企業におけるHR(Human Resource)が近年、注目されています。
なぜ注目されているのかは、時代背景など様々な要素がありますが、サラリーマンも決して安泰な職業とは、言えない時代となりました。
というわけで今回は「サラリーマンも気楽な稼業ではない!プロサラリーマンとはいったい何だ?」について詳しく説明致します。
サラリーマンも気楽な稼業ではない!プロサラリーマンとはいったい何だ?①【注目されるHRテック】
「サラリーマンも気楽な稼業ではない!プロサラリーマンとはいったい何だ?」というテーマで1つ目に取り上げるのは「注目されるHRテック」です。
今の日本は非常に多くの問題を抱えています。
物理的に回避できないこととして、社会構造の変化があります。
既に皆さんもご承知の通り、我が国日本は少子高齢化による人口が減少傾向となっています。
人口減少は、何も今に始まったことではありません。数十年をかけて、このような状況となったのですが、人口減少は、物理的にすぐにどうこうできるような問題ではありません。
人口減少は、そのまま労働力の低下に繋がります。
今、各企業においては、まずは人材確保が重要となります。
人事評価や採用、育成という人事関連の業務というのが企業を支える根本として非常に重要視されているのです。
それらを改善するのがHR(Human Resource)ですが、今Human Resourceテクノロジーへの注目が高まっています。
Human Resourceテクノロジー、略して「HRテック」と言われていますが、今、なぜHRテックが注目されているのでしょうか?
その理由に迫っていきたいと思います。
はたして企業がHRテックを導入することによって、企業を支える働き手の働き方は本当に変わるのかも注目して見ていきましょう。
少し以前に比べても働き方というのは、実に多種多様となっています。
フリーランスという言葉もだいぶ定着してきたように自由な働き方を求める方が増加していますが、はたして本当に自由な働き方はできているのでしょうか?
フリーランスと言われる方達がいらっしゃる一方で企業に所属している会社員の方も、もちろんいらっしゃいます。
フリーランスは自ら仕事を獲得するのに対し、会社員は、会社から仕事を与られます。
ですが、今の時代、サラリーマンが決して安泰とは言えず、楽な仕事とも言えません。
では、会社員の未来とは、いったいどのようなものが待ち受けているのでしょうか?
プロスポーツ選手というのは、自分自身の成績というのが日々公表されているわけです。
野球であれば、打率や防御率など、サッカーであれば得点数やアシスト数などがあります。
これらの要素のように視覚的に判断できる何かしらの基準を設け個人の能力を評価しているのです。
こうやって見ると、いかに「プロ」というものが難しいものかが改めてわかります。
今後は、サラリーマンもプロスポーツ選手と同様にデータに基づく評価というのが確実に進んでいくことになるのです。
サラリーマンも気楽な稼業ではない!プロサラリーマンとはいったい何だ?②【会社のプロでは生き残れない】
「サラリーマンも気楽な稼業ではない!プロサラリーマンとはいったい何だ?」というテーマで2つ目に取り上げるのは「会社のプロでは生き残れない」です。
そのような状況を想定させるのが日本企業においてのHRテックのスタートアップの成長レベルです。
既に欧米では、進んでおり大手企業の約半数が占めている状況なのです。
特に欧米大手企業では採用、育成、定着など様々な分野において様々なサービスを既に提供しているのです。
実際に企業でサービスを導入していくのは、企業の経営陣の判断が必要となります。
しかし、日本企業の場合、経営トップは導入を決定しません。
導入を検討するのが実質、各部門が行うことがほとんどなので、トライアルというケースが非常に多いのです。
そのようなことから、人事評価プラットフォームなどの実務に直接関わる特定のファンクションのみのサービスが特に注目を集めているのです。
やはり、欧米とは違い、日本企業には、日本企業なりの正当な評価を与える必要があるのです。
では、日本企業向けなサービスとは、どのようなものでしょうか。
機能的にはシンプルなものが向いています。またトライアルでのニーズが高いことから、料金的にも安価なものが求められるのです。
その他、日本のHRテックでの需要とい面では、「ハイパフォーマー分析」に特に需要があります。
新たなビジネスを生み出すイノベーターとして、企業の可能性を広げてくれます。
データというのは、積み上げることよって成長していきますが、ただ集めて蓄積していくだけでは意味がありません。
データ価値をさらに高めるように各企業に最適な条件でデータを加工し、分析していくことが必要です。
つまり、データそのものにも経験を与えるのです。
言ってみれば、これは人間と同じことになります。人間もやはり、様々な情報を与え、経験を積ませることによって、出来ることも多くなり、活動範囲も広がっていきます。
データにも同じことが言え、特定の経験を積ませることによって、ハイパフォーマーになるのです。
もちろん、それには、素質というものも必要となります。
人間にしても生まれ持っての才能というなのは、あるものなのです。
素質がある上で経験を与えることによって気がつくことができるのです。
そういう意味では、トライアルというのを非常に大切になるのです。
試すか試さないかによって、未来は大きく変わっていくのです。きっかけをどこで作るかというのが大切であって、組織や企業、個人であっても、どのタイミングで「気づき」があるか釜大切なのです。
たとえば、今企業に属し、会社のために仕事をしており、個人に対しての評価や組織体形、仕組みなどに不平不満があるならば、自分自身が組織を動かすほどのパフォーマンスを見せるべきなのではないでしょうか。
サラリーマンも気楽な稼業ではない!プロサラリーマンとはいったい何だ?③【サラリーマンのプロフェッショナル化】
「サラリーマンも気楽な稼業ではない!プロサラリーマンとはいったい何だ?」というテーマで3つ目に取り上げるのは「サラリーマンのプロフェッショナル化」です。
今回のテーマである「サラリーマンのプロ化」というのは、予想通りに進んでいくのでしょうか?
というよりも、実際に粛々と進んでいるのです。
つまり、これは企業と従業員との関係性が変わっていくことになり、既に変わりはじめているのです。
働き方の多様化が進んだこともまた、関係性の変化の1つの現れとなります。
近年では、特にサラリーマンの副業を認めている企業も増加しています。
副業を認めている企業の理由というのは、建前上、各企業によって異なります。
副業の理由としては、各個人の本業以外の活動をすることで、新たな経験を積むことができ、本業にも活きてくるという理由です。
そして本音としては、従業員を雇用し続けることが、体力的にもしんどいのです。
だからこそ、個人の能力を高めてくださいよと、言っているようなものなのです。
企業と従業員との関係性がどのように変わっていくのか?これを表現するならば、親子から恋人に変わっていくような感じと言えばよいでしょうか。
この関係性の変化というのは、非常に大きな変化であるのです。
つまり、関係性は、大人と子供ではなく、大人同士になるわけですから、関係性は非常にシビアになります。
子供は大人が守り育てルことが必要ですが、大人同士の関係性は、そうではありません。
双方の関係性が崩れれば、いつでも別れることができるのです。つまり、責任という意味では、親子より薄いものとなります。
働き方の多様化がさらに進み、企業も変わっていけばサラリーマンのプロ化というのは、やはり確実に進んでいきます。
プロフェッショナルな世界になればなるほど、企業と従業員の関係性というのは、恋人のような男女の関係に近くなります。
サラリーマンの世界のプロフェッショナル化という形が進んでいくことは、致し方のないことなのかもしれません。
これまでの日本企業というのは、言ってみれば「量産型」でした。
大量生産により生産性を向上させることに集中してきたのです。
しかし今後は、プロ化が進むことにより働き方も変わってくるのです。