世は歌に連れ、歌は世に連れ。どんな時代にもヒット曲は生まれるわけですが、「歌」というものは、人の心に栄養を与えてくれるもの、そして歌えばストレス解消にもなります。
というわけで、今回は「カラオケボックス」の集客手法とマーケティングについて解説していきます。
カラオケボックスの集客手法とマーケティング①【アミューズメント性】
皆さんは、「カラオケボックス」には最近、行きましたか？または、行ったことがありますか？
密閉された防音室の中で大音量で歌うことができる異空間であるカラオケは、行ってみると思った以上に楽しいものです。
しかも、最近のカラオケボックスは、機材の進化などもあり高音質でゲーム制作のあるものもあり、エンターテインメント性も備わっています。
また、単に歌を歌って楽しむだけではなく、カラオケボックスではドリンクやフードメニューなども提供されており、歌って食べで飲んでができでき、しかも完全個室で防音の為、居酒屋と違って少しくらい騒いでも周りの顧客に迷惑をかけることもありません。
気心の知れた仲間との忘年会などでも、カラオケボックスの利用ニーズは高まっています。そんな顧客需要の高まる年末年始にかけてカラオケボックスもあの手この手の集客を仕掛けてきます。
冬場などは、鍋のカラオケのセットを展開しているカラオケボックスもあります。
というわけでカラオケボックスの集客手法とマーケティングの1つ目のポイントとなるのが「アミューズメント性」です。
カラオケボックスというのは、通常の飲食店とは異なる差別化が「カラオケ」の存在によって既になされています。
この飲食店にはない強みを活かすことこそカラオケマーケティングの特徴であり、集客手法もカラオケボックスならではの攻め方もあるのです。
カラオケボックスのマーケティングを考える上で、まずはその本質を知る必要があります。
前述のようにカラオケボックス業態は、部屋とカラオケ機器などの設備を単に貸すだけの「施設提供サービス」ということではなく、実はお客様が仲間や家族とコミュニケーションをはかる為の参加型のアミューズメント施設なのです。
つまり一種のレジャーとして「楽しさ」を提供することが、本質です。単にドリンクや料理を提供する飲食店とは、全く意味合いが異なるということです。
そのことから、カラオケボックスのマーケティング的集客手法を考える上では、「カラオケ」を中心に考えるのではなく、「楽しさ」をいかに提供するかということを考えるのです。
どうすれば、カラオケボックスに人を呼び込むことができるのか？それは「カラオケボックスは、楽しいところ」という意識を持ってもらうことが大切になるのです。
カラオケボックスの集客手法とマーケティング②【具体的な集客手法事例】
2つ目のカラオケボックスの集客手法とマーケティングは「具体的な集客手法事例」について解説致します。
前述の通りカラオケボックスの1つ目のポイントとして「アミューズメント業」であるカラオケボックスは「楽しさ」を提供することが基本的な集客手法となります。
その為には、施設の整備やサービス内容、イベントなどの開催による集客など総合的に見直す必要があります。
カラオケボックスの競合となるのは、なにもカラオケボックスのみではなく居酒屋やパブなど様々な飲食店なども対象となります。
それらの飲食店より付加価値を向上させることがカラオケマーケティングには必要とされるのです。
カラオケボックスの集客手法の基本として次のような点を見直しましょう。
1.スタッフの対応
カラオケボックスは、お客様ありきのビジネスです。そしてサービス提供し、顧客と直接接する機会もあります。その為、顧客と直接触れ合うスタッフの対応はとても重要なものとなります。
スタッフは常に笑顔を絶やさず、明るく接客することが大事です。
2. 店舗の整備
多くの集客が見込まれるカラオケボックスでは、いつでも清潔できれいな状態に整えておく必要があります。
特に新規顧客に対しては、お店の清潔さは非常に重要なインパクトを与えリピート率にも繋がります。
3. 設備の充実度
カラオケボックスに来る以上、カラオケが目当てなわけですから、カラオケ機器や音響設備の良し悪しは関係してきます。
カラオケ機器も日進月歩で進化しており、様々な楽しめる要素があります。できるだけ最新で快適な設備を揃えることが必要とされます。
4. イベント
定期的にイベントを行うことにより、変化の印象を与え、顧客に対して積極的なアピールを行います。飽きさせない店舗作りを目指しましょう。
5. 飲食メニューの充実度
カラオケボックスといえども、飲食メニューが充実しているか？料理は、本当に美味しいかを検討します。
料理が美味しければ、それだけ滞在時間が長くなり売上向上にも繋がります。
カラオケボックスの集客手法とマーケティング③【あらゆるニーズの顧客を獲得する】
3つ目のカラオケボックスの集客手法とマーケティングは「あらゆるニーズの顧客を獲得する」ことです。
カラオケボックスの集客手法を考える上では、稼働率を上げることにあります。
その為には、どんな時間帯であっても利用してもらう必要があります。
夜間であれば、サラリーマンやOLをターゲットとし、日中は学生さんやシニア層に利用してもらいやすいマーケティング戦略が必要とされます。