競合ひしめく業界とされるのが「美容室」。
場所によっては、複数店舗が密集する場所も見られるのですが、どこも常に気にするのが集客ですね。
というわけで今回は「他店に負けない美容室の集客方法」について詳しく説明致します。
他店に負けない美容室の集客方法①【既存客の分析を行う】
「他店に負けない美容室の集客方法」というテーマで1つ目に取り上げるのは「既存客の分析を行う」です。
様々な業種、業界がある中で競争が一印区激しい業界もあります。
しかし、そんな競合との違いを何かしらアピールし個性を出すことで他との違いを作り集客に結びつけているのが「美容室」です。
普段の日常生活により近いところにあるサービス業の代表格とも言えます。
駅前や繁華街などでは、美容室がこぞって出店しているエリアもあり、なかなか競争の激しい運動世界でもあります。
そんな美容室は、全国での店舗数は、皆さんどのくらいあるのかご存知ですか?想像つきますか?
現在、全国にある美容室は、およそ約25万件とも言われています。
実はコンビニよりも店舗数は多いのです。
どのくらい多いかと言えば、なんとその数、コンビニの約4.5倍もあるのです。
皆さん、この店舗数を知ってどう思いましたか?まさかコンビニ以上に美容室があるなんて想像以上だったのではないでしょうか。
競合他社が多く非常に厳しい業界と言えますが、その中で生き抜いていくためには、やはり重要となるのが「集客」です。
完全なる来店型のサービス業である美容室は、オフラインでのサービス提供してかできません。
顧客がお店に足を運んでもらわなければ経営は成り立たないのです。
効果的な集客を行うためには、まず顧客をよく知ること。
それが必要です。
顧客には、新規顧客と既存顧客がいます。それぞれに対し、適切な方法でアプローチしていく必要があります。
顧客を分析することによって、顧客ニーズをよく理解することができます。
そうすることで、顧客が何を望む、どんなサービスを行えば満足できるかを知り得ることができ、それを実現できれば顧客もそれを理解し来店へと繋がるのです。
では、まずはじめに顧客を分析するとして、既存顧客から分析してみましょう。
実際に来店する顧客には、どのようなタイプがいるのかを再分割してみます。
美容室というのは、それぞれによってお店の個性も違いますし、技術的な売りや特徴というのが、それぞれのお店によって違ってきます。
来店する顧客のタイプを知ることにより、そのお店のカラーというのが逆に言えば見えてくるわけです。
顧客の年齢層、居住地、男女比など様々な観点で分析してみます。
まず、年齢層や男女比について考えてみます。
お店によって異なるのは、来店する年齢層です。若い顧客ばかりのお店もあれば、ミドル層以上の利用顧客が多いお店もあります。
学生さんか、社会人なのか?社会人の中でもOLさんなのか?サラリーマンなのか?によってもお店の雰囲気自体も変わってきます。
顧客が若い層であれば、カラーリングのニーズがあり、高齢層であれば、白髪染めが多いなど、求められるニーズは全く違うわけです。
こうなると年齢層によって美容室のニーズ自体がそもそも変わってくるということを意識しなければなりません。
ミドル層以上の男性の利用者が多いお店であれば、男性のスタイリング写真や白髪染めのメニューなどを作り、それらをアピールしていく必要があります。
このように顧客を知ることにより、お店の個性や強みを知ることができ、どんな強みを押し出していき、積極的にアピールしていけるかを把握すりことができます。
次に考えるのが地域性です。
顧客のタイプの次に、実際に来店する顧客がどこの地域から来店するのかを知ることが大切になります。
利用する人が、近所の人ばかりで地元中心なのか?それとも居住地はバラバラで様々な場所から来るのか?
