毎日忙しなく動いていると知らないうちに疲労は貯まるものです。自分でも気がつかないうちに蓄積された疲労は様々な面で影響を及ぼします。
というわけで今回は仕事に対するモチベーション低下となった場合の対処方法をお教えしましょう。
仕事に対してのモチベーションが上がらない!
仕事をしていると、どうしてもモチベーションが上がらない時が誰でもありますが、そんな時皆さんはどうしていますか?
モチベーションが上がらない中で、無理矢理にも気持ちを奮い立たせ、それでも仕事をしなければならない時が社会人ならありますよね。
無理矢理にでも気持ちを正し、仕事をする中で自然とモチベーションが上がれば良いのですが、それでもどうしても引きずってしまうことがあります。
そんな時はストレスも感じますし、精神的にも疲れてしまいます。いっそ今日は気分が乗らないから仕事はしない!休んでしまえ、今日はこれで終わり、帰ろう!
などと出来ればいいのですが、現実にはそこまで自由な社会人はいないのではないでしょうか。
たまには、そんなように気分を切り替えて、突然休んでしまうのも一つの手ではありますが、社会人たるもの、できればモチベーションを上げてなんとか乗り越えたいものです。
モチベーションが下がることで、仕事に対してはどんな影響がでるのでしょうか?
まずは、表面的なこととして、表情や顔つきに出てしまいます。暗い顔をしていると、周囲にも伝わるものです。意外と人の「気」というものは、伝染するわけで、1人のモチベーションの低下が、チーム全体さらには企業全体のモチベーション低下へと繋がります。
仕事は、1人で行うものではないので、モチベーションの低下は周囲への影響を大きく及ばします。
また接客業や営業の仕事であれば、自社の仕事仲間だけではなく、顧客に対しても影響を与えてしまいます。
浮かない顔つきや、どこかやる気のない態度は、顧客には悟られてしまうものです。そんな時に、大切な顧客の機嫌を損ねてしまったり、信頼を失いかねません。
そのような顧客に対する接し方1つで、大きな契約が破棄される可能性だってあるのです。極端に言えば、モチベーションが低下している中での仕事への悪影響は計り知れません。
このように接客業や営業職では、人との直接的なコミュニケーションに支障をきたすことになり、人間関係の面でダイレクトに現れます。
一方で事務職やプログラマなどの技術職に対しては、どうでしょうか?
職種によっては、他人とそれほど関わらず、マイペースで黙々と作業できる仕事は、顧客や他人への影響がないようにも思われますが、もちろんモチベーション低下の影響はあります。
それは「集中力の低下」です。集中力が低下することによって単純ミスが増えたり、作業効率の低下などを招きます。つまり生産性の低下、品質の低下を招きます。
このようなクオリティの低下は、作業の中のプロセスの中では、気がつきにくいものですが、結果として現れ、後でトラブルとなる場合があります。
製品開発であれば、発売後のリコール対応やアプリ開発であれば、重大なバグの発覚などです。このようなトラブルが起こった場合、企業としてはアフターフォローに思わぬ経費がかかり、売上に影響を与えてしまうこともあります。
このように個人個人のモチベーション低下は、企業にとっても大きなリスクとなるのです。
モチベーション低下の原因とは
仕事に対するモチベーションが下がる原因とは、いったい何なのでしょうか?その理由を理解することによって、各個人で、どう対応したらよいのか見えてきます。
・体調面
モチベーション低下の最たる理由が体調面です。体調が悪い時には、どうしても集中力が途切れ、100%のパフォーマンスを発揮することができません。
気力でなんとか、乗り越えようとしてもこればかりは、なんとかなりません。体調不良により、どうしても気持ちが引っ張られてしまいます。
どうしても仕事が休まない時は、周囲に体調不良であることを伝え、仕事をフォローしてもらうようにお願いしましょう。
・寝不足
上記の体調面にダイレクトに関係するのが寝不足です。寝不足は、体の様々な箇所に影響を及ぼします。体の疲れもとれず、疲労が貯まれば体調は悪くなります。
適切な睡眠時間と良質な睡眠は体調を整えるのには最低限必要なことです。
・疲労
こちらも、体調面に影響を与えてしまう要因となります。疲労が蓄積すれば頭の回転も悪くなりますし、体もダルさを感じます。
気持ちにも余裕がなくなり、イライラしたり、集中力の欠如を招いてしまいます。
日々の疲労は持ち越さないように、その日のうちに解消していきましょう。
・ストレス
現代社会はストレス社会と言われているように、どんな人にもストレスはあります。ストレスを日頃からためないように意識して生活することが大切です。
・悩み
悩みがあると意識をそこにとられて、物事に集中できません。人それぞれ悩みは違い、すぐに解決するものではありません。
そんな時は、友人、知人、家族などに他人に悩みを話し、悩みを共感してもらいましょう。他人に話すことで、気持ちの負担は和らぐものです。
他人からのアドバイスを受け、考えが変われば悩みも解決するかもしれません。