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世界的規模で感染拡大している新型コロナウイルスは、日常生活においても経済面においても多大な影響を及ぼしています。

そのような状況の中、ニーズを高めるものと、そうでないものとの区別がはっきり別れました。そんな中、動画配信サービスが注目されています。

というわけで今回は「マーケティング最前線。コロナ需要で広がる動画配信サービス」について詳しく説明致します。

マーケティング最前線。コロナ需要で広がる動画配信サービス①【変わるニーズ】


「マーケティング最前線。コロナ需要で広がる動画配信サービス」というテーマで最初にふれるのは「変わるニーズ」です。

新型コロナウイルス感染拡大という不測の事態によって、危機感が高まる中、社会全体に多大な影響を及ぼしています。

コロナ以前と比べ様々なことが制限されています。

いち早く動きがあったのは、2020年3月からの学校の臨時休校です。

全児童、生徒達が自宅待機となりました。さらに社会人も可能な限り在宅勤務を推奨するなど、できる限りの外出を避け、「ステイホーム」を強く意識した生活が求められています。

そんな中、生活者のメディア接触にも変化が現れました。

特に如実な変化として現れたのが「テレビ」です。

ニュースや報道番組などのライブ視聴のニーズが高まりました。

さらに、テレビでのネットコンテンツ利用も、急進しました。

一時期、若者を中心としたテレビ離れが叫ばれていましたが、在宅率の増加と、不測の事態というこの状況の情報をいち早くキャッチしようとテレビのニュース番組の需要が高まりました。

いくらテレビ離れと言われても、テレビが発信する情報の信頼度の高さを改めて感じることができました。

それと同時に、ニーズが高まったのが「動画配信サービス」です。

パソコンやスマートフォンなどモバイル端末での利用が躍進しています。

具体的にどれだけの伸び率だったのかというと、利用時間にして、3ヶ月でおよそ3倍という結果が現れています。

この、伸び率は、いったいどうしたことでしょうか?

