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世の中には、様々なサービスが存在しますが、全ては顧客がいて、顧客ニーズに応えるためのサービスなのです。

ありとあらゆる物や情報、サービスがある中でビジネスとしての差別化は難しい時代となっていますが、ニッチなサービスもあるわけです。

というわけで今回は「ニッチなニーズ?ネコカフェ市場に見るマーケティング戦略」について詳しく説明致します。

ニッチなニーズ?ネコカフェ市場に見るマーケティング戦略①【猫カフェブーム?】


「ニッチなニーズ?ネコカフェ市場に見るマーケティング戦略」というテーマで1つ目に取り上げるのは「猫カフェブーム?」です。

皆さんにとっての趣味や関心があることというのは、なんですか?

様々な事が多様化する現代において、個人が何に対し興味を持ち、その興味に対し注目し、それをニーズととらえ、様々な商品やサービスが生み出されています。

既にあらゆる商品やサービスが存在する現代ですが、見せ方やアプローチの仕方次第でビジネスとして、十分成立するケースだってあるのです。

パーソナリティが重要視される時代において、顧客ニーズに応えようとする各企業は、常に顧客ニーズを意識しているわけです。

そして「ニッチ」なものはないか、新たなニーズはないかを常にリサーチし企業は、プロダクトを生み出しています。

そんな様々なニーズに応えるよう展開されているのが、「カフェ」というスタイルを変えることにより、ニーズを満たすことです。

現在、サービスとして様々なタイプのカフェが存在しますが、その中でも今回、注目するのが「ネコカフェ」です。

昨今のペットブームに便乗する形で、最近、ネコカフェの店舗数も増加していますが、ネコカフェは、正にニッチな分野のサービスと言えるのではないでしょうか。

一般的な身近なペットと言えば、犬か猫ということになりますが、犬と猫とでは、それぞれ特性が違います。

可愛いらしいペットとうイメージで言えば、やはり犬よりも猫の方が強いのではないでしょうか。

そうしたことから、カフェという意味で猫と触れ合えるというコンセプトは、非常にニーズの近いところにあると言えるのです。

では、本格的ネコカフェブームというのは、いったいいつから始まったのでしょうか?

遡ると2005年の頃には、全国にあったネコカフェは、わずか4店舗のみでした。

それから15年以上の時を過ぎた現在の店舗数は、全国でおよそ、500店舗超となっています。

特に人口の集中する首都圏におけるネコカフェの出店率は高く150店舗超となっています。

これは、首都圏での住宅事情や生活スタイル、家族構成などが関連していることがあります。

年齢層を問わずに単身世帯が増加していることが、近年のペットブームを牽引している原因の1つとなります。

若い世代の一人暮らしなどは、何かと多忙なことから、ペットを飼う余裕がなかったり、住まいによる制限もあることが影響しています。

賃貸物件に住む単身者は、ペット禁止の物件も多く、ペットを飼いたくても飼うことができないという現実的な問題もあるのです。

そのような事情から、本来は猫を飼いたい人や、単純に猫と触れ合うことで癒やしを求めている人のニーズに応えるため、ネコカフェのニーズが高まっているのです。

このように考えるとネコカフェのニーズは、社会構造の変化やマーケティングの影響を受けている結果とも言えます。

ネコカフェというものに、まだ訪れたことがない方のために、ネコカフェとは、どんなところか軽く説明すると、猫と触れ合うことのできるカフェスペースです。

カフェと行っても、リビング風の空間にキャットタワーや爪研ぎ用のスペース、水飲み場など、猫たちのための快適な空間を作っているのです。

そこにカフェスペースも用意してあるとうわけです。

ネコカフェの狙いとしては、現在のペットブームや、猫ブームに対してのニーズに応えようとしているところです。

猫ブームの到来と共に需用が高まっており、実際にオフラインでリアルのネコカフェという存在以外にも、ネット上の猫サイトやYouTubeなどでの猫動画なども人気が高いのです。

