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ここ数年、居酒屋や飲食店などで、よく話題になっているのが「せんべろ」です。

皆さん、「せんべろ」は、ご存知でしょうか?

顧客にとっては、嬉しい「せんべろ」ですが、お店側には利益はあるのでしょうか?

今回は、そんな「せんべろ」について考察していきます。

「せんべろ」とは?

ここ数年、外食産業は盛り上がりを見せています。しかし、飲食業界全体が非常に厳しい状態であるのは、変わりありません。

生き残る為、お客を喜ばせる為にと各お店では、日夜努力しているのです。

仕事帰りの「一杯」は、やはり格別なものがあります。仕事帰りや、たまの息抜きに大衆居酒屋や立ち飲み屋にふらりとよる方も多数いらっしゃるのではないでしょうか。

居酒屋や立ち飲み屋と言えば、かつては、おやじのたまり場でありオアシスという印象が強かったように思われます。

しかし最近では若い世代のサラリーマンや女性にも大変人気が高いのです。女性でも一人呑みをする方も増えているほどなんです。

その理由となるのが「せんべろ」なんです。

現在、この「せんべろ」メニューのあるお店が増加しているのです。

この「せんべろ」は、たった1,000円で美味しいお酒とおつまみ料理を手軽に楽しめるのです。

顧客からすれば、とってもコスパがよく、さくっと気軽に立ち寄りやすいのも特徴です。

この「せんべろ」は大衆居酒屋にとってのビジネスモデルの1つとなります。

「せんべろ」という言葉自体は造語です。たった1,000円でべろべろになるほど飲めるお店やメニューのことを略したものです。

ここ最近ではメディアやユーチューブなどでも取り上げられることが多くなり「せんべろ」が拡散し、1つのスタイルとして定着してきた感があります。

「せんべろ」は、そもそも酒販店でお酒とつまみを購入し、その店の一角で立ち飲みをする「角打ち(かくうち)」と呼ばれたところからはじまったようです。

町の酒屋さんから派生し、居酒屋にて形を変え進化していったのが立ち飲み屋。

更に立ち飲み屋テイストを進化させ、こだわりのおつまみメニューを提供する大衆居酒屋にて客寄せの為にはじめた格安セットがやかで「せんべろ」として定着したというわけです。

「せんべろ」人気の秘密は?


ここ数年、アルコールを提供するお店は、従来通り変わらないような気もしますが、実は様々な面で変化しているのです。

立ち飲み屋というスタイル1つとっても、新しいスタイルのお店が登場しています。

「せんべろ」も、新たな集客方法の1つとしてのスタイルです。

そんな「せんべろ」が人気の理由とは、どこにあるのでしょうか?

「せんべろ」の魅力は、なんと言ってもその安さです。安いだけではなく、おつまみ料理も美味しいんです。

そして「せんべろ」ならではの店の雰囲気の良さというものを顧客は感じています。

今の時代、SNSなどか流行っているおかげで、ブログ、ツイッター、フェイスブックに写真などが簡単にアップされることから、情報も知らないところで拡散したりします。

そんな時代なので、安かろう不味かろうでは、誰もお店には足を運びません。

情報が即座に反映される時代において、悪評や不評はお店にとっては死活問題になりかねません。良い噂が広まるのは時間を要しますが、悪い噂が拡散するスピードは早いのです。

その為、料理のクオリティーなども顧客を満足させ、リピ通いしてくれるような「せんべろ」が望まれるのです。

顧客が求めるのは、料理のクオリティだけでなく、お店の雰囲気も重要となります。コスパに満足し、1人でもふらっと気軽に立ち寄れる、そんな雰囲気が大事です。

お店としては、女性客でも気軽に立ち寄れる雰囲気のお店を作れたら最高です。その為には、明るく清潔な雰囲気が求められます。

「せんべろ」とは云っても、ベロベロに酔っ払うわけではなく、さくっと飲んでさくっと帰る1人客が多いので、回転率は悪くありません。

「せんべろ」で利益は出るのか?


顧客にとって人気の高い「せんべろ」。コスパがいい「せんべろ」は顧客にとっては良いものですが、お店側からすれば利益はあるのでしょうか

客単価1,000円前後というところから利益を上げるには、いったいどうすれば良いのでしょうか。

「せんべろ」の特徴としては、セットメニューにあります。通常「せんべろ」ではドリンクは生ビール、サワー、焼酎、日本酒などから、好きな飲み物1杯と、おつまみとなります。

ドリンクとおつまみの数は、お店毎に違います。

お店の個性と特徴が出るのが、おつまみ料理です。このおつまみメニューは、ある程度限定する必要があります。

品数が多いと調理に手間がかかったり、スタッフの負担となります。

オペレーション的には、シンプルで効率の良い方法を検討する必要があります。おつまみ料理の「せんべろ」向けメニューとしては、もつ煮込みなどがあります。

もつ煮込みなら事前にストックしておけますし、料理の提供も非常に簡単で、提供までの時間もかかりません。

「せんべろ」で利益を上げるには、薄利多売しかありません。この為、無駄を省いて出来るだけ回転率を上げるのがポイントです。

まとめ

いかがだったでしょうか。今回は「黒字?赤字?「せんべろ」は、利益が出るのか?」というテーマで飲食店や居酒屋の営業戦略「せんべろ」にスポットをあてて、様々な角度から考察致しました。

「せんべろ」は、顧客にとってはコスパで満足、お店にとっては、集客手段として効果的など、それぞれにメリットがあります。

「せんべろ」は、今後もさらに進化し、私達を楽しませてくれるでしょう。


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