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2020年に入り突如として浮上したのが「コロナウイルス」。2ヶ月が経とうとしているところ、ついには世界的規模の問題となり、各国の経済に影響を及ぼそうとしています。

というわけで今回は「今、この時に考えるマーケティングと景気」について詳しく説明致します。

今、この時に考えるマーケティングと景気①【改めて景気について考えてみる】


「今、この時に考えるマーケティングと景気」最初に取り上げるテーマは「改めて景気について考えてみる」です。

ここまでの日本経済は、長い低迷機を抜け、後景気とも言われる日々が続いていました。

株価について昨年は、バブル期以上の高値となり比較的、長期に渡り日経平均株価20000円代をキープするなど安定的に推移していました。

2020年と言えば、日本は「東京オリンピック」による盛り上がりを見せ、経済効果も大きく影響を及ぼすはずでした。

そして「東京オリンピック」は、日本国民全員に対しての希望とポジティブな考えを与えるものとしての指標ともなっていました。

しかし、そんな希望にも今、「危機」が起こっています。

皆さん、既にご存知の通り、世の中を大混乱させているのが「コロナウイルス」です。

この「コロナウイルス」は、これまでにない前例のないウイルスとして世界中に蔓延しています。

既に地球上の全大陸に拡散しており、留まるところを知りません。「コロナウイルス」の特徴となるのが感染力の強さです。

空気感染する「ウイルス」ということから、いつ、どこで、誰がかかるかは全くわかりませんし、どれだけの人に感染するのかさえも全くわかりません。

これまで人間と感染症との戦いは、人類史上はウイルスとの戦いであり、その度に人類は生き延びてきたのです。その歴史は長く紀元前にも高まります。

これまでも歴史的な感染症との戦いがいくつもあったのです。

2000年代となって、今回の「コロナウイルス」のような影響というのはなく、近年については非常に珍しい事象となりました。

既に経済には、多くの影響が出始めており、政府の対策や方針によって様々なところが振り回されることになるでしょう。

そんな経済を揺るがすこの時、「景気」について誰もが気になるところです。

「景気」というものは、そもそもなんでしょうか?経済状態の良し悪しを表す言葉ですが、「景気」は、何によって左右されるものなのでしょうか?

「景気」は、様々な環境が複雑に絡みあって形成されるものですが、その要因となる最小単位となるのが、「個人」なのです。

「景気」というだけあって、「気」によって左右されるのです。「個人」のマインドであったり、モチベーションが高いか低いかによって「景気」は左右されます。

「気」がポジティブならば「景気」はよくなり、ネガティブならば「景気」は悪くなります。

「気」とは、そういうものです。このように説明すれば、精神論の様にも受けとめられるかもしれませんが、これは決して間違っているわけではありません。

マーケティングを形成している要素というのは、世の中のニーズにあったものを生み出すという行為です。

つまり「生産」することにより、社会貢献や日常生活を円滑に進めているのです。

物を作る上で、必要なのは創造でありイメージです。ポジティブ思考ならば良いアイデアが生まれ、質の高いものが生まれます。

逆にネガティブ思考ならば、発展的な物は生み出せないでしょう。

万物は創造からというように、今現在、私達が生活している世の中は、当たり前のようですが、これは当たり前ではなく、人々が日々努力し生み出しているものです。

それによって価値が作られ、経済を作っています。そんな経済の動きが「景気」というわけです。

今、この時に考えるマーケティングと景気②【情報社会が及ぼす景気への影響】


「今、この時に考えるマーケティングと景気」次に取り上げるテーマは「情報社会が及ぼす景気への影響」です。

コロナウイルスの脅威により、国家レベルでの様々な対策が行われるほどの大規模な事象となってきました。

この件により、様々な日常のことに関しての日本における問題点が浮き彫りになったのも、1つの事実です。

近年、日本が抱える問題として表面化しているのは、少子高齢化です。

人口バランスの悪さは、様々なところに影響を与えています。

働き方改革という1つのポリシーも国家主導で行われています。働き方についての意識改革ということで、企業としても個人としても意識改革の途中段階でもあります。

働き方について、人口問題、ライフスタイルの変化、価値観など様々なことに変革の最中である現代、高齢化が如実に現れたことが今回のコロナウイルスの件で明確になりました。

