マーケティングが企業にとって重要要素として注目されるようになり、マーケティングを学びたいと思う方も増加しています。
マーケティングを知る為には、様々な専門用語から理解する必要があります。その中の1つが「CtoC」です。
というわけで今回は「簡単にわかるマーケティング戦略。CtoC/C2Cとは」について詳しく説明致します。
簡単にわかるマーケティング戦略。CtoC/C2Cとは①【CtoC/C2Cのビジネスモデル】
「簡単にわかるマーケティング戦略。CtoC/C2Cとは」最初に取り上げるのが「CtoC/C2Cのビジネスモデル」です。
皆さんは、「CtoC/C2C」という言葉をご存知でしょうか。ビジネスやマーケティングを語る上で頻繁に使われる用語なので、見たり聞いたりしたこともあると思われます。
ネットを閲覧していても、この言葉はよく見かけるのではないでしょうか。
CtoCとは、Consumer To Consumerの略語です。Consumerとは、一般消費者のことを言います。
つまり一般消費者同士の取引のこと=「個人間取引」のことです。
この「CtoC/C2C」は、近年では身近な存在となっています。特にインターネットサービスのオークションや個人売買サービスなどがそれにあたります。
具体的にはヤフオクやメルカリなどがメジャーのサービスです。取引にはスマホの専用アプリも提供されており、取引から決済、郵送の補助までとても簡単に行うことができます。
メルカリなどで一度でも取引をしたことがある方なら、おわかりかと思いますが、とっても簡単にネット上での売買ができ使いやすいサービスと言えます。
現在は、メルカリの様に様々なアプローチでの新たな「CtoC/C2C」サービスが生まれており、まだまだ新規参入の余地は残されている魅力的な市場と言います。
ネット上で個人間取引を成立させる契約、決済、売買をスムーズに行う為のプラットフォームを提供することが、役割となります。
実際の取引については、売り手と買い手のユーザー間で行なってもらうようになります。
ネット上での取引を完結させる「CtoC/C2C」のプラットフォームの基本は共通しています。その為、ビジネスモデルとしては、1つのプラットフォームとブランドを確立してしまえば、応用性別が高いという特徴があります。
プラットフォームとしては、まず売り手からのアクションからスタートします。
商品情報や希望価格を掲載し買い手を募ります。そして買い手が見つかり契約成立、売買完了となれば取引終了し、「CtoC/C2C」のサービス提供業者に手数料を支払うという仕組みです。
簡単にわかるマーケティング戦略。CtoC/C2Cとは②【BとCの違い】
「簡単にわかるマーケティング戦略。CtoC/C2Cとは」2つ目に取り上げるのが「BとCの違い」です。
マーケティング用語には「CtoC」の他、BtoB、BtoCもあります。これらについてもふれておきましょう。
「BとCの」の違いがあるのですが、「B」はBusiness=企業、「C」はConsumer=個人となります。
つまり取引の相手を誰としたのかによって異なるわけです。
企業間取引が「BtoB」、企業と一般消費者の取引が「BtoC」となるわけです。
その中で「CtoC/C2C」の取引の形は、最近特に注目されている手法ではなく、以前からあったものです。リアルな世界の取引で言えばフリーマーケットがそれに該当します。
「CtoC/C2C」が注目されるようになったのは、スマートフォンの普及が大きく影響しています。これにより、オンラインでの個人間取引が活性化した為です。
24時間、いつでもどこでも取引できる「CtoC/C2C」サービスは、個人同士の情報をシェアしやすくさせる為の最適なツールとなったのです。
簡単にわかるマーケティング戦略。CtoC/C2Cとは③【CtoC/C2Cの市場規模】
「簡単にわかるマーケティング戦略。CtoC/C2Cとは」3つ目に取り上げるのが「CtoC/C2Cの市場規模」です。
「CtoC/C2C」の市場規模は、具体的にどのくらいなのかをまとめてみました。
ここ数年の市場規模としては、約3,569億円。市場としては近年で急拡大している状況と言えます。
市場拡大の要因としては、フリマアプリの登場が影響しています。
このフリマアプリの歴史は、それほど長くはありません。
国内最初のフリマアプリが登場したのが2012年7月に登場した「Frill」でした。
同年10月には「minne」が登場し、2013年には、大手フリマアプリの「メルカリ」が登場し、一気に「CtoC/C2C」取引というのが拡大していきます。
このような市場の変化の影響は、他業者への影響も与えました。リサイクルショップなどの中古品売買取引を行う業者にとっては、フリマアプリの登場は脅威となったのです。
というのも、「BtoC」取引のリサイクルショップでは、手数料や消費税などの関係で、実は買取価格がそれほど高くないのが現状です。
それに比べ個人間取引である「CtoC/C2C」では消費税などの税金もかからず、取引相手の交渉により価格を決めることができるので、リサイクルショップに売るより、高く売れるのです。