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来年、開催される東京オリンピックの存在は、日本経済を刺激する良い材料となります。

2000年代に入っても長らく続いていた不景気ですが、アベノミクスなどにより、ようやく明るい兆しを見せてきたと言えますが、本当に景気は良いのでしょうか?

そんな中、現代社会は格差社会とも囁かれています。今回は格差社会の実態とマーケティングについて考察していきます。

マーケティング考察論。現代社会は格差社会。①【格差社会と時代とマーケティング】


時代によるムーブメントやブーム、マーケティングは、その時代毎の人々の意識、考え方、常識、価値観、景気動向、社会情勢など実に様々な要素によって左右されます。

現代の日本社会は、少子高齢化、未婚化、晩婚化など数多くの人口問題を抱えています。

そんな現代は、「格差社会」とも言われています。

現在、求人市場や雇用状況などを見る限り、人手不足の状況であり活況となっています。

またここ数年、安倍政権が長期政権化したこと、アベノミクスによる経済への刺激が結果として現れ景気が浮上し消費や経済動向にも復活の兆しを見せています。

そんな景気の上昇傾向の中で注目されているのが「消費格差」の拡大です。

この「消費格差」新しいトレンドとビジネスチャンスを生み出す切り口ともなり得るのです。

マーケティングをしっかりとらえる為には、現状の把握を徹底して行う必要があります。

つまり、時代を読み取るのです。時代というのは、比較的、中長期的にとらえることになります。

マーケティングを分析するのは、市場の動向と政策的アプローチの両面を見る必要があります。

環境と時間、過去と現在を見る必要があるのです。そのことを十分に理解した上で、市場に対してどのようにアプローチすれば効果的であるのかを導き出していきます。

経営戦略を練る上でも、「時代」を読むことはポイントとなります。過去のデータをサンプルとし、近い将来の進むべき方向を見つけ出すのです。

「時代」というのは、抽象的な1つのムーブメントであり、必ずその時代、時代による変化や時代の「色」というものがあります。

10年一昔と言うように、10年スパンで見れば、ライフスタイルや価値観など様変わりしているのがわかります。

1980年代の頃の「バブル」全盛期は、「派手」な印象の時代であり、「バブル」ということを「言い訳」に出来ていたような時代とも言えます。

そんな時代の雰囲気に人々の行動も変わっていきました。つまり、時代に踊らせれていたわけです。

その後、バブルは崩壊し、そこから長きに渡り日本経済は低迷の時期が続いていきます。

ここ数年、景気が上向きとされていますが、振り返れば第二次安倍政権が誕生以前の日経平均株価は、約8,000円でした。

そこから株価は上昇し現在では、2万円代となっています。これを見るとわずか5、6年で株価は2倍以上になったことになります。

この株価の伸び率を勤労者一人当たりで換算すれば、約300万円の資産増となります。

マーケティング考察論。現代社会は格差社会。②【実際に格差を実感している?】


しかし、実際にこれだけの資産の増加を実際に皆さんは感じているのでしょうか?

そして現在は「好景気」だとそもそも皆さんは、感じているのでしょうか?

実際には、皆さんそれほど「景気」が良いとは、思っていないのではないでしょうか?

しかし、株式市場では実際に2倍近くになっているという事実があります。

では、どうして多くの人が景気の良さを感じ、資産の増加を感じていないのか?と言えば、それはそもそも資産を持っていないからです。

明確に言えば「株式所有者」は、限られているからです。

このように「株」などの資産を持っている方であれば、好景気を実感することもありますが、そもそも資産を持っていなければ、景気動向などについては、蚊帳の外であり、意識すらされない状態というわけです。

実際に投資を積極的に行い、株を持っている方というのは、全体から見れば極一部なわけです。

ここて、株や不動産などの資産を持っている層と持っていない層とが存在するというわけです。

そもそも資産を増やすには、「投資」は効果的な手法です。しかし、そもそも投資をする為の資産さえ、持ち合わせていなければ、何かに投資することさえもできないのです。

経済は自由競争なので、資産を増やすかどうかは個人の裁量に委ねられると言えば、それまでです。

実際に資産を持っている富裕層は、資産を増やす為のリサーチや投資を行ったり様々なことを行っています。

逆に投資などとは、全く無縁の方もいらっしゃいます。もちろん、投資にはリスクが付き物です。

全ての人が成功する可能性はありません。むしろ失敗する割合の方が明らかに多いのですから。

かと言って何もしなければ資産は増えません。何もしなければ資産は増えるどころか減るばかりです。

こうした動きは、今後ますます増加すれば、さらに如実な格差社会へと変化していくこともあり得ます。

マーケティング考察論。現代社会は格差社会。③【中流社会が崩壊した現代】


中流社会が主流であった1980年代から90年代初頭のバブル経済期を過ぎ、様々な政策や金融緩和により既に中流社会は崩壊しています。

このような状況下では中流層をターゲットとしたマーケティングは通じなくなっています。

そのようなことから格差消費を意識した戦略をとる必要があります。

まとめ

いかがだったでしょうか。今回は「マーケティング考察論。現代社会は格差社会。」というテーマで詳しく解説致しました。

現代の日本社会は、様々な問題を抱え混沌とした状態となっています。

その中で格差の波は確実に高まっています。そんな中、国、企業、個人はどのような道を選ぶべきなのでしょうか。


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