世の中には、様々なサービスがあり、それぞれに独自のノウハウがあります。
業界における集客方法とマーケティングは、非常に重要なポイントとなります。
今回は、業界の中で不動産業を例とした集客方法とマーケティングについて、触れてみましょう。
【店舗型来店サービス】
業種によっては、集客が売上に大きく影響する業者がいます。
顧客ありきのサービス業や店舗型の小売り業などは、実際に来店する顧客の数によってダイレクトに業績へと現れるのです。
わかりやすくいうところの飲食店が最たる例です。美味いと評判の店は、連日長蛇の列を作り、いつでも満席状態の大人気店と、お客が全くこない毎日暇なお店と両極端なお店が実際に存在するのです。
つまり、お客様が足を運んでくれてこそのビジネスといえるのです。
店舗型スタイルの業者も様々あります。先ほど例にあげた飲食店や小売り業などは、生活に身近なところにあり物を売る点としては、目に見えてわかりやすいです。
一方、小売り業と違い無形のサービスを提供する業者も数多く存在します。保険代理店であったり、マッサージ店や美容院などです。
これらの人に対してのなんらかのサービスを行う形で売上をあげる業者です。
その中で今回、集客とマーケティングについて例として取り上げるのは、不動産業者です。
【不動産業のマーケティング】
不動産業者は、土地や家などの売買や賃貸などの斡旋、仲介をするサービス業です。
不動産業の売り物は、形があるような無いような微妙なところがあります。
というのは、建物であれば、物は存在しますが、土地であれば、場所自体は存在しますが、建物がない更地には空間はないからです。
このように考えれば不動産業は、ある種特殊なサービスと言えるでしょう。
建物は、人間が作りますが、土地は人が作るものではありません。自然に存在し、地球の上にあるものです。
土地というスペースは人が作り出したものではありません。
人間がルールという取り決めの中で価値を付加しているだけにすぎません。
もちろん宅地であれば、整地するには人間の手間暇はかかっていますが、土地というスペースそのものは、自然と存在しているわけなんです。
そして土地の付加価値は、人間が勝手に決めています。
例えば東京の銀座などは、地価が高い為、坪単価もかなり高いんです。
一方、地方の何もないような土地での坪単価は、かなり安いです。
同じ広さを購入するのにも金額的には雲泥の差が生じます。
この価値の違いは、人間が決めているに過ぎません。いわゆるブランド力です。
利用価値が高い土地は、それなりに金額も高いんです。
付加価値を付ける基準は、マーケティングに基ずいてのものです。
【不動産業の売り物】
このような商品を扱う不動産業の集客手段は、いったいどのようなものがあるのでしょうか?
土地や建物というのは、買い物の中でも一番高価なものとされています。
スーパーに行って食材を買うのとは、意味が違うのです。スーパーは1人の人が人生で何度も利用し、買い物をするのに対し、家を買ったり建てたりするのは、普通の人であれは、人生においてたった1回だけの場合もあります。
つまり不動産は、それほどポンポン売れるわけではありません。
賃貸であれば、1人の人でも人生において何度かは利用するでしょう。
世の中で最も高価な物を売る不動産業者もまた、客商売でお客様が来てくれなければ、儲かりません。
では、どうやってお客を呼ぶのでしょうか?
不動産に関しては、必要がある人のみターゲットとなりそうですが、意外とそうでもありません。
情報を開示することにより、顧客の視線を向けさせることだってできるのです。
【不動産業者の集客方法】
不動産業者の集客方法を具体的にお教えしましょう。
不動産業者だからといって特別なことをしているわけではありません。
チラシや新聞折込広告などの紙媒体、ネット上などへの情報開示が主なところです。
現代社会ではネット利用は、集客においてもマーケティングにおいても当たり前のこととなっています。
特に不動産ではネット媒体の利用は当たり前のこととなります。
ネット媒体へお金をかければかけた分だけ、契約も決まりやすいのが現状です。
具体的に不動産業界では大手物件紹介サイトへの情報登録は必須となります。
具体的には、SUUMOやHOMESなどへの登録は、もはや必須です。
更に自社サイトやブログ、SNSなど畳み掛けるようなネット攻勢がポイントなのです。