オリンピックイヤーだったということをすっかり忘れてしまうようになった2020年。
それもこれも、全ては新型コロナウイルス感染拡大の影響がありました。
経済にも大きな打撃を与える中、マーケッターしてできることとは、いったい何でしょうか。
というわけで今回は「マーケティング新時代!コロナ時代にマーケッターが立ち向かうには。」について詳しく説明致します。
マーケティング新時代!コロナ時代にマーケッターが立ち向かうには。①【世界的な危機とマーケティング市場】
「マーケティング新時代!コロナ時代にマーケッターが立ち向かうには。」というテーマで最初に取り上げるのは「世界的な危機とマーケティング市場」です。
世界的規模のパンデミックとなった新型コロナウイルス。
現代に生きる全ての人々にとって、これまで経験してきたことのないような未知の領域へ足を踏み入れています。
これまでの常識が常識としては、通用しない時代となっています。
過去に戻ることはできませんので、どのような状態であっても、その時々で最善の選択をし経済を停滞させないように努力することが国や企業などの組織、さらに個人の意識改革も必要となります。
新型コロナウイルスが世界的に経済に与えた影響は一般消費者へも大きく影響を及ぼしました。
学校は臨時休校となり仕事においては、リモートワークが推奨されました。
そしてトレンドとなったのは、「オンライン」。特に緊急事態宣言発令中には、多くの人が街から姿を消すほど、制限は徹底されました。
これまでに経験したことのない脅威のウイルスとの闘いは世界レベルでの注意喚起となり、各国ではそれぞれの対策が打ち出されたのです。
外出制限なども強制的に施行される国もあるほど、徹底した感染拡大防止策が行われましたが、その一方で経済は停滞せざるをえない状況でした。
感染拡大の第一波とされる2020年5月を目処に多くの国で外出制限を緩和する動きが見られました。
日本国内でも6月には、ほぼ全面経済再開の動きとなっていますが、経済を活性化させたとともに与えた再び感染拡大増加となっています。
経済をとるか感染を防ぐかどちらをとるかが、非常に重要となっていますが、多くの国の方針としては、今後どちらも同じく行っていくスタンスで行っていく意向です。
新しい生活様式が提唱される中、日々の暮らしそのものを見直す必要が出てきました。
3密を避ける為のソーシャルディスタンスの徹底、マスクの着用義務、イベントの自粛、教育カリキュラムの変更、働き方の改善など実に様々な変化が起こっています。
実際には、まだまだこれから大きく変化は起こるものとされています。
特に第二波の感染拡大が広がった場合は、さらなる意識改革が必要になるのは必至と言えます。
2020年7月現在、新型コロナウイルスに対しての効果的なワクチンや薬というのは、今のところまだ完成していません。
各国各所で独自にワクチンを開発し臨床試験にまで進んでいるとの報道もされていますが、未だに未確定であることは、変わりありません。
そのような状況の中で最悪のケースを想定し、体制を整えることはリスク回避として常に意識しなければなりません。
生活様式様式や常識が変われば、当然ニーズも変わってきます。
となると売り手である企業としては、これまでと全く同じ手法では、通じないのです。
様々な変化により社会的な混乱が続く中でも、その変化に柔軟に対応していく必要が企業には、求められるのです。
このような社会の変化に応じて企業のマーケティング担当者も市場へのアプローチを変えていく必要があります。
マーケティング新時代!コロナ時代にマーケッターが立ち向かうには。②【マーケッターの役割】
「マーケティング新時代!コロナ時代にマーケッターが立ち向かうには。」というテーマで次に取り上げるのは「マーケッターの役割」です。
そもそもマーケティングの必要性とは、いったい何でしょうか?
