マーケティング成功事例として今回取り上げるのが「ポケモン」です。世界的に人気のある「ポケモン」ですが、マーケティング的に見ても非常に魅力的なアイテムと言えます。
なぜ、ヒットするのか?魅力は?その秘密に迫っていきます。
というわけで今回は「ポケモンビジネスにおけるマーケティング成功事例」について詳しく説明致します。
ポケモンビジネスにおけるマーケティング成功事例①【人気のポケモン】
「ポケモンビジネスにおけるマーケティング成功事例」というテーマで最初に取り上げるのは「人気のポケモン」です。
「ポケモン」と言えば、既に世界的人気となっています。日本発の「ポケモン文化」は、なぜ世界にまで受け入れられるようになったのでしょうか?
「ポケモン」の歴史は、1996年まで遡ります。今から既に20年前のこととなりますから、ポケモンが生まれた頃に生まれた世代も既に成人しているというわけです。
ポケモン誕生当時、小学生だった世代は既に30代となっています。つまり子供時代にポケモンに触れた世代が、そのまま大人になってもポケモンに夢中になっているからです。
そして現代の子供達にもポケモンは受けているわけで、新たなポケモンフリークが年々増加していることになります。つまり、これがポケモンが世界的に認知されており、人気がある要因です。
子供から大人まで、今や日本に限らず世界的にも拡散しているわけですから、その市場価値は計り知れないものがあり、大きな経済効果を生み出しています。
マーケティングとしても非常に魅力的なコンテンツと言えます。
「ポケモン」をさらに加速させたのが、「ポケモンGO」の登場でした。
スマホゲームアプリとして登場した「ポケモンGO」は、およそ75億ドル(約7,800億円)に達したのです。
「ポケモンGO」の配信当時は、一種のブームとなり配信開始から、数日で大人気となったのです。スマホとなると所有するのが小学生などの子供ではなく、大人となるわけですから、大人にも認められているのがポケモンなのです。
「ポケモンGO」の戦略的には、ニッチな分野に積極的に進出したことが要因となりますが、実はそれを裏付けるのも賢いマーケティング戦略があったからこそなのです。
ポケモンビジネスにおけるマーケティング成功事例②【ブランド力】
「ポケモンビジネスにおけるマーケティング成功事例」というテーマで2番目に取り上げるのは「ブランド力」です。
「ポケモンGO」によって、その価値をさらに高めた「ポケモン」ですが、既に「ブランド」として成立しています。
その歴史は20年超という時間をかけて積み上げられた結果と言えます。
「ポケモン」のマーケティング戦略の特徴と言えるのが、あらゆる形でポケモンを表現する戦略。
ゲーム、アニメ、映画、書籍、グッズなどシリーズとしての魅力もさることながら、次々と生み出すキャラクターデザインなど、新たなものを提供するたびにファンもそれを受けいれ、ポケモンブランドをここまで築いてきたのです。
その強い「ブランド力」がなければ、ポケモンはここまで拡散はしなかったのではないでしょうか。
1996年に初めて発売されたのはゲームボーイ用ロールプレイングゲームである「ポケットモンスター赤・緑」でした。
これは、当時の小中学生から大人気となり、瞬く間に大ヒットとなりました。国内販売本数は800万本超となり、その後も新作が出る度にヒットを続けるのです。
タイトルによって販売本数こそ違えど、ここまで新作が出るたびに年間販売本数も首位を獲得しているほと、その人気度は安定的です。
これまでの国内累計販売本数は7,000万本超え、売上3,000億円以上とされている巨大マーケットとなったのです。
スマホゲームアプリの「ポケモンGO」は、大人層などの新たなファンの獲得に大きく貢献しました。
このように新規ターゲット層の拡大をはかるマーケティング戦略を打ち続け消費者に飽きられない姿勢と、長年の積み重ねによる進化が、さらなる「ポケモン文化」の発展を増長させ、ブランドを強固なものにしたのです。
ポケモンビジネスにおけるマーケティング成功事例③【メディアミックス戦略】
「ポケモンビジネスにおけるマーケティング成功事例」というテーマで3番目に取り上げるのは「メディアミックス戦略」です。
ブランドを形成することに成功し確固たる地位を築いた「ポケモン」ですが、ゲームファンのみでなはく、年齢的にも幅広い層に知られる認知度の高い「キャラクター」へと進化をとげました。
「キャラクタービジネス」というのは、一旦その地位を築けば人々の記憶に残っているうちは、長年に渡りその存在価値を知らしめることができます。
そして「ポケモンビジネス」の戦略と言えば「メディアミックス」です。
「ポケモン」というコンセプトに基づき様々な事業を展開しています。主な事業の柱となるのは、以下の4つとなります。
- ゲーム事業
- アニメ・映画事業
- カードゲーム事業
- ライセンス事業これらの事業は、各企業とのコラボレーションを生み出し巨大なポケモンマーケットを展開しています。
マクドナルド、第一パン、タカラトミーなど国内外では、なんと450社以上とのライセンス契約を締結しているのです。