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企業というのは、収益をあげることを目的とした1つの組織ではありますが、組織は生き物のようでもあります。

そんな組織としての企業は地代共に変わっていく必要があります。

そんな企業が行うサービスとして注目するのが「快活クラブ」です。

というわけで今回は「快活クラブを手掛けるのは、実はあの企業!その戦略と狙いとは」について詳しく説明致します。

快活クラブを手掛けるのは、実はあの企業!その戦略と狙いとは①【快活クラブとは】


「快活クラブを手掛けるのは、実はあの企業!その戦略と狙いとは」というテーマで1つ目に取り上げるのは「快活クラブとは」です。

現代社会は、ありとあらゆる「モノ」が存在し、既にないものはないほど、便利なモノが存在しています。

製品として顧客ニーズを満たす物理的な「モノ」の他に、サービスとして顧客の心理的なニーズを満たすものまで実に様々なものがあります。

そのようにモノやサービスに囲まれた現代社会において、物は売れない時代と言われています。

その一方、情報過多の時代において、消費者ニーズというのは多様化の一途をたどるばかり、企業としては、コアな顧客にニーズに応えようと、常に顧客のニッチなニーズを探しています。

それでも新たなニーズに応えようとする多くの企業は、新たなサービスを次々と展開していくわけです。

そして企業が新たなサービスを生み出す場合に全く違う異業種から、新たなサービスを開始する企業もいくつも存在しているのです。

そんなサービスの1つが「快活クラブ」です。

皆さんは「快活クラブ」を知っていますか?または、利用されたことがありますか?

「快活CLUB」というのは、いわゆる複合カフェであり、シェアリングスペースの提供ということになります。

働き方改革、そして新型コロナウイルスの影響もあり、テレワークやリモートワークが推進される現代において、シェアオフィスとしての環境提供の場としても活用できるのです。