もちろん、その大きな要因となった一番の理由が
コロナ禍による影響であることは、間違いありません。

単純にニーズの高まりというのが理由ですが、テレビとパソコンが復権したということです。

現在、メディア利用の環境というのは、様々な用途がある中、情報取得の手段、娯楽としての選択肢を上げればキリがないほど様々なものがあります。

テレビやネットなどのソフトから、イベントや施設などリアルなものまで含めれば、生活を豊かにし「楽しむ」ものは、多数あります。

しかし、人との接触を避ける意味で、イベントなどリアルエンターテイメントの活動は自粛せざるをえない状況となっています。

そんな状況からコンテンツとしてのニーズが高まり、テレビや動画配信サービスが急伸したわけですが、ハード面での売上にも変化が現れています。

テレビとパソコンを繋ぐ「HDMI」の利用も伸びており、自宅での環境面の改善が見受けられています。

さらにデバイス機器で言えば、スマートフォンなどのモバイルツールについては、それほど大きな変化はありません。

しかし、テレビとパソコンについての需用は、202 年3月末から一気に高まりを見せました。

これは在宅勤務やオンライン学習などか広がったことが要因と見られます。

在宅時間が必然的に長くなったことから、モバイルツールよりも、添え置きのテレビとパソコンの利用率が増加したからです。

利用率としては、通常時の2割以上の増加、さらに時間帯でみると、パソコンについて朝から夜までの時間帯での利用率が増加したのです。

テレビについてのニーズの増加としては、お昼休み休憩時間帯となるお昼のニュースや夕方のニュースの視聴率が増加しました。

ニュース番組のニーズか高まる一方で、それ以外の番組コンテンツが不足していることがテレビの悩みの種でした。

外出自粛を余儀なくされ、外での撮影ができないことから、ドラマなどのロケが行え状態でした。

その為、テレビ各局が行ったのは、過去のドラマの再放送でした。

通常であれば、プライムタイムに再放送をするということはありえないのですが、コンテンツがない状態では、いたしかたないのです。

しかし、娯楽不足からか、再放送でも高い視聴率を獲得しているのです。

テレビ以上にニーズが高まっているのが、動画配信サービスでした。

動画配信サービスは、再放送の多いテレビでは飽き足らず、動画配信サービスへと流れる視聴者が増えたからです。

中でも、利用率の増加が高まったのは「Paravi」。

「Paravi」の利用増の原因としては、人気コンテンツが揃っていることが要因のようです。

マーケティング最前線。コロナ需要で広がる動画配信サービス②【需要高まる動画配信サービス】


「マーケティング最前線。コロナ需要で広がる動画配信サービス」というテーマで次にふれるのは「需要高まる動画配信サービス」です。

「コロナ需要」として急速なニーズの高まりを見せているもののベスト3としては、以下のものがあります。

  • ニュース番組
  • エンターテインメント
  • SNS

やはり情報取得と娯楽のニーズ増となっています。

エンターテイメントの中では、動画、電子書籍、ゲーム、radikoなとが急伸しています。

中でも動画配信サービスは、有料のものが多く、これまでは積極的に利用する人とそうでない人とがハッキリと分かれていました。

動画配信サービスとして有名なのが「YouTube」です。

YouTubeは、基本的には無料動画サービスです。

しかし、YouTubeの利用率は、さほど伸びていないのです。

伸びているのは、有料な動画配信サービスなのです。

その原因としては、普段からYouTubeを利用している視聴者が、それでは飽き足らず、有料の動画配信サービスへ流れたというわけです。

では、なぜあえて有料の動画配信サービスの利用が高まったのかと言えば、コンテンツのクオリティの差にあります。

これまでの映画やドラマ、バラエティなどのコンテンツの数が多数あり、エンターテイメントとしての需要を満たしているからです。

特にサービスの中で目立った躍進を見せているのが
Amazon Primeビデオ」です。

他者のサービス利用率を見ると圧倒しているのです。

「Amazon Primeビデオ」が、他社と決定的に異なるのはポジションです。

Amazon Primeビデオは、動画配信サービスそのものというスタンスではなく、EC会員サービスの特典というスタンスだからです。

つまり、位置づけとしては、有料会員向けの付属特典であり、動画配信としては、「無料」となるからです。

「無料」ということから、利用者の心理面も異なり、それでいて十分なクオリティのコンテンツが揃っていることが大きいのです。

さらに、今回、躍進ぶりが目立っていたのが「Paravi」です。

「Paravi」と言えば動画配信サービスの中では、後発のサービスと言えます。

サービス開始となったのは、2018年4月ということですから、会員数においても他社に比べ遅れをとっています。

そんなParaviが、これまで最大の伸び率となっています。

このParavi躍進の要因となったのは、過去の名作ドラマが一堂に揃っているからです。

つまりコンテンツの良さが評価されたからです。

現代マーケティングとして有効であるコンテンツマーケティングにて他社との差別化が勝負の分かれ目となったのです。

マーケティング最前線。コロナ需要で広がる動画配信サービス③【コロナにおける動画配信サービスの対応とサービス】


「マーケティング最前線。コロナ需要で広がる動画配信サービス」というテーマで最後にふれるのは「コロナにおける動画配信サービスの対応とサービス」です。

全国的に自粛ムードが高まる中、「ステイホーム」を楽しく過ごすことにマーケティングとしての価値が見出されました。

その為、各動画配信サービスが積極的に行ったのがコンテンツの一部無料公開したことです。

特に、アニメやキッズもの知育、教育バンクなどを無料公開することで、休校に対する対応策としてのサービス提供が目立ちました。

コンセプトは「在宅支援」。

そんな時代背景に合わせたマーケティング活動が、今行われています。

まとめ

いかがだったでしょうか。今回は「マーケティング最前線。コロナ需要で広がる動画配信サービス」というテーマで詳しく解説致しました。

「新型コロナウイルス」感染拡大の影響によって私達の生活は、様変わりしました。

不測の事態の中、これまでと同じような生活がおくれない中で、様々なニーズに対する需要がはっきりと別れました。

そんな中、動画配信サービスの需要は、一気に高まりを見せたわけですが、現状に素早く対応した動画配信サービス各社は、制限ある状況の中でも効果的なマーケティング活動を行いました。

特にアニメや教育関連など子供向けコンテンツを充実させたり、エクササイズや料理などステイホームにフィットする番組をフューチャーしたことは、ニーズにあった戦略と言えます。

今回のことをきっかけに、効果的にユーザー数を増加させた施策ではないでしょうか。

コロナ需要の中、高まるニーズによって対策を行った動画配信サービスの今後は、さらにニーズを高めていくのではないでしょうか。


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