あらゆる物が溢れる時代、商品は黙っていても売れない時代です。
いくら良いものを作ったとしても、その存在を世間に知ってもらわなければ価値はないのです。
これだけの情報社会において、何もしなければ、その存在は埋もれてしまうのです。
そんな物の売れない時代にてマーケティングの役割は非常に重要なのです。
売れない時代に、何もしなくても売れる状態を作ることがマーケティングの成果となります。
企業として成果をあげる為には、マーケティングは欠かせないものとなっています。
そんな中、時代のニーズを受け止め、多くの企業が注目刷るのがテクノロジーの活用です。
特に外出自粛期間中においては、様々なことがオンライン上で行われるようになりました。
ここでの大きな変化というのは、交渉や商談、取引などの契約においては、リアルでの対面によることがスタンダードとされてきました。
しかし、結果的にそのような人と人とのやりとりは、双方で認識しあえれば結果的にはよく、リアルだろうとオンラインだろうと結果的には変わりはないという結論にたどりついたのです。
これまでのリアルでの対面式によるやりとりは、ある意味、慣例的な要素が強かっただけとも認識できるのです。
特に慣例や風習を重んじる傾向にある日本人にとっては、1つの「こだわり」が、ある意味、歪んだ常識を作っていたのかもしれません。
そして経済をとめない為には、リスクマネジメントが必要になってきます。
どんな状態であっても経済を止めないことが必要なのです。
それにはテクノロジーの活用が必要とされ、オートメーション化できるものは、できるだけオートメーション化することが望まれています。
デジタル化の進む現代社会においては、多くの企業で行われる業務として、データ整備などの業務が多くの割合を占めていますが、これらの業務を人間に変わりオートメーション化させるRPAの活用も既にはじまっているのです。
さらにAI(人工知能)などのテクノロジーを活用したAI搭載のデジタルマーケティングなどが進んでおり、マーケティングにおいてもデータ分析などでオートメーション化が進んでいるのです。
マーケティングにおいて重要なのは、マーケティングリサーチやデータ分析となります。
しかし、これだけの情報社会、データというのは、日々膨大な量のデータが生み出されています。
日々蓄積され塵積もるデータ郡から、自らに必要となるデータを抽出し、仕訳、その後に分析となれば、多くの時間を費やしてしまいます。
この作業をマーケッター自身が手作業で行っているようならば、マーケッターはデータ業務だけで忙殺されてしまうでしょう。
本来のマーケッターの仕事というのは、データ分析結果を材料とした「判断」が仕事です。
様々なテクノロジーを積極的に活用することによって本来マーケッターが行うべき仕事に集中させることでマーケッターの仕事を効率化させ、仕事のクオリティを上げていくことが必要なのです。
その上でマーケッターの能力を最大限に活用し変化の激しい現代において柔軟に対応していく必要があるのです。
新型コロナウイルスという脅威の前で今、マーケッターが出来ることは、経済を停滞させず、ビジネスを継続させる為の戦略を構築することです。
マーケティング新時代!コロナ時代にマーケッターが立ち向かうには。③【これまでとは違うマーケティング戦略】
「マーケティング新時代!コロナ時代にマーケッターが立ち向かうには。」というテーマで最後に取り上げるのは「これまでとは違うマーケティング戦略」です。
このような変化が激しく変化を求められている時こそがマーケティングにおいてもキーポイントとなります。
ピンチはチャンスでもあり、ニーズが変化し、さらに多様化すれば、考えられる手段は実に多くのものが求められます。
危機的な状況だからこそ、アイデアというのは生み出され、今この状況で消費者がいったい何を求めているのか、「消費者目線」のマーケティングこそが必要とされるのです。
マーケティングの基本でもある消費者目線にしっかりとスタンスを移し、今本当に求められているものは、何か?企業としては、どうやったら消費者をサポートすることができるのかを考えることが必要です。
見えない未来と変わる条件の中でのプロダクトは、難しい一面もありますが、迷った時には、すぐ近くの顧客(消費者)目線と同じスタンスをとり基本に戻り軸を定めましょう。