またエンターテインメントとして、コミック、インターネットわカラオケ、鍵付完全個室などのコンテンツが非常に豊富なのです。

さらにドリンクバーが無料、ソフトクリーム食べ放題、無料モーニング食べ放題等もあり、様々な顧客ニーズに対応しているのです。

顧客ニーズに応えるだけでなく、顧客を飽きさせないようなサービスが充実しています。

また複合カフェとしてのスペースそのものは、バリ島の高級ホテルをイメージした快適な空間を提供し、顧客に対しての非日常的な癒やしの空間を提供しているのです。

顧客としては、好きな時に訪れ、好きな時間だけ過ごした分の料金を支払えばよいというシステムになっています。

そんな快活クラブのサービスが開始されて以降、多くの人にそのニーズが受け入れられているのです。

顧客の満足度を高めるための時間と空間を提供するには、まずは顧客が安心して利用してもらうことが大前提となります。

そのためには、やはり気になるのが衛生面です。

新型コロナウイルスの影響もあることから、コロナ以前より環境面には十分配慮し清潔感を保つことが何よりも大切となってきます。

快活クラブを利用するのは、誰でも利用することができます。

但し会員制となっているため、初回利用時には、会員登録をする必要があります。

会員証を作るには、本人確認が必要なため、利用者の身分証明をしっかり確認していることから、安全対策もしっかり行われています。

ちなみに料金設定ですが、入会金として337円(税込370円)。

利用料金は、最初の30分で264円(税込290円)、10分ごとに課金される仕組みで91円(税込100円)となります。

3時間パックの場合、1,000円(税込1,100円)となっています。

また利用時間を超過した場合には、お得なパック量金に自動で切り替えされるというのが、なんとも嬉しいところであるのです。

利用料金としては、非常にリーズナブルでわかりやすい料金設定となっているため、利用者にとっても迷うことなく利用できるのです。

快活クラブを手掛けるのは、実はあの企業!その戦略と狙いとは②【紳士服のAOKIが手掛けるビジネス】


「快活クラブを手掛けるのは、実はあの企業!その戦略と狙いとは」というテーマで2つ目に取り上げるのは「紳士服のAOKIが手掛けるビジネス」です。

快活クラブを運営しているのは、株式会社快活フロンティアです。

複合カフェとしての「快活CLUB」の他、カラオケの「コート・ダジュール」、フィットネスジムの「FiT24」等のエンターテイメント施設を展開しています。

株式会社快活フロンティアは、紳士服のAOKIで知られるAOKIホールディングスのグループ企業であり、エンターテイメント事業をコアとしたサービスを展開しています。

そんな中、複合カフェである「快活CLUB」は、既に全国で436店も運営しているのです。

AOKIと言えば、「紳士服」。

そんなイメージが強烈に強く、これまでAOKIを支えできたのは、紳士服というファッション業界でのポジションでした。

しかし、近年でのファッション業界は、非常に苦戦を強いられることになり、紳士服市場そのものについても業界全体ので縮小傾向にありました。

特にここ数年は新型コロナウイルスの影響によって、在宅勤務が増加したことによって例年になく、紳士服市場の売上は極端に落ち込んだのです。

確かに会社に出社しなければ、ビジネス用の服はいらなくなるので、売上が落ちるのは仕方ないことと言えるのでしょう。

そんな紳士服市場の縮小という状況の最中、エンターテイメント事業に目をつけたのがAOKIでした。

実際にAOKIの現状としては、エンターテイメント事業の営業利益がファッション事業を上回るような状況となっているのです。

とりわけエンタメ事業の中でも好調を維持しているのが快活CLUBであり、売上高、店舗数ともに業界1位という成績を残しており、実質的にAOKIのメイン事業と言っても過言ではないとなっているのです。

紳士服の量販店をこれまでメイン事業としてきたAOKIですが、その歴史は長く、60年超という半世紀に及ぶ歴史があるのです。

しかし、今時代は変わり新たなエンターテインメント事業として売上構成比が増していることは、紛れもない事実なのです。

これまで長年に渡り、AOKIの成長を支えてきたファッション事業の他、ブライダル系、エンターテインメント系の3つの事業を同時に行っているのがAOKIなのです。

とりわけ、ブライダル事業については、時代と逆光しているような感もあり、業界的には非常に厳しい状況であるというのは、なんら変わりはないのです。

昨今の日本の社会構造の変化を見ても、状況的にその変化は著しく少子高齢化の原因の1つとなっている晩婚化、非婚化率の増加が大きな影響を及ぼしているのです。

快活クラブを手掛けるのは、実はあの企業!その戦略と狙いとは③【快活クラブが成功した理由】


「快活クラブを手掛けるのは、実はあの企業!その戦略と狙いとは」というテーマで3つ目に取り上げるのは「快活クラブが成功した理由」です。

順調な売上を見せるエンターテインメント事業の快活クラブは、複合カフェと言われる業態で、いわゆる普通のネットカフェとは、少し違うのです。

一般的なネットカフェと言えば、高速回線でのネット閲覧を売りにしてきたところがあります。

ネットカフェのニーズはインターネット創世記であれば、それなりにニーズはありましたが、ネット閲覧という意味では、自宅でも光回線を導入することも一般的となり、また外出先でもWi-Fiによりスマートフォンからのネット接続も可能となりました。

そのため、「ネット」を売りにするのは、実質的に厳しい状況となり、さらにそれ以上の価値観を提供する必要が出てきたのです。

そのため、ネットカフェは顧客ニーズを高めるために様々な価値を提供することに徐々にシフトしていきました。

ネットだけではなく、漫画を揃えたり、フードやドリンクなどを充実させることで、顧客に対して自由で快適な空間を与えることで、存在意義を保持してきました。

サービスを充実させていくことで、顧客ニーズをがっちり掴むという姿勢が快活クラブの売上を増加させたのです。

まとめ

いかがだったでしょうか。今回は「快活クラブを手掛けるのは、実はあの企業!その戦略と狙いとは」というテーマで詳しく解説致しました。

顧客ニーズを敏感に汲み取り、それを実現するという実行力というのが現代企業にとっては、最も必要なこととなるのです。

移り変わりの激しい現代において判断スピードを高めることもまた企業にとっては、重要なこと。

迷っていれば、他社が実行してしまう可能性もあり、迷いは禁物であり、ニーズを見つけたら、即実行することが求められるのです。

快活クラブにおけるビジネスモデルとしての成功例は、非常に参考すべき点が多いのですが、実際に他業種から新たなサービスを展開し成功させるのは、容易なことではありません。

また複合カフェとしての店舗形態におけるポイントとしては、いかに快適な空間を作り出すことができるかにあります。

ファッションからエンタメ事業へシフトしたAOKIの取り組みは、ビジネス転換を強いられる多くの企業にとって、注目すべきビジネスモデルと言えます。


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