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国内ECサイトの中でもその存在感を放つ「楽天」。もはや当たり前の存在となっており、ネット通販のみならず様々な業務を展開する一大グループとなりました。

ビジネス戦略として大成功となった「楽天」の経営戦略とは、いったいどんなものか?今回は詳しく迫ってみます。

世界的ブランドとなった「楽天」


IT革命と言われた2000年代を境としてインターネット環境の整備は、私達の生活を大きく変えました。更にネット社会を進めたのが「スマートフォン」の存在です。

「スマートフォン」の登場によってありとあらゆることがパーソナルベースで様々なことが可能となりました。中でも身近なネット活用方法が、ネットショッピングです。

ネットショッピングモールの老舗的存在であるのが「楽天市場」です。「楽天市場」の登場により人々の買い物文化は一変したことになります。家に居ながら注文し、家で待っていれば玄関まで届けてくれるとっても便利なサービスです。

今では、ほとんどの方がネットショップを利用しているのではないでしょうか。

「楽天市場」を運営する楽天の母体となるのは今からおよそ20年以上前、1997年にスタートします。創業当初は、ECモールを主な事業として行っていましたが、現在ではその規模を拡大し一大グループ企業となっています。

現在「楽天」が行う事業は、オンライン株式販売、クレジットカード事業、オンライン金融事業、など実に様々な事業展開をしています。

現在でも「楽天」の主力事業となっているインターネットショッピングモール「楽天市場」の他、旅行業に特化した「楽天トラベル」、ポータルサイト「インフォシーク」などの運営も行っています。

これらのサービス事業のグループ会員登録数は、およそ9,977万人。現在でもその会員数は増加傾向にあります。

これらの事業の他に楽天は、スポーツ事業にも熱心で日本のプロ野球では「楽天イーグルス」。Jリーグの「ヴィッセル神戸」などの運営会社としての事業も行っています。それぞれりチームは楽天の企業カラーであるクリムゾンレッドのユニフォームを身にまとっています。

その他、スポンサー事業にも積極的で、世界的に有名なスペインのビッグクラブ「FCバルセロナ」のチームスポンサーでもあります。世界中から注目されているバルセロナの試合で着用するユニフォームには「RAKUTEN」の文字が堂々と掲げられ、その存在を世界にアピールしています。

このように現在では世界的ブランドとなった「楽天」ですが、創業からおよそ20年とされるこの企業がここまで成長できた経営戦略とは?その理由とはいったいどこにあるのでしょうか?

楽天の経営戦略とは?


創業当初の楽天のメイン事業は、ECモール事業でした。ECサイトとして老舗的企業ではありますが、楽天がサービスを開始した頃は、既に他業者でも似たような事業は行っていました。事業としては楽天がとりわけ新しいことをやっているというわけではありませんでした。

むしろ、今後の展開を予測し様々な企業が運営するサイトが乱立していました。そんな中においても「楽天」が他者より存在感を放っています。

楽天の運営する「楽天市場」というのは、そもそも顧客に対して何を提供しているのでしょうか?ネットショッピングモールということは、物を売っているわけです。

しかし、楽天自体は、直接顧客に物を販売する「お店」ではありません。楽天が提供しているのは「プラットフォーム」なんです。
実際に顧客とやりとりして物を販売しているのは小売業者です。楽天市場自体は顧客と直接やりとりしているわけでないのです。

楽天市場上の様々なショップを実際に運営しているのは、各店舗側であり楽天は小売業者に対して物を売る場を提供しているだけなのです。つまり楽天は「プラットフォーマー」という立場なのです。これこそが楽天の経営戦略であるのです。

実際に楽天市場を利用するユーザーは、楽天市場上の商品を求めてサイトにアクセスします。こうすることで顧客と小売業者をコネクトしているのです。

楽天そのものは、集客は行っていないのです。もちろん「楽天」というブランド力と知名度が集客となっていることには間違いありません。

楽天は実はプラットフォーマー


「プラットフォーマー」としての存在価値がそれほど収益を上げるものなのでしょうか?確かに楽天市場を利用するには出店者からの利用料は収益となります。しかし、それだけでは大きな利益となりません。

ではどこから、その利益が生まれるかといえば、実は楽天の大きな収益源となっているのは金融業なんです。クレジッカード会社や銀行なども運営する楽天にとって金融業こそ実は企業を支えるメイン業務で、ショッピングモールの楽天市場は、楽天の金融業へ誘う勧誘窓口なのです。

楽天市場を利用するとポイントが付きます。例えば、「本日ポイント10倍」などという勧誘で楽天市場への会員の勧誘の他、自社の金融サービスに目をとめてもらう手段なのです。

楽天カードで言えば、新規登録者特典として8,000ポイントプレゼントなどと表示されているのを見て顧客をクレジットカード利用者へと加入させます。

つまりこのようなプラットフォーム戦略は、自社のその他の事業へと顧客を導いているわけです。楽天市場では集客活動を行っていないようで、実はしっかりと行っているのです。

まとめ

いかがだったでしょうか。今回は国内でのECサイトとしてトップをひた走る「楽天」の経営戦略について触れてみました。
「楽天」の経営戦略はプラットフォームビジネスのお手本のような戦略なのです。そして全ての事業をリンクさせコントロールしているわけです。

これが楽天の経営戦略です。


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