが全てなのです。
このことを根底に意識づけて考えていくと、そもそもの企業の理念や目的などを見直すことに繋がり、自社の商品やサービスへの自信へと自ずと繋がるというわけです。
裏を返せば自社の商品やサービスに自信がある企業や店舗では、その自信に比例して顧客の満足度も高いはずであると確信しているのではないでしょうか。
以上のような考え方やマーケティングそのものの本当の意味を理解することによって集客は売り手側である企業や店舗の為ではなく、顧客の為に集客をするのだということが本質だということが理解できるのではないでしょうか。
「集客は自分の為でなく相手の為」この考えに驚いた方は、今回のこの記事を読んだことによって考え方の修正ができたことは幸いなのです。
もしこの先も誤った認識をしていたなら、いつまで経っても集客は改善されず売上も変化しなかったわけですから。
これまで意識が全く真逆だったということは、これまで効果が今ひとつだった集客方法にも改善点があることに気がつくはずです。
自分の売上ばかりに執着すれば、肝心なことがすっぽり抜けてしまいます。
更に結果がでなければ、視野も狭まり焦りも生まれ良いことは何一つありません。
基本的に集客・マーケティングは「顧客」の為、この概念をいつでも忘れないようにしましょう。
顧客目線の思考
更に一歩突き詰めたマーケティングの考え方をするとならば、次のステップとしては顧客が商品やサービスを買う理由を考えてみましょう。
この考えをするには、自分が消費者の立場だったらどんな物を欲し、何に価値を見出すかを考えればわかることです。
お店のオーナーや会社経営者という立場になれば、どうしても売り手としての意識が強くなってしまうものです。
そこをリセットし、常に買い手としての立場から物事を考えるようにします。
この考え方は、普段の意識づけで変えることができます。毎日の生活の中で常に買い手意識の考察を意識すれはアイデアも膨らみ、前向きな答えが導き出せるというわけです。
考え方を変えていくのは、実はなかなか難しいものです。大人なら尚更難しいものです。しかし、これは訓練だと思えば少しずつでも変えていくことは出来ます。