現代ビジネスにおいて必要性不可欠とされるマーケティング。
そんなマーケティング業務では、行うべきことが様々ありますが、近年、RPAに業務を任せる企業が増加しています。
というわけで今回は「10分でわかる!マーケティング業務におけるRPA導入」について詳しく説明致します。
10分でわかる!マーケティング業務におけるRPA導入①【RPAをいかに活用していくか】
「10分でわかる!マーケティング業務におけるRPA導入」というテーマで1つ目に取り上げるのは「RPAをいかに活用していくか」です。
現代ビジネスにおけるマーケティングの活用性は日増しに高まるばかりです。
企業規模を問わず、マーケティングを重視する企業が増加したのは、インターネットなどのインフラ整備と、テクノロジーの進化、デジタルシフトの加速など様々な背景があります。
マーケティングなくしてビジネスの成功は成り立たないというほど、企業における業務としてのマーケティングは、増加傾向にありますが、そのような状況を鑑みてマーケティング業務をいかに効率化させるかが、様々な企業活動を支える上でポイントとなっています。
人事や経理、総務などに比べマーケティングは、定型業務が少ないという業務そのものに対するイメージが強いのが一般的です。
となると、マーケティング業務の効率化を考えた時に、マーケティング業務の自動化は実は難しいのではないかと、考えがちではあります。
しかし実際のマーケティングとして行うことは、様々な細かい「処理」が必要なのです。
そんなマーケティングの各処理にダイレクトに繋がるのが「データ」です。
現代マーケティングにおいては、データは切っても切り離せないものがあります。
日々、膨大に積み重なる量のデータと人間がまともに顔を突き合わせていたら、いつまで経っても地道な作業は続くこととなります。
大量データを目の前にして、日々の業務にうんざりしてしまうことも、人間なら十分ありえるのです。
これが機械なら、話しは全く別物となるわけです。
機械にまかせれば疲れ知らずで、同じ精度で働いてくれますし、処理そのものは、迅速且つ正確なのです。
そのようなことから、膨大なデータと日々向き合う必要のあるマーケティング業務にとっては、RPAは、かかせない存在となるのではないでしょうか。
RPAというと、決まりきったルーティン業務のみに対応できるのかと思いきや、定型業務に収まりきらないマーケティング業務がRPAと相性が良いというのは、表面的な感覚からすれば実に意外なこととして捉えられるかもしれません。
さて、話題をRPAそのものに戻しましょうか。
まずは、RPAをまだよく知らない方のために、RPAの基本から説明していきます。
RPAとはRobotic Process Automation(ロボティック・プロセス・オートメーション)の略称です。
ロボットによる業務プロセスの自動化を行うことによって企業においての業務の効率化を行います。
10分でわかる!マーケティング業務におけるRPA導入②【ロボットとは?】
「10分でわかる!マーケティング業務におけるRPA導入」というテーマで2つ目に取り上げるのは「ロボットとは?」です。
RPAに適した業務としてイメージされるのは、バックオフィス系の業務です。
企業におけるバックオフィス業務というのは、どんな企業でも必ず行う業務でありますが、利益をあげる業務では、ありません。
法にのっとって決められたルールにより行う事務的な作業がほとんどです。
つまり「非生産的な作業」となりますが、これも企業活動を行う上では、やらなければならない業務の1つなのです。
特に今、少子高齢化による人口減少による労働人口の減少が企業にとっての問題となっています。
人材不足であるにも関わらず、生産性の向上を掲げているのが現代企業であるのです。
だからこそ人的リソースを無駄に浪費するわけには行かず、非生産的な作業には、できるだけ手数をかけたくないわけです。
そのような企業を取り巻く状況や時代背景からしても、RPAを利用するかどうかで、既に企業力には差が生じてくるわけです。
バックオフィス系や事務系の「非生産的な作業」を自動化するということは、どれだけ企業にとって生産性を高めることになるかは、実践してみないと不明確なところがありますが、結果としては、間違いなくプラスの方向へと向かうはずです。
人的リソースの確保ということの物理的な難しさを解消すると共に、時間的余裕を作り出すことにより、企業が本来取り組むべき本業に集中すべき環境を整えてくれることは、企業にとっては、正に理想的な業務改善と言えるのではないでしょうか。
無駄を省き、人的リソース不足を解消し、時間を作り、生産性をあげるというプラス面しか、目がいかないのです。
実際に企業がRPAを導入した場合、自社の業務体系そのものが大きく変わり、これまで企業内にてあまり前だと認識されてきたことを、見直す大きなきっかけとなったことは、間違いありません。
現代企業においては、業務改善というのは、常に取り組むべき、企業が扱う重要な業務とされていますが、本格的な業務改革案を打ち出すには、やはりRPAのようなシステマティックなアクションを検討するというきっかけが必要なのです。
RPAを実際に導入するために、まず行うべきことは、業務の洗い出しとなります。
どの業務をRPAに任せ、どこを人が行うかをしっかりと見極める必要があります。
人とRPAの役割分担をし、明確な業務フローを設計していくことが必要となります。
RPAを業務として落とし込む場合、企業の各セクションの専門分野の担当者と、論理的な考えができるエンジニアが共に設計していくことにより、しっかりとした業務フローが構築できます。
またRPAにおいても「相性」というものがあります。
企業との相性、業界との相性、業務との相性があり、相性の良し悪しによってRPAの効果というのは、大きく変わってくるものなのです。
全ての企業において、RPAがマッチするというわけではありません。
例えば社風によっても異なります。そもそも考え方や企業方針自体がRPAとの相性がよくなければ、RPAは、導入しない方がよいケースもあります。
業種においては何万時間もの時間の削減に成功する企業もありますので、RPAを企業として、どのようにとらえ、どう使うかによって全く変わってくるのです。
10分でわかる!マーケティング業務におけるRPA導入③【人的リソースとRPA】
「10分でわかる!マーケティング業務におけるRPA導入」というテーマで3つ目に取り上げるのは「人的リソースとRPA」です。
日本国内における問題として少子高齢化があります。
団塊の世代の定年、退職により労働力不足というのは、今後数年において明らかに進んでいことになり、企業としても本格的に人材不足を実感するのは、これからとなるでしょう。
現実的な課題と既に向き合いつつある時代の中で、早くからRPAを積極に導入し、人的資源を有効活用している企業もあります。
普及が進むにつれ、貴重な人的リソースに事務作業をさせるという時代は、確実に終わります。
テクノロジーが進歩する一方で、貴重な人的リソースである我々もまた、スキルアップしていく必要があるのです。
人的資源の浪費というのは、企業にとっては、「無駄」となるだけではなく、従業員の負担に直結します。
生産性が悪く効率の悪い企業というのは、表面的に離職率が高まってしまう傾向にあります。
慢性的な人手不足に陥るようでは、企業が組織として機能しているわけではなく、健全な状態ではありません。
これらを改善するためにはRPAが必要とされるのです。