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ステップメールとは、最近流行っているマーケティング手法の一つです。介護施設でも大変有効ですので、是非取り入れたいものです。今回は、その特徴やメリット、デメリットをお話していきます。

ステップメールの作り方と介護施設への有効性

ステップメールとは、最近流行っているマーケティング手法の一つで、資料の請求や会員登録をした方をピックアップして情報抽出をして、自動で商品購入や広告などのメールを配信するものです。

有料プランを案内したりすることもできるので、直接的な購買を促すことができます。施設を運営している方にとっては、ステップメールもとても有効な手段となります。そこで今回は、今ステップメールを検討している、あるいはその可能性がある方に向けて、ステップメールの基本的な仕組みやメリットやデメリットについてお話します。介護施設のマーケティングでこのようなステップメールを取り入れることの有効性について考えていきましょう。

ステップメールとメルマガの違い

もしかすると、ステップメールでなくてもメルマガでもいいのではないかと思われるかもしれません。確かに、メール配信という意味では、ステップメールでもメルマガでも同じ役割があるのですが、ステップメールとメルマガの最大の違いはアクションして、定期的にメールが配信されるので、このアクションの日が起点となるということです。

つまりメルマガより、その方のニーズや購入意欲により即した動きができるので、有効に購買へとつなげることができます。

ステップメールのメリット

ステップメールの最大のメリットは、見込みがある顧客にターゲットを絞って集中的に集客できるということです。正直いって、ホームページなどに訪れた人がいきなり商品購入をすることはまずありません。そういう意味でその可能性が高い人を選別できるのがこのステップメールの良いところです。

ステップメールを送ることで、双方向のコミュニケーションルートが確立されるので、購買へ直接つながらなくてもなんらかのレスポンスが見込めることが多いです。問い合わせなどだけでも増えることが期待できます。

もう一つは、ステップメールの初動アクションが良いのでリアクションが早く得られるということです。ステップメールの基本は、最初のアクションがとても素早く、どんどん情報提供をしていくということです。ステップメールで大切なのは最初の7日間で、この7日間にターゲット層に有効な情報を送ります。これによって、できるだけ最初の段階でお客様に興味を示してもらおうというのがステップメールの考え方です。

ステップメールの流れ

ステップメールの流れとしては、次のように進みます。

最初の1通目は、挨拶やお礼などです。資料請求してもらってありがとうございます、というようなものです。これはよく商品購入などをすると、購入後すぐにメールが届きますよね。ああいったものです。

二通目はは、1日後です。これは商品紹介などを含めた詳細なメールです。この時に、もし疑問があればお問合せくださいというようなことを入れておくと反応が増えます。

三通目は、3日後です。これも再度1通目の同じような内容のメールを送ります。

四通目は、5日後です。このように最初の1週間がキーとなりますで、できるだけこの時に相手の心をつかむのがポイントとなります。なかには、こういったステップ無しにいきなり携帯電話や自宅に電話をかける会社もありますが、これは迷惑がられることが多いのであまりおすすめではありません。
施設の場合、特にセールスや悪徳なところも多いので、不安がられたりすることも多いので、事務的なステップメールの方が最初は印象が良くなることでしょう。

 

ステップメールのデメリット

このように有効なステップメールですが、デメリットがないわけではありません。ステップメールのデメリットは次のようなことがあります。

メールを作るのに時間がかかる

一つ目は、メールを作成するのに時間がかかることです。情報量にもよりますが、場合によっては施設にこのメールを作れる人がいなければ、外注したりしなければいけないので時間がかかることがあります。もし、施設内に作れる人がいたとしてもわりに工数がかかるのがこの作業です。

まずは、ターゲット層に訴求したいポイントをまとめます。

そして、ターゲットはどんなそうなのか、どうやって購入(施設の場合ですと見学→入所と言う流れ)に導くかのシナリオをつくること、そして実際のメールを作り出します。

出来上がったら、メールの配信設定をしていきます。これでも1日がかりの仕事になりますので、広報や宣伝などの部署があればいいですが、通常の介護施設であればそういった部署があるところは少ないと思いますので、素人がこれを作るのもまた大変な作業となります。

最近は、定型フォームなどが準備されていますので、そういったものを使うのがおすすめです。提携のものを施設バージョンにアレンジしていくと簡単にできます。

大量の集客を狙えない

二つ目は、資料請求などが頻繁にあればよいのですが、件数が少なければ1ヶ月に数通という場合もあります。このような場合ですと、手段としては有効ではあるものの、あまり大量の集客を狙えないというのが正直なところです。そのため、この顧客を狙うには、SEO対策が最初に必要になってくるかもしれません。ホームページへのアクセスを増やさないと、そもそも登録者が増えることはないですので。

介護施設のステップメールの有効性

ではこのようなステップメールが介護施設のマーケティングに有効なのかということですが、

答えから申し上げますと、大変有効です。

というのも、介護施設のような費用が高額にかかるようなサービスの申し込みは、衝動やその場の思い付きで購入できるものではありません。そのため、こういった地道な働きかけで、まずは信頼関係を得ていくようにするのが確実な方法と言えます。

ステップメールの具体利用例

まずは最初のメールがとても肝心です。ここでターゲットとなる顧客の心をつかむことが必須です。

 

あいさつメール例:

○○さま

この度は、当施設の資料請求を賜りましてありがとうございました。
資料の方は、本日早速、ご指定のご住所の方に送らせていただきましたので、ご確認のほどよろしくお願いいたします。

尚、資料のほうをご覧いただきまして、疑問や質問等がございます場合はいつでもご連絡ください。
また、当施設ではいつでも見学や内覧を受け入れております。
もし資料だけでは分かりづらい、実際の施設の見て様子を知りたいということがございます場合は遠慮なくそう仰ってください。
施設ではスタッフ、入居者様の関係を大切にしておりますので、ご来所いただけましたらすぐに実感していただけると思います。

それではどうぞよろしくお願いいたします。

××
施設長 △△

 

まとめ

このようにステップメールがとても有効な手段であることはお分かりいただけたと思います。

ただ、やみくもに資料請求があった人に送ればよいというものではありませんので、タイミング、内容などをよく検討し、次のアクションを誘発するような流れを作ることがステップメールではとても大切なこととなります。


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