これにより、どのようにしてアピールするのかが変わってきます。
この違いは、お店の出店場所によっても異なります。
東京都心の都会的な中心部にある有名店であれば、関東近郊圏から、わざわざ足を運ぶ方もいらっしゃるでしょうし、ビジネス街にほど近い場所にあるならば、ビジネスマンの利用客が必ず多いのです。
また、駅前や住宅地にある美容室の場合、訪れる顧客は、やはり近隣の住民の方が多いのではないでしょうか。
このように顧客がどの地域から来店するのかによっても、アピールポイントは変わってくるというわけです。
そして次に考えるのが既存顧客であれば、顧客がどのようにすれば再びお店に来店してくれるのか?これを顧客の立場にたって考えてみましょう。
最もわかりやすいのは、実際に再来店してくれた顧客にその理由を直接聞くことです。
これが最もわかりやすく確実です。
よくある手法がアンケートに記入してもらうことです。
来店のきっかけや再来店の理由を教えてもらうことにより、集客のヒントが得られるというわけです。
他店に負けない美容室の集客方法②【新規顧客獲得のために行うこと】
「他店に負けない美容室の集客方法」というテーマで2つ目に取り上げるのは「新規顧客獲得のために行うこと」です。
既存客の分析をしっかりと行うことにより、お店としての個性と強みを知ることができる上で、来店する顧客がどのような人達なのか具体的に見えてくるのです。
既存顧客の次には、新規顧客の集客について考えてみましょう。
新規顧客については、既存顧客と違い、新規の顧客はお店に対しての情報が全くないのです。
美容室というのは、チラシや広告によって、なんとなくのお店の雰囲気やメニュー、料金プランなどを知ることはできます。
しかし、本当に知るべき情報(顧客から見た場合)は、実際に施術を受けた感じのサービスレベルにあります。
実体験そのものの情報を得るということが実は最も美容室の顧客が知り得る情報としては、大切なのです。
施術そのものの技術的なものや、店員の接客態度やコミュニケーション能力、お店の設備やコンセプト、雰囲気など総合的にお店全体を知ることによって、顧客が次にまた利用してみようかどうかと判断することになるわけです。
このことから、これらを新規の顧客に対し与える情報としては、何がよいかを考えていきます。
まず、お店の特徴や得意分野、強みを考えてみましょう。
新規顧客に対して積極的にアピールするポイントというのは、いったい何なのか?
それを具体的に考えていきます。
女性か男性どちらの割合が多いかによって、メンズのスタイリングを増やすか、女性向けのロングヘアーのスタイリングを増やすかなどが変わってきます。
どのターゲットに対してアピールするかによって全く変わってくるというわけです。
店舗によっての特徴や得意分野を生かすことにより、顧客ニーズにマッチした集客を行う必要があります。
こうすることで、新規顧客がリピーターとなり、既存客へと段階的に変わっていくようになるのです。
新規顧客を集客する上で、最も大切になるのがターゲット分析です。
お店のコンセプトに合致したターゲット層に対し積極的にアピールし集客をしていきます。
また顧客のみならず、競合店舗を分析してみることも実は重要なのです。
近隣エリアの美容室と強みが被っていると同じような顧客の奪いあいになり、双方として強みを打ち消しあうこととなります。
そうなることがないようにお店の個性を考え、ターゲットの重複を避けることを考えます。
こうすることによって顧客ニーズにあった適切な集客を行うことができるのです。
他店に負けない美容室の集客方法③【リピーター獲得方法】
「他店に負けない美容室の集客方法」というテーマで3つ目に取り上げるのは「リピーター獲得方法」です。
最後にリピーターを獲得する方法について有効な手段をまとてみました。
- クーポン・キャンペーンの活用
- スタンプカード/次回来店クーポン
- 同行来店、紹介キャンペーン
- SNS利用キャンペーン
これらの方法は、クーポンやキャンペーンという顧客にとって再来店を促す手段として有効です。
顧客にとって「お得」な情報を与えることにより、再来店を促していくのです。
これらの方法は何も全く目新しいものではありません。
実際に既に多くの美容室で実践されていることです。
1つの美容室だけではなく、複数の美容室を利用している方なら、そのお店毎のポイントカードが、どんどん増えていくのではないでしょうか。
それほどポイントカードというのは多いのです。
また同行キャンペーンやお知り合い紹介サービスも顧客を増加させるには、よく利用される手段となります。