近年、企業やビジネスにおいて重要視されているのが「マーケティング」。
その「マーケティング」には、様々な専門用語があります。その中でメジャーな用語として「SEO」があります。皆さん聞いたことがあるのではないでしょうか?
そしてもう1つ「SEM」という用語もあることを、ご存知でしょうか?SEOに比べ理解度は低いのが事実です。
というわけで今回は「マーケティング考察論。SEOとSEMの違い」について詳しく説明致します。
マーケティング考察論。SEOとSEMの違い①【SEOとSEMとは?】
「マーケティング考察論。SEOとSEMの違い」1つ目に取り上げるテーマは「SEOとSEMとは?」です。
現在の情報社会で企業にとって自社の経営戦略やビジョンを検討する上で欠かせないのが「マーケティング」。
「マーケティング」に強い会社こそ、競争社会の現代において過酷なサバイバルから生き残っていくわけです。
そして「マーケティング」の手法として効果的なのが、webマーケティングです。インターネットの発展とスマートフォンの普及は私達の生活を大きくかえました。
当然、商品やサービスを生み出す企業も社会をリードし積極的にwebを活用しています。
マーケティング、webマーケティングにおいては、様々な専門用語が登場します。
その中で皆さん、よく聞くのが「SEO」です。企業においてのサイト制作や運用などの担当者さんは、当然理解している言葉ですが、最近では一般の方でも理解されている方が多いほど、メジャーなキーワードとなってきました。
普段からネットを利用するのは、当たり前となってきているので、SEOについては、もう同じ見という感じにも見受けられます。
そしてもう1つ今回取り上げるのは「SEM」です。
こちらは、メジャーな「SEO」に比べてマイナーで、はじめて聞いたという方も多いのではないでしょうか。
マーケティング用語は、いくつもあり、しかもアルファベットの略称が多いので、意味を混在してしまう場合も多々あります。
間違わないようにしっかり学びたいものですね。
そんな「SEM」とは、いったいどんなものなのか?「SEO」とは、何なのか?について詳しくふれていきましょう。
まずは、お馴染みの「SEO」について説明致します。
SEO=Search Engine Optimization。意味は、「検索エンジン最適化」です。
頻繁に聞かれるのが「SEO対策」です。企業のweb担当者であれば、常に気になるところでしょう。
また企業だけでなく個人でブログを運営する方にとっても、「SEO対策」は、重要なものとなります。
「SEO」は、googleやYahooなどの大手検索エンジンにてユーザーがあるキーワードで検索した場合、検索結果を上位に表示させるものです。
検索結果が上位に表示されることにより、自社のサイトにアクセスしてくれる可能性が高くなるということです。
無数にあるサイトの中から、まずはサイトへ訪れてもらうことが重要なのです。
いくらサイトの出来が素晴らしくても、その存在を知ってもらわなければ意味がありません。
その為、企業のweb担当者は、日頃からアクセスを伸ばそうと、常に「SEO対策」を意識しています。
「SEO対策」は、一度行えばいいというわけではなく、変化していくものなので、その時代のトレンドに合わせて対応していく必要があるのです。
1つ言えるのは、「SEO対策」を意識して、しっかり行っているかどうかで、サイトへのアクセス数は変わってくるのです。
特に意識しているのは、大手検索エンジンである「google」です。その為、「SEO対策」は、「google対策」とも言われているのです。
さて、次に「SEM」についてです。
SEM=Search Engine Marketing。
意味は、「検索エンジンマーケティング」です。
「SEM」のほうが、より「マーケティング」に近い感じがしますね。
SEMは、googleなどの検索エンジンから、あるWEBサイトに対し、アクセス数を増加さる為のマーケティング手法なのです。
意味的に「SEO」と近く、似ているために「SEM」を「SEO」のことだと、勘違いしている方も実は多いのです。
アクセス数を増やすという目的からして、確かに「SEO」と同じじゃないか?と考えるのもわからないではないです。
