こちらからシェアしてね!

時代のニーズや価値観と共に何事に対しても変化のスピードが早い昨今の現代社会ですが、働き方そのものに対しても多様化しています。

そんな現代で正規雇用と非正規雇用で働く方がいます。今回は雇用状況とマーケティングとの関連性について考察します。

働き方の多様化


様変わりする変化の激しい世の中の中で働き方そのものも多種多様化しています。昭和時代は、年功序列の終身雇用が当たり前とされてきました。その為、昔は「転職」に関するイメージも良い印象はありませんでした。

これは、1つの職場で向き合って仕事をすることができない人、そして職をコロコロと変える人というマイナスイメージがありました。

しかし、このような意識は、雇用側である企業が安定し、終身雇用を約束されている条件があってこそ成り立ちます。しかし、バブル崩壊後の日本は、長引く不況の時代が続き、昭和の雇用は、もろくも崩れさりました。

現在では「転職」は、当たり前の時代。より良い条件での仕事を求めたり、キャリアアップ、など様々な事情により転職を「活用」する「プラスの転職」の傾向も強まりました。現在と昭和時代との「転職」に対するイメージは、様変わりしました。

それどころか、現在では、たった1社で人生を終わらせる人は逆に珍しいのではないでしょうか。更に言うならば「転職」そのものではなく、働き方も実に多様化しています。

現在では、正規雇用で働く人と、非正規雇用で働く人の2つに分類されます。その割合は同程度に迫っています。地域や男女、年代、業種などの条件により、その割合は変わってきますが、おおよそのところ正規雇用が6割、非正規雇用が4割というところです。もちろん、切り口によりこの割合が逆転する場合もあります。

昔に比べて現在は、非正規雇用が増加していることは間違いありませんし、今後もこの流れは継続していくでしょう。そして非正規雇用が正規雇用の割合を上回る可能性も秘めています。

時代背景やニーズにより、非正規雇用が増加した理由とは、いったいなんでしょうか?

正規雇用と非正規雇用の違いとは?


正規雇用と非正規雇用の違いとは、いったいなんでしょうか?まずは、その違いについて明確に整理してみます。

正規雇用と非正規雇用は「働き方」に大きな違いがあるのです。

この大きな違いというのは、「雇用期間」の違いとなります。「雇用期間」があるかないかが大きな違いとなります。

正規雇用については、雇用期間はありません。フルタイム勤務の雇用が基本となります。

それに対し、非正規雇用は、雇用期間があります。非正規雇用では個別の契約により雇用条件が異なります。その為、勤務時間も契約条件に基づく勤務形態となります。条件は双方で協議の上で成り立つことから、働き方としては、ある程度「自由」があります。

働き方や条件が異なる為、正規雇用と非正規雇用では、仕事の内容や勤務時間、権限、待遇、責任面でも違いかあります。

正規雇用と非正規雇用ですが、どちらが良いかというのは一概には言えません。どちらの場合でもメリット、デメリットはあります。

このメリット、デメリットは個人がどう考えるかによって変わってくるものです。個人が何を大切にし、何を優先とするかによって全く異なってきます。

正規、非正規にはそれぞれの特徴があるので個人のニーズにマッチした働き方を決めることとなります。

正規雇用、非正規雇用のメリット、デメリット


正規雇用については、基本的には雇用期間はありませんので、企業に属している間は、仕事がなくなることもありませんし、給与も心配することないので安定しています。しかし、雇用期間はないと言っても、終身雇用とは違います。

正規雇用と言えども定年まで働けるという保証は、どこにもありません。今の時代、企業も業績が悪ければ潰れます。更にリストラなどもあります。大企業に務めているから安心ということもありません。

大企業でも近年は誰もが知るような有名企業でさえ粉飾決算などの不正を行ったり、M&Aにより組織体制が変わることなどもあり、正規雇用の人でも安泰というわけではありません。雇用側としても働く能力については、それなりに査定しています。正規雇用の立場を守る為にも、それなりに大変さがあります。

また、正規雇用という立場を逆手にとり、過酷な労働環境をせめられたり、いわゆるブラック体質の企業があり正規雇用者に負担がかかるケースなどもあります。このように正規雇用が必ずしも良いと言えるわけではありません。

逆に非正規雇用ですが、こちらは雇用期間の定めがありますので、契約期間が終わっとしまえば、仕事を失ってしまいます。その為、1つの契約が終わる度に仕事は探さなければならないというデメリットがあります。

仕事を毎回探すということは、業務内容的にも労働環境的にも全てリセットされるわけですから新しい条件や環境に慣れなければならないという点もあります。

そして待遇面や報酬面でも正規雇用に比べ低い場合があります。しかし報酬面に関しては、一概に低いとは言い切れません。特殊な能力、技術、スキルを持っている人ならば、報酬面では正規雇用より上回る場合があります。これは、個人能力によっても異なります。

期間限定ということが、逆に価値観を高めることにもつながるわけです。アプローチ次第で自由に働き方を決められるのが最大のメリットです。

まとめ

正規雇用、非正規雇用どちらにもメリット、デメリットはあります。個人のニーズによって最善の働き方をみつけましょう。


こちらからシェアしてね!