情報社会の現代において情報取得の手段としてインターネット検索のニーズは非常に高い反面、情報への信憑性に疑いがあるということが現実です。
というわけで今回は「現代人は、とにかくググル!ネット情報の信憑性とは?【後編】」というテーマで【
前編】に引き続き、更に深く解説していきます。
ネットとテレビの情報の違い
インターネットの活用は、大人だけでなく子供も活用している時代です。
インターネットに対しての意識は、大人よりも子供のほうが抵抗がないのです。
生まれた時から既にインターネットが存在していることから普段からインターネットは生活の中で自然と利用しているからです。
しかし、そんなネット世代の子供と言えども実はネットよりもテレビの情報への信頼度が勝っているのです。
インターネットへの抵抗感が全くない小中学生の世代を「デジタルネイティブ」と言います。
小学生でも自分のほしい情報は、自ら検索するのですが検索サイトとして利用されているのは主に「Yahoo!」ということなんです。
小学生の場合は、リサーチという感覚よりも、興味の高いカテゴリをセレクトするという感覚的なようなものとなります。
しかし、小中学生でさえもネットの情報については、鵜呑みしていないということです。
今やニャースや話題の即時性や、情報量としてはテレビよりもネットの方が高いのです。メディアをリードしていくのはネットからという状況にも関わらず、情報の信憑性については、テレビのほうが勝っているのです。
というのもネットの場合は、情報の出所が匿名であったり不明確な情報もあります。
個人からの発信であったり、噂が蔓延しているのがネットです。
テレビの場合は、出どころはテレビ局であり、番組や制作会社であり、ニュースなどの情報を伝えるニュースキャスターやコメンテーターについても名前も顔もはっきりしている為、情報に対する責任の所在がはっきりしていることから信憑性の高い情報と言えるのです。
しかし、テレビはエンターテインメント性もありますので、行き過ぎた報道やバラエティ番組などでのヤラセ疑惑などもあり、こちらも全てが真実の情報だと断定はできません。
検索結果とSEO
これだけ情報量の多い現代のネット社会において、検索結果の上位の情報でさえも信憑性には欠けるのです。
インターネットの検索結果上位であれば信憑性の高い情報であると考える方がいらっしゃるかもしれませんが、これは誤解です。
そしてそのように考える方は、実際にまだまだ多いのです。
インターネットの世界では、もはや常識となっているのが「SEO」です。
サイト管理者や運営者なら、皆さんよくご存知のことかと思います。サイト管理者の方なら「SEO対策」には、いつも頭を悩ませているのではないでしょうか。
企業や店舗のサイトであれば、「SEO対策」は必須のこと、どの企業でも注力しています。
「SEO対策」をしっかり行うことにより、検索サイトへの上位表示が可能となり多くのユーザーの目に止まるようになるのです。
最近では個人でもブログの「SEO対策」をしっかり行っています。
つまり検索結果のランキングは作られたものであるし、作ることもできるのです。
検索結果は結局のところ「SEO」次第ということになるのです。極端な「SEO対策」により検索上位にするという発信者側の都合となっており、ユーザー側の都合ではないのです。
しかし、インターネットの世界は常に進化を続け変化も激しいのです。その為、「SEO対策」もずっと同じことをやっていれば良いというわけではなく、今のネットに合せた「SEO対策」が必要とされるのです。
そのようなことから検索結果の表示順には信憑性については、全く関係ないということが言えます。お金をかけて「SEO対策」をすれば、検索結果は変えることができるのですから。
検索結果が上位となるのは、ランキングサイトや比較サイトなどのサービスが上位に来ている傾向があります。
これらのサイトは、様々な情報が溢れるネットの傾向を見る為の情報サイトですが、ランキングサイトといえども安易に信用してしまうことは注意が必要です。
信頼できる情報とは
インターネットの情報の信憑性の低さについては、ユーザーの意識も、それを了承して検索をしていることは前提であるのです。
そして検索結果の表示順や検索エンジン上位のサイト、ランキングサイトなども、さほと当てにはならないこともわかりました。
では、信頼できるネット上の情報をどのように信頼できるものとして判別すればよいのでしょうか?
ポイントをまとめてみました。
- 情報の発信元が明確である
- 客観的に判断できるデータがある
- 文面や内容に整合性がある
- 問い合わせが可能
- サイトの更新頻度が高い
上記の条件を満たしているサイトからの情報は信憑性が高いと言えるでしょう。
その為には、情報の内容をしっかりと精査する必要があります。