猫ブームはオンラインでもオフラインでも非常にニーズが高まっているというわけです。

ペットブームと言われる昨今ですが、実際に数値としての飼育数としては、猫が952万6000匹で、犬が892万匹となっています。

実際に犬より猫のほうが上回っているというわけです。

飼育数は、ここ数年で増加にしているのは、単身世帯の増加、共働き世帯の増加、少子高齢化などの影響が関係しているのです。

特に高齢者の1人暮らしというのが増加していることが、猫需用の増加に繋がっているようです。

やはり、独り身の寂しさを補うために、ペットと共に生活していくということを選ぶ人が増えています。

また犬より、猫のほうが需用があるのは、猫は犬と違い、散歩をする必要もなく、飼いやすいというのも理由の1つのようです。

猫需用の増加に伴い、猫ビジネスが拡大していることは、間違いありません。

ニッチなニーズ?ネコカフェ市場に見るマーケティング戦略②【インターネットと猫カフェ】


「ニッチなニーズ?ネコカフェ市場に見るマーケティング戦略」というテーマで2つ目に取り上げるのは「インターネットと猫カフェ」です。

猫ブームという昨今ですが、それに伴いネコカフェもにわかに増えています。

猫好きの方が、ネコカフェに行ってみたいと思っている時、いったいどのようにしてネコカフェを探すのでしょうか?

やはり、最も一般的なのはネットで探すということです。

およそ9割以上の方が、ネット検索によりネコカフェを探しているということです。

ネコカフェに限らず、何にしても今の時代、ネットでまずはリサーチするというのは、極々当り前のようです。

中でもネコカフェについては、検索エンジンでの検索割合が非常に高いのです。

ネコカフェを探す際のキーワードとして、地名とネコカフェでの組み合わせでの検索が多いです。

オフラインでのネコカフェは、実際に足を運ぶことができる比較的、近い場所から探すことが当り前です。

またネコカフェというのは、それぞれの店舗による特徴が異なるというのも大きな違いとなっています。

つまり、サービス内容とアクセスの良さというのが、大きいのです。

ニッチなサービスであるネコカフェは、他者との違いを生み出しやすいビジネスと言えるでしょう。

やはりネコカフェとしての特徴やサービスの質としては、猫の種類の多さや、実際に訪れてみた際の居心地がよいかどうかに関わってきます。

またネコカフェにおいて、集客数を大きく左右するのが、実は口コミのなのです。

やはり、第三者の意見や評価というのは、非常に大きいのです。

体験型ビジネスであるネコカフェは、実際にそこを訪れてみなければ、良し悪しがわからないわけです。

訪れる前の他人の評価というのは、かなり重要になるというわけです。

ニッチなニーズ?ネコカフェ市場に見るマーケティング戦略③【カフェというスタイルをあえて利用】

「ニッチなニーズ?ネコカフェ市場に見るマーケティング戦略」というテーマで3つ目に取り上げるのは「カフェというスタイルをあえて利用」です。

猫に実際にに触れられるということこそネコカフェのコンセプトであるわけですが、実はこのコンセプトそのものが、異質な物を組み合わせることによる違いとして生み出されているのです。

コンセプトは「猫」と「喫茶店」という全く異質なものとなるのです。

カフェ=喫茶店の目的とは、「お茶を飲むこと」ですね。

それとは、全く違うものを組み合わせることによって、喫茶店という目的以上の付加価値を与えるということになっているのです。

つまり、カフェというスタイルをあえて違った見せ方により利用することにより、新たなビジネスを生み出しているのです。

まとめ

いかがだったでしょうか。今回は「ニッチなニーズ?ネコカフェ市場に見るマーケティング戦略」というテーマで詳しく解説致しました。

ペットブームの昨今、そのニーズを満たすという視点から誕生したネコカフェですが、猫そのものに関心を集めるという点ではなく、ビジネスとして捉えるならば、カフェという業態にコンセプトを明確にもたらしたことがサービスとして成立させているのです。

「カフェ」としてのニーズより、猫に触れ合うことができることがネコカフェのポイントとなるわけです。

本来、カフェというのは、コーヒーなどをじっくり味わう場所が基本であり、ネコカフェ自体は、コーヒーはどうでもよいのです。

ある意味、カフェとしての特色や機能としては、満たしていないことになりますが、ニーズを満たすという意味での機械や場所の提供という意味での新たな「カフェ」を提供していることに意義があるのです。

ニッチな分野というのは、ターゲットが限られるだけにビジネスとして、上手くいくかは未知数ですが、最初にはじめたもん勝ちとも言えます。

ネコカフェに見るマーケティング的捉え方を見ると非常に興味深いのです。


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