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今どの会社でも問題化している「人手不足」。当然私は勤めている食品製造販売業の会社も、慢性的に人手が不足している状況です。
ただつい最近までは、あまりの人手不足のために工場が稼働できなきなくなるのではないかという危惧すらありました。
そんな時に対策として、この人手不足の問題をいかに解決するか会議にて話し合い、様々な方法を実践しました。
ここではその方法をご紹介します。

人材不足を解決する方法

ハローワーク

当然どの会社においてもそうでしょうが、人を求人としてその情報を発信したいときはまずハローワークなどの職業安定所を利用します。

わが社では基本的にハローワークとの求人掲載に関するやり取りはファックスあるいは電話にて行います。

ハローワークに掲載してほしい求人案件について、希望する職種およびその具体的な業務内容、給与待遇面や勤務時間及び残業時間、会社概要・規模、面接担当者の名前・連絡先及び面接場所の地図など事細かく記入しファックスします。

その後担当者の方がチェックを行い、その中で見つかった掲載内容に関する不備や疑問点・修正点などについて連絡があり、それらに追記・修正したのち掲載をお願いします。

ただ掲載されてからハローワーク経由の応募の連絡が来るまでには、その要する日数もまちまちです。

個人的感想としては3月・10月ごろが一番応募に関する問い合わせを受ける機会が多いと思います。たいして6月や1月ごろは大変応募の反応が少ないように感じられます。

 

その理由は様々でしょうが、ただ掲載したからと言ってすぐ応募者から連絡があり、面接などの流れになるとは限りません。しかもその掲載から応募に関する問い合わせまでに要する日数もその回数もここ数年だんだんと少なくそして時間がかかるようになってきております。

それはひとえに少子化などの人口減少によるものかと思われます。求人においては売り手市場と呼ばれるほど掲載される求人案件に対しての応募者の数が少なくなっており、応募者が職を選びやすい環境になってきております。

そのため従来の求人応募方法だけではその他の会社との差別化が図られ、結果あまり応募者の目に留まらなくなりつつあるのです。

ですからわが社においてはハローワークだけによる求人応募という方法に頼らず、さらに広げた求人活動を行うべきだという判断に至りました。

もちろん求人応募したいとなった時点ではまずハローワークに求人票として求人内容を掲載してもらうということは変わりありません。それに加えて更なる求人活動をプラスアルファしております。

民間会社との連携によって求人活動を行う!

その方法はよくインターネットなどで求人応募に関する就職・転職専門サイトを目にしますが、その民間会社との連携によって求人活動を行うというものです。

この方法は実は私自身の経歴から言っても有効な手段だと考えています。何故ならば私自身は今勤めている会社にはハローワーク経由ではなく、とある就職・転職専門業者からの紹介により、面接を受け、採用していただいた経緯があるのです。

ハローワークからの求人紹介については以前からとある問題点を感じておりました。これは職業選択の自由の観点からも仕方のないことだとは理解しているのですが、なかなかこちらが希望する人材が思うほど集まらないのです。

ハローワークより「求人票をご覧になられた方が是非応募したいと申しておりますが」と電話を受けます。その時その方の氏名・性別・年齢・連絡先などを伺いますが、正直その方がわが社が掲載した求人票の職務内容に関してそれ相応の実力があるのか、経験があるのか全く分かりません。

それを確かめるために面接という方法をとるのですが、この面接にもかなりの時間を要しますし、面接を行うも受け答えなどを含めて大変常識のない方、不謹慎な方、あるいは最初からあからさまにこの職種に合っていない人材であると会った瞬間に感じる方が多いのです。

しかし公平中立に採用活動を行う必要がありますので面接は行いますが、正直その時間すらもったいないと思うほどの非常識さをさらす方々が多いのも実情です。

要はその人のスキル・経験、そしてそういった常識的態度などはそれまでは面接を行わなければわかりえないことでした。

 

その点こういった就職・転職専門業者はそういった問題に関してあまり心配がいりません。

まず求人を応募したいと持った場合、その会社にメールなり電話なり連絡します。その後担当者から実情に関するヒアリングやどういった求人を求めているのかなどの確認作業を粉行います。そして給与待遇面や勤務時間などの細かい内容を会社情報として伝えます。

この点ではハローワークとは変わりありません。ただその情報をどのように応募者に伝えるのかが大きく異なります。ハローワークですと求人票として誰でも閲覧検索できるような状態にて公開しますが、こういった専門業者はまずその会社が求める人物像に関して、すでに専門業者の専用サイトに求人登録している利用者の中にマッチングする方がいないか照合・検討してくれます。

その後マッチングすると思われる人には直接その業者より連絡が来ます。実際私の場合もこの方法により求人案件を知りました。要は一種のスカウトに近い形態と言えます。そのため誰でも検索し応募できるというものではありません。

というのも業者としても紹介から面接を行い、その会社がぜひ採用したいと思える人材ということで採用してその時に成功報酬が発生するというスタイルでした。そのため、業者としてもなるべく確実に成約率を上げたいという気持ちもあるため、そして紹介する以上は責任が伴うため、おのずと経験不足や非常識と思われる人にはこういった求人案件を紹介しません。事前に抽出・選定してくれます。

そのため、面接を行う段階においては採用にふさわしいだけの実績・一般常識などを兼ね揃えた方ですので従来の面接よりもより具体的でより採用率が高いものになります。

また求人案件について、さまざまな角度からふさわしいと思える応募者を探してくれるスキルをそういった業者は持っています。求人を出したら連絡が来るまで待つしかないのではなく、むしろこちらから探しに行くという新しいスタイルだと思います。

 

実際この方法にて何人か採用という結果を導き出せました。

周囲の関係者からの紹介をお願いする方法

その他の方法としては周囲の関係者からの紹介をお願いするという方法です。この方法は主に社長に一番協力して頂いた方法でした。

社長や上役の方々は、会社で務める傍らその関係上から様々な団体・組合に参加されております。わが社の社長においても商工会議所の組合委員長を務めておられ、となる集会の際にその組合員の方々にわが社で作った求人応募DMを配布して頂き、求人に関する紹介をしていただいたことがあります。

やはり会社の社長の声となるとその反応もまた違ったものとなり、この方法により工場製造の応募・採用者が4人ほど決まりました。

こういった会社関係性を使った求人活動もある種有効的だとおもいます。

 

まとめ

以上私の会社が実践してきた求人活動をご紹介しました。

今就職活動の世界も様変わりをしており、求人を出せば簡単に採用が決まるという時代ではありません。

そのためにはいかに現状をとらえ、いかに対策を行い実践していくかという計画性・戦略が必要です。

まずはどんな方法があるかを考えるよりも、まずは人手不足は会社全体の問題点としてとらえ、会社全体で会議などにおいて一丸となって話し合うことが最初の一歩として必要です。

きっとよい解決策が見つかると思います。

 


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