こちらからシェアしてね!

私達の身近な生活のところにあるのがスーパーマーケット。

皆さんも日々の食材や日用品を揃えるのにお気に入りのスーパーが1つはあるのではないでしょうか。

そんなスーパーで最近話題になっているのが「ロピア」です。

というわけで今回は「圧倒的な強さを生み出すロピアの経営戦略とは」について詳しく説明致します。

圧倒的な強さを生み出すロピアの経営戦略とは①【ロピアの強さの秘密とは】


「圧倒的な強さを生み出すロピアの経営戦略とは」というテーマで1つ目に取り上げるのは「ロピアの強さの秘密とは」です。

スーパーマーケットというのは、全国どこにいっても必ずあるもので、全国展開している誰もが知っているようなメジャーなスーパーから、その地方独自の狭いエリアで営業しているスーパーもあります。

地方に行くと、その土地土地の知らないスーパーマーケットを訪れてみるのも非常に楽しいものです。

そのようにスーパーマーケットというのは、全国各地域、どこにでもあり、各店舗のオーバーストアと言われています。

様々なスーパーマーケットが存在している中、売上的に非常に順調なお店もあれば、危機的状況とも言えるお店もあります。

もちろんその「差」には、様々な要因がありますが、その違いとはいったい何なのでしょうか?

競合他社がひしめきあうスーパーマーケット業界にて、ここにきて、他社との強烈な違いを受け、圧倒的な売上を誇り、多くの顧客から支持されているのが「ロピア」です。

熾烈な市場競争においても、急成長を続けているのがロピアなのです。

皆さんは、ロピアを訪れたことがありますか?一度でも訪れたことがある方なら、おわかりかと思いますが、やはり急成長を遂げているだけあって他のスーパーとは違うことがわかります。

特にロピアは、業界内でもその存在感が異例のものとして、存在感を高め、各方面から注目を集めています。

そんな今、注目のロピアの強さと「違い」とは、いったい何なのでしょうか?

ロピアは、いわゆるスーパーマーケットであることは間違いありませんが、首都圏を中心とし店舗拡大をし急成長しています。

売上高の伸び率は、目をみはるものがあり、2013年度の560億円~2018度に1356億円まで拡大したのです。

スーパーマーケットとしては、わずか5年という短い間に242%増という売上げ増はスーパーマーケットとしての小売業としては、正に異例中の異例と言えるほどの実績となっているのです。

これほどの売上げ増は、正にバブル時代を彷彿させるようなもので、モノが売れない時代と言われる現代では、非常に厳しい状況に立たされる小売業界にとっては、考えられないことなのです。

驚くべき成長を遂げたロピアとは、いったいどのようなお店なのでしょうか?

まず、ロピアの特徴としてあるのが出店にあります。

ロピアが出店するのは、大型ショッピングセンターの撤退跡や居抜き出店を中心に行っています。

この出店攻勢は、非常に明確でロピアの特徴と言えます。

大型店活性化という出店を得意としていることは、明確です。

圧倒的な強さを生み出すロピアの経営戦略とは②【出店方法】


「圧倒的な強さを生み出すロピアの経営戦略とは」というテーマで2つ目に取り上げるのは「出店方法」です。

例えば近年での出店として東京都江東区にオープンした「平井島忠ホームズ店」は、ホームセンターの「島忠ホームズ平井店」の活性化の一環としてオープンしました。

出店したのは、ホームセンターの4階駐車場スペースを改装しての出店でした。

またその他の事例として、千葉県松戸市の松戸店は、松戸駅近くの旧・伊勢丹跡地に出店しました。

千葉県千葉市の「ワンズモール店」にしても、「イオン千葉長沼店」の跡地への出店など明確な出店条件にのっとって出店しているのです。

ホームセンター店舗の活性化と大型ショッピングセンター跡地の有効活用というテナント出店をしているのです。

つまりロピアのビジネス戦略とは言ってみれば、大型店活性化請負チェーンとも言え、大型ショッピングモールの活性化を牽引してきたのです。

実際に大型店跡地という広大な商業スペースというのは埋めるのが難しく、例え埋めたとしても実際に顧客が呼び込めるかどうかは、また別の問題となるのです。

おそらくロピアの出店攻勢は、今後も続き、スタイル的にもこのままの戦略を維持することが予想されています。

また商業施設や小売業からのみではなくデベロッパーからの要望も増加していくのだと思われます。

ロピアの強さを探るには、実際に出店した中でも人気店を見るのが早いのではないでしょうか。

ロピア店舗の中でも高い売上を誇るのは、千葉県船橋にある大型ショッピングモール「ららぽーとTOKYO-BAY」にある「TOKYO-BAY店」です。

「ららぽーとTOKYO-BAY」というのは、大型ショッピングセンターとしては、老舗的存在であり全国的にもメジャーなショッピングセンターと言えます。

開業したのは、1981年4月のことですから、それなりに長い歴史があります。

今でこそ大型のショッピングモールやアウトレットモールなどが郊外を中心として全国に存在しますが、当時としては、ここほどの大型ショッピングセンターとなると他にはありませんでした。

