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みなさんは人材を採用する時の面接でどのような部分を見ていますか?実は履歴書や職務経歴書には記載されていない部分を重要視して人材を選ぶ方法もあります。

少し説明していきましょう。

面接で見るべきポイントとは

人材の採用を決めるときに履歴書や職務経歴書を見て、その人がどんな学歴でどの様な経歴を歩んできたかを重要視する方が多いと思いますが、もちろん学歴や経歴はその人がいままでどのようなことをしてきて、これからどのようなことを期待できるかを見るうえでは重要だと言えます。

しかし実際会社に入社してみると、コミュニケーションがうまく取れなかったり周りと協調性がなかったり、そして仕事に対しての姿勢が真面目でなかったり思うような結果が残せなかったということもあります。

学歴や経歴は大切なことですが、働く上で重要なのは常識があるかや会話がきちんとできるかそして責任感があるかなど、人間としてきちんとしているかの方が重要になるケースも多いです。

 

いくら学歴が優秀だからといって仕事でも優秀だという訳ではなく、学歴があまり良くなくても仕事では十分な戦力になる人も多いです。

なので面接の際のポイントは、こちらの質問に対してきちんと答えられているかということを見ておくと良いでしょう。

 

これは相手が答えを事前に準備ができるような質問ではなく、少し的外れな質問をして相手が困ったときにどのような対応をするかということを見ましょう。

ここでのポイントは答えに困った時その人がどのような結論を出すのかが重要です。

機転が利いて質問にしっかりと答えることができる人材なら良いのですが、答えに困ったときにその人の性格が見えてくる場合があります。答えに困ったときに見当違いの答えを言う人は、仕事で間違ってしまったときに責任転嫁をしやすいとかチームで行動する時に協調性が取れないという人も多いようです。

わからないながらも自分で答えを導こうとした結果間違えているけれども質問内容に沿った回答をしてくる人は、困難に中でも自分のベストを尽くすことができる人材なので回答が間違っていたからと言って悪い人材と決めつけるのではなく、逆に一生懸命仕事に取り組んでくれる良い人材であることもあります。

そして質問の回答がわからない時にわからないとはっきり答える人はあきらめが早く何事も我慢ができない人材だと思う人もいますが、自分がわからないことをわからない、できないことをできないといったようにきちんと回答できる人は意外と良い人材であることもあります。

このように面接の際の質問内容で、良い人材か悪い人材かを判別することができることもあるので、学歴や経歴だけでなくこういった方法で採用を決めてみても良いかもしれません。

長く働いてくれる人材の特徴

せっかく良い人材を採用できたと思っても、長く働いてくれず数年のうちに退職をしてしまったら採用した意味がなくなってしまいます。

現在人材不足の企業が多く人材の取り合いのような状況にもなっているので、良い人材にはできるだけ長く会社で働いでほしいですよね。面接の時に長く働いてくれるかそれともすぐに辞めてしまうような人材なのかを判別する方法もあります。

面接の時に理想が高く自分に自信のあるタイプの人だと、キャリアアップや自分の思い通りに出世ができなかったり、もしくは甘い言葉に誘われて転職を考えるケースが多いです。

 

面接の受け答えでハキハキ喋り、こちらの求めている答え以上の答えを出してくる人はこういったタイプの人が多く、誰もが羨む大企業でこのような人材を採用するのなら良いのですが、中小企業がこのような人材の採用を決めてしまうとせっかく採用したのに転職をしてしまったということもあります。

逆に真面目そうでどこかたどたどしいけれども一生懸命答えてくれる人の方が一つの会社で長く働いてくれる人材になってくる場合も多いです。

このように面接の答え方で長く働いてくれる人材を見極めるという方法もあります。

良い人材の定義は会社によって様々

良い人材というのはその企業が希望する能力によって様々です。

人手が足らずに教育をしている暇がない時には即戦力でバリバリと仕事をしてくれる人材を希望するでしょうし、そのような企業で未経験の人を採用しても将来的には良い人材になってくれる可能性が大いにあっても、教育がままならず仕事をあまり教えることができないので同じような仕事をやらせるしかなくなってしまうといった状況になってしまうこともあります。

良い人材を採用したいといってもその定義は会社によって様々で、経験や資格をもっており採用してすぐにバリバリと仕事をしてくれる人材が良いのか、それとも未経験を採用して自分の会社のやり方をじっくりと教えて将来的に仕事が出来るようにしたいのかで採用する基準が変わってきます。

自分の会社が求めている人材ではない人材を採用してしまったら、結局のところ会社側も採用された側も時間を無駄にしてしまうことになるので、採用を考えた時にはどのような目的でどのような人材を採用したいのかを明確に考えて、その基準に沿った人材を採用しなければなりません。

例え面接で良い人材だと思っても、会社の求めている人材ではなかった場合は採用を見送っても良いかもしれません。

会社の求めている人材以外の人材を採用してしまったときには必ずリスクがあるということを覚えておいて、明確にしっかりとしたビジョンをもち採用を考えると自分の会社にあった人材が採用できます。

特に大きい会社になると人事が求めている人材と現場が求めている人材の乖離があるので、そこは人事と現場が話し合い明確な答えをもって採用を考えると良いでしょう。
まとめ

良い人材を採用したいと考えたときにまず自分の会社が求めている人材を明確にすることが大切です。

面接では学歴や経歴だけではなく、その人がどのような受け答えをしたか見ることで、その人がどのような人材であるか見極めることができるでしょう。


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