今回の感染源の1つとして、大きな注目を集めたのが、豪華客船での感染です。

この豪華客船への参加者は、経済的にも余裕がある高齢者が多かったということです。

現代の60代〜70代は、非常に裕福で余裕がある世代だと言われています。それに対し、若者たちにお金が回らないという現状もあるのです。

これは、少子高齢化の社会を形成している日本社会の1つの要因とも言えます。

マーケティング的にも、ある意味シニア向けビジネスが大きな割合を占めていることも、1つの事実です。

このようにお金の循環のバランスの悪さが、社会構造を形成していることとなります。

社会構造が変化していくことにより、価値観は変わっていきます。

わかりやすいところで言えば、お金があればブランドにこだわり、無ければないでブランドなどには全くこだわらず、利用価値そのものに価値を見出すことになります。

これは既に如実に現れており、高齢者ほどブランドや物にこだわり、若い世代ほどブランド力や物にこだわらないことがあります。

若者が高級時計や車などに興味が薄れているのは、そのような事情と世代間ギャップの現れとも言えます。

このように世代間にて、大きな感覚の違いなどギャップが大きいところも理由となっています。

このような世代間ギャップや価値観の違いは、トレンドを形成していくことになります。

マーケティングとしては、ニーズの高いところへ自然と流れて行きます。このようにしてトレンドやマーケティングは形成されていき、景気もまた左右されるわけです。

さて、今回のコロナウイルスの影響は、想像以上にスピーディーで人々の消費行動において多くの変化を生み出しています。

根本的原因となる「感染症によるリスク」というものが、第一にあることは間違いありませんが、それをより助長させているのが「情報」です。

この「情報」によって、撹乱されているところもあるわけです。

インターネットの発展により、情報の更新頻度やスピードを加速しています。それらの情報により消費行動も左右されているのです。

小売店などでの店頭在庫に変化が現れています。

例えば、今回のコロナウイルスの影響による品不足のものとして「マスク」があります。

ウイルス対策には、必要となるマスクの需要が高まることは、理解できます。

しかし、それ以外の様々な物品の不足が表面化しています。特に影響があるのがトイレットペーパーやティッシュペーパーなとの紙類。

さらに、ミネラルウォーターや米、納豆、カップヌードル、缶詰、などの食品や生活必需品が売り切れになるなどの事態となりました。

これらの商品の品切れは風評による誤った情報が拡散したことによるものです。

わずかな不安が情報によって煽られ、人の消費行動を変えることになったのです。

情報により小売店に走った消費者による買い占め行為は、店の在庫切れとなり、品物のない消費者がそれを見て慌てて購入するという悪循環により、品物が消えるという事態となりました。

確かに今回のコロナウイルスの件は、一大事ではありますが、騒動をさらに大きくしているのが消費者の行動、そして拡散した情報そのものなのです。

誤情報とされる噂の根源は、中国が大打撃を受けていることから製造ラインなどがストップし、商品がなくなるとの懸念があったからです。

マスクに比べトイレットペーパーやティッシュペーパーなどの在庫は十分にあるということです。

しかし、実際に店にある在庫が目の前から、消え失せれば人間として焦る気持ちは、十分に理解できます。

今回のケースが良い例として、景気の下り坂の原因になるという、まさに典型的な事例と言えるでしょう。

まとめ

いかがだったでしょうか。今回は「今、この時に考えるマーケティングと景気」というテーマで詳しく解説致しました。

この先の展開が全く予想ができないコロナウイルス。はたして終息の目処は着くのでしょうか?既に株価は暴落し、景気の陰りを見せています。

今後、世界の経済に大きな爪後を残すことになるコロナウイルス。マーケティングについても全く予測のつかない展開となりました。


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