現代ビジネスにおいて常にもとられているのが業務の効率化。
日々の業務を見直すことにおいて、業務効率化しビジネスを高速化させていきます。
その手段の1つのとしてビジネスプロセスモデリング(BPM)があります。
というわけで今回は「10分でわかる!ビジネスプロセスモデリング(BPM)とは?」について詳しく説明致します。
10分でわかる!ビジネスプロセスモデリング(BPM)とは?①【ビジネスプロセスモデリング(BPM)とは】
「10分でわかる!ビジネスプロセスモデリング(BPM)とは?」というテーマで1つ目に取り上げるのは「ビジネスプロセスモデリング(BPM)とは」です。
情報社会の現代において、より一層のグローバル化が進み、ビジネスを行うには、一定のスタンダードに乗る必要が実際にはあります。
近年において、日本においてもマーケティングが重要視されるのは、こうした方がよい、こうするべきだという大きな考えの流れによる影響からであることもストレートに言うなら、そうなるのです。
ビジネスロジックというのは、言ってみれば考えられたものであります。
というようりも、経済学活動も含めた全ての人間活動、世の中全てが作られたものであるということを前提として進めなければならないことになるのではないでしょうか。
マーケティングそのものについても、実際には我が国日本が独自に生み出したビジネスロジックではなく、それをリードするのはアメリカなのです。
属国である日本は、やはりアメリカのリードのもとにビジネスロジックを学ばざるをえないということがリアルな現実となっているわけです。
ビジネスロジックというのは、たった1つだけではありません。
各企業によっても様々なアプローチがありますし、各社が自社の業務をそれぞれにロジック化していく必要があるのです。
それらのロジックにより、ビジネスは、より効率化されていきますが、誰にとってもわかりやすくすることがビジネスの「可視化」です。
可視化することにより、よりビジネスが明確になり、はっきりとしたイメージを共有することができるのです。
そのようなビジネスの可視化する手段の1つとしてあるのが、「ビジネスプロセスモデリング(BPM)」です。
BPMの概要、流れ、ビジネスにおける活用面でのメリットなどについて、具体的な流れにそって詳しく説明していきましょう。
ビジネスプロセスモデリング=Business process modelingとなり、略して「BPM」となります。
企業内において様々なセクションによって行われる各業務プロセスをモデル化することです。
そのモデル化により、可視化するには、ワークフロー図を用いて的確に表していくのです。
業務の流れや進め方というものを可視化することによって、業務プロセスの繋がりや各部門での連携を明確にしていきます。
これにより、全社的な業務フローを明確に提示することで、各部門の役割に関係なく意思統一をはかることができます。
10分でわかる!ビジネスプロセスモデリング(BPM)とは?②【様々なモデリング手法】
「10分でわかる!ビジネスプロセスモデリング(BPM)とは?」というテーマで2つ目に取り上げるのは「様々なモデリング手法」です。
また、「BPM」と言うと、一般的には「ビジネスプロセスマネジメント=Business Process Management)」ととらえることが多いようですが、ビジネスプロセスマネジメントとは別物であるので、誤解のないようにはじめに認識しておいてください。
ちなみにビジネスプロセスマネジメントについても少し触れておきましょう。
ビジネスプロセスマネジメントは、企業における各業務プロセスをモデリングし、業務を効率化且つ最適にサイクル内で行えるようにすることです。
結果的に、プロセスをモデリングすることによる評価は、企業価値全体を高めることに通ずる手法と言えます。
ビジネスプロセスマネジメントの1つの手段としてビジネスプロセスモデリングが存在するのです。
さらにもう1つ付け加えるとするならば、「BPMN」というものもあります。
BPMNは、Business Process Model Notationの略で、ビジネスプロセスの表記法の1つおなります。
OMG(Object Management Group)による国際基準化が進められています。
BPMNの特徴となるのは、わかりやすい業務フロー図を用いることです。
「〇」や「→」などの記号を用いることにより、誰にでもわかりやすい直感的に図式化します。
企業内における各部門間の連携をスムーズにし、共通言語としての役割を果たすことになります。
システム開発においても、設計段階から実装までの期間短縮という効率化を生み出すことにも繋がります。
特にシステム開発のプロセス間に生じやすいギャップというのを最小限に抑える効果があります。
具体的には、設計と実装の間に生じやすいギャップを埋めてくれるのです。
BPMNを理解しておく上で、忘れてはならないのが、目的に応じた3つのモデリングレベルです。
- 記述モデル
- 分析モデル
- 実行可能モデル
それぞれのモデリングにはレベルがあります。
レベル1: 記述モデル
業務プロセスと各タスクの可視化を行います。
レベル2: 分析モデル
新システム導入の際のタスクの可視化をします。
このタスクには、イレギュラーとなるタスクも含まれています。
システム導入においては、費用対効果も含め検討する必要があり、どこまでをシステムで行い、どこまでを運用などの人間がカバーするかを決めていく必要性があります。
レベル3: 実行可能モデル
新システムの導入~運用に用いられます。
10分でわかる!ビジネスプロセスモデリング(BPM)とは?③【ビジネスプロセスモデリングの手順】
「10分でわかる!ビジネスプロセスモデリング(BPM)とは?」というテーマで3つ目に取り上げるのは「ビジネスプロセスモデリングの手順」です。
業務プロセスというものは、次の要素で構成されています。
- モノ
- ヒト
- カネ
- サービス
- ITシステム従来までのビジネス、そして業務プロセスというのは、モノ、ヒト、カネの3つが基本であり、そこに結果として買い手に提供するサービスがありました。
ですが、近年では、そこに情報社会である現代において、ビジネスとして切っても切り離せないITシステムが現代ビジネスでは、必要不可欠となっているのです。
近年の企業活動の全体像を把握するには、各企業がシステム化している業務の技術基盤も場合によっては、可視化する必要性もあるのです。
では、次に具体的にビジネスプロセスをモデリングする手順について詳しく説明していきます。
ビジネスプロセスのモデリングの目的を明確にとらえておきましょう。
具体的には、企業内での業務の効率化をするために、新システムの導入から運用までを効率よく行い各部門の業務を可視化することなどがあります。
各業務プロセスにおけるアクション、タスクの洗い出しを行い、各部門、担当者を明確にしておくことが前提となります。
次に各タスクの発生する順番を明確にし、それらの順番が効率であるか適切であるかを判断します。
ビジネスプロセスをモデリングする際、注意する点としては、次の2つがあります。
- 処理フローを簡素化する
- 条件分岐を明確にする
1. 処理フローを簡素化する
処理の流れをできるだけシンプルにし複雑化しないようにします。
業務フローが複雑化すると、処理自体が追えなくなるだけでなく、業務の全体像が不明確になります。
2. 条件分岐を明確にする
業務フローを見直し構築していく中で、各フローには必ず選択というものが発生します。
タスク・アクションの変化においては、必ず条件分岐が起こりますが、それらの分岐というのは、一定のルールによって判断が変わってくるものです。
ルールに従った条件分岐というものを明確にしておく必要性があるのです。