売上を増やしたい！お客さんを増やしたい！と考えるお店経営者、オーナーなら常に頭にあることではないでしょうか。
集客手段はいくつもありますが、集客効果に影響するのが「口コミ」です。今回は、そんな「口コミ」についての集客効果を考察していきます。
「口コミ」ってそもそも何？
お店のオーナーさんや経営者の方なら、新規顧客の獲得をし、売上アップに繋げたいと考えるのが普通ですね。
自分のお店が多くの人に知ってもらえば、それだけ来店数の増加は期待できます。お店を経営している以上、まずはその存在を知ってもらわなければ意味はありません。
お店を知ってもらう為の宣伝活動や集客施策などは積極的に顧客に対し行いアピールする必要があります。
集客方法にも様々な手段があります。キャンペーンやイベントの開催、クーポンの発行、チラシや販促品の配布、ホームページやウェブ上での宣伝などです。
しかし、集客の為の販促活動については、それなりにお金もかかります。例えお金をかけたとしても効果が必ず現れるというわけでもありません。
できることなら販促費や広告費は抑えつつも、確実な集客効果は欲しいものですよね。
そんな都合のよい集客方法ってあるの？と思いませんか？実はあるんです。
それが「口コミ」なんです。
まず、はじめに基本事項として、この「口コミ」に対しての定義を説明します。
口コミとは、「物事の評判などに関する噂」のことを言います。
この「口コミ（クチコミ）」という言葉は、造語の1つなんです。「口頭でのコミュニケーション」と言う意味の略語なんです。
「口コミ」が広がったのは、ネットの発達が影響しています。
様々な情報がネットには、溢れていますが、一般の消費者や利用者からの生の声がネット上に刻々とアップされています。
例えば、
「あの駅前にオープンしたラーメン屋さんは、美味しい」
「あのカフェはおしゃれで雰囲気がとっても良い」
など、お店の感想や評価がネット上にあげられるわけです。これは、口頭での「クチコミ」と同様で知人、友人に会話の中で口頭で伝える感覚と全く同じです。
現在では、飲食店であればグルメサイトや店舗の検索サイト、Facebook・Twitter・InstagramなどのSNSなどへの投稿も活発で、コメントや評価だけではなく、料理やお店の写真なども上げられることから、お店の情報はネット上に常に公開されているのです。
つまり「口コミ」は、顧客や消費者が勝手に宣伝してくれるようなもので、お店側が知らないところで、お店をアピールしてくれるという、お店側からしたら、とってもありがたいことなんです。
「口コミ」集客が大事な理由とは
新規顧客を獲得し売上アップに貢献してくれる「口コミ」は、お店の経営を安定させ売上アップに大きな影響を与えてくれます。
そんな「口コミ集客」のメリットについて説明しましょう。
1. コストがかからない
まず、上げられるのは、販促・広告コストがかからないと言うことです。
お店（売り手）主導の販促・宣伝活動ではなく、実際にお店を利用したお客さんがダイレクトに店の良さを伝えてくれる為、コメントには信憑性が高く、コストをかけずに新規顧客を獲得できることが魅力です。
新規顧客として来店したお客さんが、評判通り満足してくれれば、リピーターにもなりやすいということです。
2. 顧客は既にお店のことを知っている。
新規顧客が実際に来店する時は、既に顧客はお店の情報を口コミから取得しています。
「口コミ」の評価によりお店へ誘導されたので、お店の良さは既に理解しています。
実際に来店した時、口コミ以上の評価がでれば、更に評価は高まるということです。
最初からお店を意識し、好意的なことから、固定客へと変化する可能性が高いです。
3. 既存客の来店頻度も増加する
口コミにより良い評価が高まり、拡散することにより新規顧客の獲得へと繋がりますが、実は効果はそれだけではありません。
新規顧客以外の既存客にも変化が現れます。口コミの影響により、お店が話題となれば、それに比例し既存客の来店頻度も向上するというわけです。
また、口コミによりお店への印象が強くなり、リピーターとなった顧客には、お店への愛着も高まるのです。
4. 広い範囲で拡散する
ネットやSNSでの口コミは、お店の近隣だけでなく、全国各地いや全世界に対して情報を発信できる魅力があり、多くの人にお店を知ってもらうことができます。
その為、顧客は広い範囲から獲得できます。
「口コミ」で話題になった美味しいものを、ぜひとも食べたいという方が、全国各地の遠方から足を運ぶなんてことも普通に起こりえます。
また「口コミ」が発端となり、行列のできる人気店になることも夢ではありません。
上記のように、「口コミ集客」には、予想以上のメリットがあり、一度火が付けば一気にブレイクする可能性も秘めています。
販促費・広告費の削減というだけではなく、お店にとっては、かなり大きな影響力があるのです。