ここ最近、地震や台風などの天災などが多くどこに住んでいても安全とは言えません。その他、生きていく上でのリスクとして健康面の問題もあります。
いざという時、便りになるのが「保険」です。実際に皆さんどれくらい払ってるのでしょうか?
様々な種類の保険
人生何があるか誰にもわかりません。朝、行ってきますと元気に家を出ていった家族が、事件・事故に巻き込まれてしまうような予想外のことが起こるのが人生です。
そんな万が一のことが起こった時のリスク回避としてあるのが「保険」です。
「保険」と一言で言っても様々な保険が存在します。
- 生命保険
- 医療保険
- 自動車保険
- 火災保険
など、暮らしや人生をサポートしてくれる、ありとあらゆる保険があり、種類や数も非常に多いのです。
保険についての知識が多少なりともなければ、素人ではなかなか保険の内容を理解したり、良し悪しを判断するのは、なかなか難しいものがあります。
保険は、時代を映す鏡のようなもので、その時代のニーズによりそった形のプランの商品が登場します。
保険に限らず、「今」生きている人のニーズにアンマッチな商品やサービスは売れないですから。
保険業界も現在のニーズにあった保険を設計し常に新しい提案を行っているわけです。
保険業界も保険を設計する上ではマーケティングやトレンドなどをしっかりと調査し把握しています。
最近のトレンドは、休業保険などの保険商品が多くなってきました。これは病気などにより仕事ができなくなった場合に備えての保険ですね。
仕事ができなくなれば、収入が途絶えてしまうリスクをカバーするものです。
休業保険が登場した理由は、時代背景と人口問題が関連しています。
現在、日本は少子高齢化、晩婚化、非婚化、単身世帯の増加など様々な変化の時代となっています。
特に単身世帯の増加は深刻な問題で、一人暮らしで病気になった場合、サポートしてくれる家族がいません。そんなことも1つの理由として休業保険が登場したのです。
ところで、皆さんは毎月の保険料金は、どのくら払っていますか?人生におけるリスク回避策としての保険は、入っていれば確かに安心です。
しかし、保険料もなかなかかかります。補償内容が充実していればしているだけ保険料も高くなります。
この無形のサービスの「保険」に対し、どれだけ保険料をかければ安心なのか?というのも微妙なところです。
生命保険の加入状況
様々な種類の保険がある中で最も加入者が多いのが生命保険です。この生命保険を例として考察してみます。
日本全国で生命保険に加入している人がどのくらいいらっしゃるのか、わかりますか?
実は全世帯の約8割が生命保険に加入しているのです。長い間の不景気が続き、給料も上がらないというこの時代に生命保険加入者が、これほどまで多いのは意外なことに感じられます。
生命保険に加入しているのが当たり前というのが現実なんです。このことは、日本人の気質の現れとも言えます。
やはり日本人は慎重でリスクに対しては、ある程度想定しているというわけです。
生命保険というのは、亡くなった後に保険金が支払われる保険です。加入状況や条件により保険料金はかなりの差が出ます。
生命保険の全国平均の普通死亡保険金額の平均は2,255万円となっています。
この金額について十分かどうかは、人それぞれ意見が異なることと思います。
実は、この平均額、逆に考えれば保険料として支払える無理のない妥当な金額からすると、この保険金額になるということでもあるのです。
そんな加入者の多い保険の中ではスタンダードな生命保険ですが、実は生命保険加入金額が下がっているのが、ここ最近の傾向なのです。
平成18年から平成30年の約12年の間で契約保険金額が実に1,000万円以上も低くなっているのです。
この理由とは、いったいなんでしょうか?
契約保険金額が下がっている理由とは
生命保険の契約保険金額が近年下がっている理由は、いくつかあります。
1つ目の理由は、加入者が定期的に保険料金の見直しを行うようになったからです。
現在では、様々な保険が存在し各々のニーズに最適なプランで保険内容を設定できることやライフスタイルの変化により見直すということがあります。
さらに最近では保険相談サービス店舗の増加やインターネットの発達により情報が取得でき、加入者自身が知識を増やせることも要因となっています。
つまり、保険加入者もそれなりに利口になっているわけです。
2つ目の理由は、保険料金の値上げです。保険料金が上っても加入者からすれば、支払える金額の限度は決まっています。
その為、加入し続けるならば契約保険料金を下げるなど条件を変更することになります。
というわけで様々な事情がありますが、年間払込保険料の平均は次の通りとなります。
全体: 19.7万円
男性: 22.8万円
女性: 17.4万円
全国平均は年間約20万円ということになっています。