現在でもその規模の大きさ故に年間での来客数は、約2,500万人と言われているのです。

そんなロピアが老舗ショッピングセンターに出店したのは、2013年2月のこと、今から10年ほど前になります。

では、このタイミングでロピアがららぽーとに出店したのか?と言えば、実はこの年、ららぽーとにとっては、節目の年となるのでした。

この年に登場したのは、ライバル店として意識さぜるをえない、大型ショッピングセンター「イオンモール幕張新都市」の開業でした。

ららぽーととしては、全国各地に出店している「イオン」を強く意識せざるをえないわけで、対イオン対策として新たなテナントスペースを新設したのです。

その新たなテナントスペースに新たなTOKYO-BAY店の目玉として「ロピア」を誘致したというわけです。

ららぽーとの誘致の狙いと、ロピアのららぽーとへの進出(出店)というのは、当時としては、双方にとってメリットがあり、とちらにとっても狙いは合致していたのです。

ロピア子人気ぶりは、既に火がついており、休日ともなれば、レジに長蛇の列が並ぶような繁盛ぶりだったのです。

圧倒的な強さを生み出すロピアの経営戦略とは③【ダイバーシティ・マネジメント】


「圧倒的な強さを生み出すロピアの経営戦略とは」というテーマで3つ目に取り上げるのは「ダイバーシティ・マネジメント」です。

ロピアが繁盛店として、なぜそこまで集客できるのか?その理由としては、他社を圧倒する強烈な価格訴求がありました。

生鮮食品をはじめとした、鮮魚売場、精肉売場まで、とにかく「安い」のです。

単に安いだけでなく驚くのは、そのボリューム感、そして様々な商品が並ぶ充実ぶりというわけです。

中でもロピアの看板部門であるのが精肉売場なわけですが、「ロピアで新しい食生活始まる」という自社コンセプトを強烈にアピールしているのです。

精肉の商品ラインナップを見ていても実に豊富な品揃えが揃っていることがわかるのです。

牛肉においては、等級5号、等級4号の黒毛和牛から豪州産、米国産という輸入牛も充実。

豚肉はについても安心、安全な国産豚をはじめ、メキシコ、イタリア、カナダ、スペインとう輸入豚など多種多様な産地の豚肉を扱っているのです。

もちろん精肉ばかりではなく加工肉などにおいても、こだわりの自家製品が非常に多いのです。

薫煙ベーコン、薫煙ロースハム、燻煙ポークウインナーなどはロピアの強みとして全面にアピールしている自家製商品が充実しているのです。

このように具体的にロピアの戦略となるのが、出店攻勢、販売戦略、売場の特徴、充実した商品ラインナップ。

そして何より最大の特徴となるのが他社を圧倒する「ロープライス」戦略なのです。

ロピアが目指すべき経営戦略として掲げているのが「ロープライスのユートピア」なのです。

つまり、できるだけ安くて良いものを顧客に対して提供したいという理想を強く描いているということになるのです。

そこには、一度でもお店を訪れれば、他とは違う感覚を顧客が直感的に感じ、いつ来ても楽しい感動を顧客に与えることを理念としているのです。

実際に店舗数の増加や各店舗の繁盛ぶりが見てとれると、ロピアが目指す経営理念には確実に近づいていっているのではないかと考えられるのです。

ロピアが成長できた背景としては、そのような企業としての明確な理念に基づき行動していること、そしてさらにダイバーシティ・マネジメントに基づく組織体制を作っているからなのではないでしょうか。

ダイバーシティというのは、多様性となりますが、顧客ニーズが多様化している現在の市場にて、企業体質そのものも多様性を持つというのは、非常に大切なことではないのでしょうか。

まとめ

いかがだったでしょうか。今回は「圧倒的な強さを生み出すロピアの経営戦略とは」というテーマで詳しく解説致しました。

スーパーマーケットとしては、新興勢力と言ってもよいロピアですが、既に市場としては、完成しているスーパーマーケット業界に風穴を開ける存在となったのです。

例え既存の業界であってもアプローチ次第で、市場におけるポジショニングを変えていけることを実証したビジネス戦略と言えます。

強さの秘密は明確なコンセプトと事業戦略の強さでした。消費者に対してのアプローチを変えることで、消費者からの注目は集まられるわけです。

既存の戦略にとらわれず、時代のニーズにあった戦略による消費者ニーズにいかに応えていけるかが重要となるのではないでしょうか。


こちらからシェアしてね!