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会社で人事部に所属しています。
毎年、新人を発掘することに非常に苦労をしていた弊社が、会社がある地元の高校、高専から会社にインターンシップに来てもらい、わが社に入社する意欲をかきたてています。
その実際に行なった戦略、施策をご紹介いたします。

その場限りの人材確保では会社がもたない!インターンシップで効率的な求人をする方法

人材が足りない時に慌てて募集をかけて、必要な人数を補充するだけの採用活動になっていませんか?

人材を募集する方法として、色々なマーケティング方法があるかと思います。しかし安直なマーケティングでは優秀な人材を確保することができません。

優秀な人材とは、同じ仕事に就いている大多数の社員と比べて、ずば抜けてよい結果を出す“ロックスター”のような人です。

優秀な人材は、職業倫理を理解し、人と係わることが上手、さらに知的でリーダーシップに優れているという非常に貴重な存在でもあります。

そのような人材発掘をするための方法をおしらせします。

まずは会社にとってどのような人が必要かを判断する

どの組織でも良い人材を採用したいと思って採用試験をしているはずです。それなのに採用に失敗してしまうのは、組織に合う優秀な人材がどのような人か、よく分かっていないことが原因のようです。良い人材だと思って採用しても、その組織に合わない人だと力を発揮することができません。

まず必要なのは、採用担当者が組織に必要な人材を理解することです。

候補者一人にあてる採用試験の時間はどれくらいが適当でしょうか?採用試験が長くなることに採用担当者が躊躇するべきではないと思います。

なぜなら優秀な人材は、採用試験にも高水準を求めるからです。拘束時間が増えることに気を使って採用試験を手短に終わらせてしまうのは逆効果です。

面接官を変えた複数回の面接や、グループ面接は、違った角度から候補者を見ることができることから、より良い決断につながります。

また、適性検査は、感情を交えずにデータから候補者の特性を知ることに役立ちます。

そして最も大切なのは、企業に必要な優秀な人材の人物像を事前に決め、その人物像に採用担当者全員がこだわりを持つことです。

 

実際に行なった事例をご紹介します。

最終候補者に丸2日間の試験を実施しました。

候補者にセールスコールをさせた場合、その後、試験に協力した顧客に採用担当者から連絡を取りフィードバックを受けています。

そして採用面接に給与を出すことにした場合では、採用された時に実際にする仕事を1、2時間まかせ、その間に候補者のコミュニケーション能力や、仕事に対する姿勢を観察しました。

じっくりと時間をかけて、その人の職場での行動やコミュニケーション能力を観察していることです。採用試験に、これほど時間をかけるのは簡単ではないかもしれません。しかし、間違った採用をしてしまった時の苦難に比べれば、実施が大変な採用試験のほうがまだ救われます。

誰でも良い人材が欲しいと思うものですが、実際にどのような人物が必要なのか具体的にわかっていなかったり、採用試験で十分に候補者の資質を見抜けていなかったりすることが、採用を失敗する原因となります。

まずは、現在活躍している社員をモデルにしながら、組織にとっての優秀な人材がどのような人なのか特定することが大切です。そして、じっくりと時間をかけた採用試験で優秀な人材を絞り込みを実施しています。

女性に目を向け採用活動を行う

もう一つ、優秀な人材を見つけるよい方法として、女性に目を向けることも大事だと思っています。

子育てなど家庭の事情で仕事を一時中断している女性、配偶者の仕事の都合で引っ越した女性、フレキシブルな職場を探すシングルマザーを、働きたいと思っているが働けない優秀な人材はたくさんいらっしゃいます。

十分な資格や経験があっても働けない優秀な人材を引きつけるのは、他の人達と同様、やりがいのある仕事、公平な給与、そして適度な拘束時間です。特にここで挙げた女性たちは、収入よりも時間に重点を置いている場合が多くなります。

フルタイムで働ける資格や能力があっても、ライフスタイルを優先してフレキシブルな時間で出来る仕事を選んでいる人もいます。

もし企業が、拘束時間や勤務日数、勤務時間を調節することで、この人達が抱えている働けない理由を解決できるならば、優秀な人材を獲得できるチャンスが広がると考えます。

優秀な人材を見つけるには、外に目を向けて人材を探すことの他に、優秀な人材が集まりやすい環境をつくる方法があります。こちらから探さなくても、優秀な人材の候補者が、ぜひ面接を受けてみたいと思う組織にするのです。

継続は力なり!!「面接をし続けること」が発掘に近づくコツ!

面接をし続けます。

ベタでオーソドックスな回答になりますが、こちらが一番良い方法かもしれません。

本採用を担当するチーム全員が、毎月少なくとも2、3人の人と面接することを目標にしています。時間はかかりますが、それ以上の効果をもたらします。ただし、面接をし続けるということは、採用し続けることではありません。

優秀な人材とならいつでも面接をして話し合う態度をみせることによって、転職を考えている人が相談しやすい場所であるという評判を作るのです。採用活動のパターンが一度できてしまうと、それを変更するのにも労力がいります。

しかし、いつも同じ場所だけ探していると、同じような人しか集まらなくなってくることが多いものです。大切なのは、あらゆる機会を利用して優秀な人材を見つけるネットワークを広げることだと思います。

既成概念にとらわれなければ、様々な角度から優秀な人材を見つける工夫ができるのでしょう。そのために優秀な人材の候補生を学生のうちから会社にインターンシップとしてまねき、こちらの会社の理念や社会に対する貢献度などを感じてもらうことが重要です。

インターンシップから、新たな金脈人材を発掘

インターンシップを初めて、これまで20年ほど見てきましたが、インターンシップにきた優秀な人材の候補生は、半数ほどわが社に入社してきています。

そして第一線で働いてもらっています。

インターンシップ以外で入社してきた人材は、志が高すぎるのか、転職する人が多く見受けられます。

いかに、インターンシップでわが社に愛着を持ってきてもらい、信念をもってわが社で最後まで社会貢献しつつ、楽しく、誠実に仕事をしらもうことが重要だと考えています。

実際にインターンシップで入社してきた人材にアンケートをとると、入社してよかったという声が多いです。

まとめ

長文になりましたが、いかがだったでしょうか。
インターンシップで優秀な人材を事前に囲っておくこと、また細やかな面接をすることが優秀な人材を確保できる手段となるのです。


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