何事を行うにしても、目標やゴールを設定することは、必要です。それは、イメージを現実化することに繋がるからです。
結果を求められるビジネスにおいてとも同様と言えます。それは、マーケティングにもあてはめられるのです。
というわけで今回は「マーケティングのゴールとは。マーケティングには明確な目標設定が必要」について詳しく説明致します。
マーケティングのゴールとは。マーケティングには明確な目標設定が必要①【マーケティングにゴールは必要なのか?】
「マーケティングのゴールとは。マーケティングには明確な目標設定が必要」というテーマで1つ目に取り上げるのは「マーケティングにゴールは必要なのか?」です。
皆さんにとっての人生の目的とは、なんですか?
また目指すべきところや目標、ゴールというのはありますか?
なぜ、このようなことを、問いただすのか?それは、物事には、予定、計画、明確な目標というの設定したほうが結果として、良くなる傾向が強い人からです。
では、なぜ、ここで良くなると断定しないのは、考え方には、それぞれ違いがあるからです。
しかし、明確な目標やゴールを具体的に設定したほうが、イメージではなく現実化する確率が上がるからです。
万物のはじまりは、イメージからと言います。イメージを強く念じる力が強ければ強いほど具現化していきます。
そして、ビジネスにおいては、数値として可視化された状態ではっきりと結果が出ることから、目標設定を設けていることによって、ジャッジができるという利点があります。
個人にしろ、企業にしろ、なぜゴールが必要なのでしょうか?
それは、「生き物」だからです。一個人という人間と、組織などの企業も全て生き物だからです。つまり、何もかもが、時間という制限の中に縛られているからです。
時間をいかに有効活用し、効率的に時間を利用するか、このことが明確な目標やゴールを設定する理由なのです。
現代ビジネスにおける重要要素の1つとして、マーケティングのはたす役割は、非常に大きいのです。
マーケティングというのは、常に主観的ではなく、客観的観点によって顧客ニーズをとらえることが重要となっています。
リアルな顧客ニーズを把握するためには、マーケティングリサーチが必要となるわけですが、消費者一人ひとりのニーズを探るには、消費者心理が関係してくるのです。
マーケティングに関わる顧客ニーズと心理との関係とは、いったいなんでしょうか?
マーケティングを仕掛ける側としては、顧客の興味を惹くため、つまり心理を揺さぶる行為が必要なのです。
そのために、マーケティング的観点からいうところで、必要なものは、「差別化」です。
マーケティングのゴールとは。マーケティングには明確な目標設定が必要②【マーケティングと差別化】
「マーケティングのゴールとは。マーケティングには明確な目標設定が必要」というテーマで2つ目に取り上げるのは「マーケティングと差別化」です。
差別化の種類としては、弱いものと強いものの2種類の差別化があるのです。
現代は、物があふれる時代となっており、他者との差別化が非常に難しいのが現状です。
物があふれるからこそ、売りにくい(売れない)時代でもあるのです。
特に業種、業界によっても顧客ニーズの差は激しく、差別化がはかりにくい企業も存在しています。
では、弱い差別化、強い差別化とこの2つの差別化とは、いったい何なのでしょうか?
「弱い差別化」は、わかりやすく「クレーム対応」です。これは、もう現実的に対応せざるをえない大王と言えます。
それに対し「強い差別化」というのは、「弱い差別化」のような言わば慢性的な改善、改良を繰返すのではなく、これまでの体制を一気に変えるような抜本的な改良と言えます。
つまり、過去との決別をし、自身のポジションを1から再構築することです。
実はこの「強い差別化」というのは、企業が存続していくためには、必要なことなのです。
同じことを継続していくだけでは、企業にとっての進化はありませんし、規模が拡大することはありません。
なぜ、企業が同じことを続けることができないのか?それは、時代によってニーズが変っていくからです。つまり、企業としてもニーズにあったビジネスを展開していく必要があるのです。
このことは、考えてみれば普通のことです。
では、そもそも「差別化」とは、いったい何でしょうか?他者との違いを作ることでしょうか?
差別化の意味としては、次のようなものとなります。
- 改良
- 改善
- 区別
- 違い
となります。
それ以外の意味としては、ポジショニングがあります。
つまり、自分の立ち位置を明確にし作ることを言います。
自分の立ち位置を作るための強い差別化とは、自身の強みを前面に打ち出した発想が必要とされます。
世の中の状況とトレンド、市場の動向などを把握し、差別化するためには、自身の強みとはいったい何かを探っていきます。
自分自身の強みを知るということは、自分自身のことなので、簡単なことに思えがちです。
しかし、実際には客観的な視点が必要となり、自分では案外気付きにくいものとされます。
例えば新商品やサービスを他社に先駆けて開発しようとするなら、現在の市場ニーズと自社の強みの接地点を見出し、自社にとって何がベストであるかを知ることが大切です。
自社の強みを活かした商品が消費者ニーズに合致し、成功できるイメージまで持つことが非常に大切なのです。
マーケティングのゴールとは。マーケティングには明確な目標設定が必要③【ニーズではなくゴールを明確にすることが必要】
「マーケティングのゴールとは。マーケティングには明確な目標設定が必要」というテーマで3つ目に取り上げるのは「ニーズではなくゴールを明確にすることが必要」です。
企業が他社との差別化をはかる上で、やはり「商品」そのものが、何と違うかというのは、非常に重要なこととなります。
しかし、現在抱える商品をまずは、売りきらなければ次に進めないという場合もあるでしょう。
つまり、変えたくてもすぐには、変えられない事情があるのです。
では、その場合どうしたらよいのでしょうか?
商品を売りたいならば、顧客に対してのアプローチを変えていく必要があります。
実は商品というのは、「売れない」のではなく、「売り方を間違っている」そのことが原因の場合があるのです。
アプローチを変えるだけで、売れない物が売れる商品に変貌する可能性は多いにあるのです。
商品とは、見せ方、売り方によって売上的には大きく変わるのです。
商品が売れない理由を考えた時、その原因の要素として大きく関わっているのが、「顧客ニーズの設定」なんです。
ニーズの設定そのものを間違っているなら当然、結果としては、ついてきません。
その時に改めて考えなければならないのは、マーケティングの基本でもある「ニーズは、どこにあるのか?」
ここを考え直し、改めて明確にしていく必要があるのです。
では、なぜ、そもそも「顧客ニーズの設定間違い」という致命的な欠点があるのか?それは、客観的になれていないからです。
つまり、ここに売り手と買い手とのギャップが生じているというわけです。
このギャップこそが、顧客ニーズとのアンマッチとなっているのです。
つまりニーズに対しての違いをどう気付くのか重要になってくるわけです。
マーケティングとは、非常に多くのプロセスがあり、どこに原因があり、どこを見直していくかを理解する必要があります。
そのための判断基準としてのゴールや目標というのを数値化し明確にしていくことが必要なのです。
本質的なニーズこそ、ゴールの向こう側に存在します。