「SEM」の立ち位置は、マーケティング手法となりますので、その手法として「SEO」と「リスティング広告」があります。
つまり、「SEO」は、「SEM」の手段であり、「SEM」の中に「SEO」が含まれることになります。
自社のサイトに対し、訪問者をいかにして増やすかという手法の総称が「SEM」となるわけです。
さらに「SEM」の1つ上のカテゴリとなるのが「webマーケティング」です。
「webマーケティング」は、サイトへのアクセス数の増加だけを考えるのではなく、サイトに訪れてくれたユーザーを次にどのようなアクションへ導きたいかを検討するのです。
例えば、次のようなステップとなります。
- あるユーザーがある商品を探している→
- 検索エンジンで検索→
- 検索結果でトップに表示されたサイトへアクセス→
- 商品情報から顧客のニーズに合致するか判断する→
- 商品を気に入りECページへ移動
- 商品を購入する。
以上のような一連のプロセスとなります。
上記のパターンでは結果として、顧客(消費者)は、商品を購入に至るというところまで進んだわけです。このアクションはマーケティング的には成功したと言えます。
つまりは、このような一連のアクションを総じて「webマーケティング」と呼ぶのです。
まとめると、カテゴリのグループわけとして、「webマーケティング」→「SEM」→「SEO」と「リスティング広告」という形になるのです。
マーケティング考察論。SEOとSEMの違い②【リスティング広告とは】
「マーケティング考察論。SEOとSEMの違い」2つ目に取り上げるテーマは「リスティング広告とは」です。
次に「SEM」の手段の1つとなる「リスティング広告」について詳しくみていきましょう。
「リスティング広告」は、あるキーワードを与え検索エンジンで検索した時、結果として表示される有料広告のことを言います。
皆さんも普段からスマホからの何気ない検索の際にも、よく見かける仕組みです。
有料というだけあって、リスティング広告の効果は非常に高く、あるキーワードを入力した時、必ず表示させたいのであれば、ユーザーの目にふれる機会が増えます。
支払いの仕組みとしては、1クリックする毎に課金方式なので、無駄がない宣伝手段となります。
しかし、クリック数が多くなればなるほど支払単価も高くなるということです。
次にリスティング広告の種類について説明します。
主に次の3種類となります。
- 検索連動広告
- ディスプレイ広告
- リターゲティング広告
では、それぞれの広告について詳しく説明していきます。
【検索連動広告】
大手検索エンジンであるGoogleとYahoo!の2大巨頭の表示領域に広告を表示させます。
【ディスプレイ広告】
こちらは、検索結果画面に表示されるわけではなく、特定のサイト上に表示される広告となります。
特定のサイトとは、2大巨頭検索エンジンのGoogle、Yahoo!と提携している配信パートナー企業てす。
独自のアフィリエイトプログラムを活用し広告表示エリアを確保しているのが特徴です。
表示対象となるサイトは、広告にマッチしたサイトが自動判定されることになります。
【リターゲティング広告】
こちらは、普段ネットで検索している時に、自分が最近興味のある広告なとが頻繁に表示されることに気がつく方がおられるのではないでしょうか、
それもそのはず、リターゲティング広告はブラウザのクッキーからの情報をキーとして広告を表示しているのです。
つまり一度訪れたサイトがクッキー情報を付加し、それに合わせた情報を表示するというわけなんです。
見た目的には、ディスプレイ広告との見分けはつきにくいのですが、最近ではリターゲティング広告が多様されているのです。
マーケティング考察論。SEOとSEMの違い③【SEOとSEMの違い】
「マーケティング考察論。SEOとSEMの違い」3つ目に取り上げるテーマは「SEOとSEMの違い」です。
ここまでの説明で、SEOとSEMの違いは、理解して頂いたのではないでしょうか。
わかりやすく言えばSEMとは、「SEO+リスティング広告」と認識して頂ければよいかと思います。
webマーケティングを有効に活用する為には、基礎知識が重要となります。
マーケティング、webマーケティング、SEO、SEM、リスティング広告のそれぞれの位置付けと特徴を知ることが大切です。