現代マーケティングにおいて主流となっているデジタルマーケティング。
マーケティングに関わらずデジタルシフトが加速する時代においてのプロモーションや広告手段は実に多くあります。
というわけで今回は「デジタルマーケティングと広告手段」について詳しく説明致します。
デジタルマーケティングと広告手段①【インフィード広告とインストリーム広告】
「デジタルマーケティングと広告手段」というテーマで1つ目に取り上げるのは「インフィード広告とインストリーム広告」です。
現代におけるデータ活用というのは、様々なシーンで行われています。
データ活用と言えばビジネス的要素が強くあるのですが、ビジネスのみではなく、日常においても、もはやデータ活用は不可欠となっています。
あらゆるニーズに対応していく中で重要視されるデータ活用ですが、企業としては自社の顧客データを含めた外部データも取り扱うケースも増加してきました。
現在のマーケティング手法としては、デジタルマーケティングが主流と言えます。
一言で、デジタルマーケティングと言っても、その手法には、実に様々な方法があります。
デジタルマーケティングを活用した広告というのもいくつかありますが、代表的な広告手法としては、次のようなものがあります。
- インフィード広告
- インストリーム広告
- インバナー広告
- インリード広告
では、それぞれについて詳しく説明していきましょう。
【インフィード広告】
まずは、インフィード広告です。
インフィード広告とは、Webサイトやアプリのコンテンツとコンテンツの間に表示される広告のことです。
皆さんも日常でスマホの画面から、よく見ているのではないでしょうか。
Facebook、TwitterなどのSNS、ニュースアプリなどで多用されている広告です。
特に最近よく目にするここは、動画コンテンツの広告です。
テキストやバナーよりも、動きがあることで、ほんの一瞬のインパクトというのがあります。
【インストリーム広告】
次に「インストリーム広告」です。
インストリーム広告は、近年さらにその需要度が増していますが、YouTubeなどの動画サイトで表示する広告です。
大画面で表示できるタイプの広告ということで、ユーザーに対してのアピール性が非常に強いのが特徴です。
特に近年よく目にすることが多いのが「プリロール動画広告」です。
皆さんも日頃からYouTubeを見ていると、よく目にしているはずです。
「プリロール動画広告」は、動画コンテンツの再生前に強制的に表示される広告で、インストリーム広告の1つと言えます。
インストリーム型が登場してきた直後は、プリロールが非常に多かったのですが、近年では視聴前のみならず、視聴中、視聴後にも流れるようになってきています。
またその他「スキッパブル広告」もあります。
「スキッパブル広告」は、動画広告表示後の数秒後にユーザーが視聴選択をすることができる広告です。
興味があれば、そのまま見ますが、特に興味がないようなら、スキップするという動画広告となります。
「スキッパブル広告」の尺は、1分30秒~数分単位まで、比較的長い広告が多いのです。
また強制的にユーザーに視聴させる「ノンスキッパブル広告」もありますが、こちらは、TVCMと同じ尺となる15秒程度のものが多いのが特徴です。
インストリーム広告の特徴として、商品やサービスの魅力を効果的に伝えることができることがあります。
特に大画面を通して、映像、音声をダイレクトにアピールすることによる影響は、相当大きいものがあります。
皆さんがよく目にすることがあるYouTubeのTrueView動画広告というものがありますが、実はこの広告は“完全視聴単価”方式が採用されています。
この方式は広告がスキップされたり、広告の視聴が中断されるなどした場合の課金はされないことになります。
つまり広告が最後まで再生された場合か、少なくとも30秒以上再生された場合にのみ課金される仕組みとなっています。
そのため、広告投資リスクというのが抑えられることになります。
これまでのリスティング広告、ディスプレイ広告においては、CPCやCPMが主に使われていましたが、動画広告の効果として求めるのは、とにかく見てもらうことが重要となります。
そのため、このような課金形態が用いられるのでした。
ちなみに、CPCとCPMについての意味としては、下記のようになります。
CPC: クリックあたりコスト
CPM: 1,000回インプレッションあたりのコスト
デジタルマーケティングと広告手段②【インバナー広告とインリード広告】
「デジタルマーケティングと広告手段」というテーマで2つ目に取り上げるのは「インバナー広告とインリード広告」です。
【インバナー広告】
次に「インバナー広告」です。
インバナー広告は、これまでのバナー枠に配信されるタイプの動画広告です。
別名、「インディスプレイ広告」とも呼ばれます。
インバナー広告は、DSPなどの動画サイト以外の広告枠に配信できるところがポイントです。
動画サイトの利用が少ないというユーザーに対しても「リターゲティング」や「オーディエンスターゲティング」というターゲッティングで配信することができます。
1つ注意しなければならないのが、配信費用が変動することです。
動画のファイルサイズにより配信費は変動し、CPMは静止画の数十倍ともなることが特徴です。
【インリード広告】
広告手法も様々あり、いくつもの動画広告が時代と共に追加されていきますが、その中でもインリード広告は、新しい動画広告のフォーマットとなるのです。
インリード広告は、ユーザーがWebページをスクロールすることにより、動画広告が画面に表示された場合に動画再生される仕様の広告となります。
ホームページ上のメインコンテンツ中に存在していることが条件となります。
インリード広告は、インフィード広告と同様にスマートフォン向けのプロモーション効果としての活用が期待できます。
インバナー広告の場合は、広告が画面表示されていない場合でも再生されてしまいます。
これでは、見てもらうための動画を頭から見てもらえなくなるため、せっかくの動画の活用性としては、非常に勿体ないようになってしまいます。
その点、インリード広告は、動画のはじめからしっかりと再生させることができるため、そもそもの動画のコンセプトをしっかりとしたストーリー性に基づいて視聴者にアピールさせることができるのです。
デジタルマーケティングと広告手段③【動画広告とブランディングの必要性】
「デジタルマーケティングと広告手段」というテーマで3つ目に取り上げるのは「動画広告とブランディングの必要性」です。
世界的にみる動画広告というのは、どの程度実際に活用されているのでしょうか?
インターネットが世界中を巻き込む今、動画というのは、皆さんの日常の中でも既に目にすることが実に多いのではないかと言うことです。
何かを調べようと思えば、皆さんはすぐネット検索で調べることになるかと思います。その時、ブラウザを開き、検索サイトなどから動画広告が目に入るなんてことは、当たり前のようになってきました。
しかしながら日本においての動画広告というのは、実際には普及は一般的には遅れているのです。
Webマーケティング業界においては、マーケティングと同様リードしているのは、やはりアメリカとなります。
常に先をゆくアメリカに比べれば日本で普及するのは、遅れること2~3年後となっているのが現状なのです。
これだけ変化の激しい時代において年間単位でのディレイは、非常に大きな遅れとも言えます。
なぜ、これだけのディレイが起こるのでしょうか?
その要因として、まずはコストの面があるのです。
動画制作コストというのがかかること、そして動画を制作するにおいても時間を要することがあります。
TVCMを制作した経験があるという企業であれば、それなりに対応していくことも可能かと思いますが、まだ経験のない中小企業が動画広告を行う場合には、動画広告の制作そのもののハードルが非常に高いことになります。
ここで重要なのは、単に動画広告を配信するという以前に、まずは、動画を制作しなければならないという、大きな課題があるからです。