「働き方改革」が掲げられて暫く経ちますが、本当の意味で改革が始まるのは、これからではないでしょうか。
テレワークが推進される時代、中小企業がどのように対応すればよいのでしょうか。
というわけで今回は「業界改変!中小企業のテレワーク導入ノウハウ」について詳しく説明致します。
業界改変!中小企業のテレワーク導入ノウハウ①【テレワークの企業による向き不向き】
「業界改変!中小企業のテレワーク導入ノウハウ」というテーマで1つ目に迫るのは「テレワークの企業による向き不向き」です。
2020年も半分を過ぎたところで、既に注目のキーワードとなっているのが「テレワーク」ではないでしょうか。
テレワークそのものは、以前よりありましたが、率先してテレワークを進める企業は、それほど多くはありませんでした。
しかし、新型コロナウイルス感染拡大という予期せぬ事態により各企業では急遽、対応に追われることになりました。
数年前より「働き方改革」か提唱されたことによりガイドラインとしての意義はあり、少しずつ意識も変わりつつありました。
そんな中で、さらに真剣に働き方の改善に向き合う必要が今生じているのです。
今後の働き方は、これまでよりも柔軟な働き方を求められることになります。
様々なケースを想定し業務を停滞させないことが企業にとってのリスクマネジメントとなるのです。
事業継続させるための取り組みとしてテレワークは必須とされます。
世の中の働き方のトレンドとなる可能性のあるテレワークですが、一般的に普及する一方で企業規模による違いがあることも事実です。
やはり中小企業においては、環境整備なども含めコスト的な問題も関わることから後手になる場合が多いのです。
中小企業もテレワークの対応に遅れをとらない為、積極的に投資していく必要があります。
現実的に世界中を混乱の渦に巻き込んでいる新型コロナウイルスにより半強制的にテレワークに追い込まれたわけですが、実はそれ以前よりテレワークの必要性は囁かれていました。
「働き方改革」に対しての捉え方は、各企業により、対応はまちまちです。
以前から積極的に働き方改革に取組む企業、働き方改革とは全く無縁な企業など、対応には温度差がかなりあるのが実情です。
業界改変!中小企業のテレワーク導入ノウハウ②【テレワークのメリット・デメリット】
「業界改変!中小企業のテレワーク導入ノウハウ」というテーマで2つ目に迫るのは「テレワークのメリット・デメリット」です。
改革を進めることのメリットとして、場所や時間を選ばないことがあります。
グローバル社会となった現代では、働き方に制限がなくなることで企業にとっても大きなメリットがあります。
企業にとっても働く側にとっても双方にメリットがあるように思われますが、はたして本当にメリットばかりなのでしょうか?
場所や時間の制限がなくなるということは、働く側からすれば、会社に縛られないという気楽さもありますが、その一方でいつでもどこでも仕事ができてしまうというデメリットもあります。
つまり制限がないことそのものが問題なのです。
その他にも様々な問題があります。
まず、テレワークに変わったことで業務フロー自体を見直す必要が発生します。
業務フローを変更するとなれば、組織もそれに合わせて変更が必要とされるだけでなくインフラ整備など環境面でも見直しが必要とされます。
テレワークの為のリソースというのが必要となり、対応するにはコスト面での問題が浮き彫りになります。
特に予算の限られた中での対応を迫られる中小企業にとっては頭を悩ます現実問題です。
また企業によっては、テレワークに移行しにくい業種もあります。
ペーパーレス化が以前よりも進んでいるとはいえ、多くの事務作業には、まだ紙文化が根付いています。
承認には、紙と印鑑が必要など、面倒な手順を未だに多くの企業が存在していることは、日本文化を守りぬきたいだけの、こだわりなのかもしれません。
このような企業文化は、慣例を重んじる日本ならではの文化そのものと言えます。
業界改変!中小企業のテレワーク導入ノウハウ③【テレワークでもオフィスと同じパフォーマンスを行うには】
「業界改変!中小企業のテレワーク導入ノウハウ」というテーマ3つ目に迫るのは「テレワークでもオフィスと同じパフォーマンスを行うには」です。
緊急事態宣言が出されると急遽テレワークにシフトした企業が、続出しましたが、企業も在宅勤務というスタイルがはじめてなら、働く側としても多くの人が在宅勤務を初めて経験したのではないでしょうか。
慣れないテレワークに戸惑いの声もネット上でよく上がっていました。
これまで同様オフィスでのパフォーマンスと、同等な程度発揮するにはどうすればよいのでしょうか?
ビジネスを円滑に進める為に最も重要なのが、コミュニケーションです。
オンラインにてコミュニケーションをとる手段は、Webミーティングなどを行ういくつかのサービスがあります。
企業独自でオンラインミーティングシステムを用意していなくても、Web上には無料で使えるサービスもあり、環境的には問題なく対応できるのです。
そして、ネットへの通信接続には必須のパソコンも業務効率を左右する大きな要素となります。
通常、仕事で使用するPCはセキュリティ上の権限などから企業からの貸与物という形となります。
これは企業に所属する正社員だけに貸与されるわけではなく、その業務に関わるパートナー会社の要員に対しても全員に貸与されます。
自宅から企業へのサーバーやネットワークにアクセスする場合、インターネットの接続の他、VPN(バーチャルプライベートネットワーク)への接続も必要となります。
このようにテレワークに対応するネットワーク環境なども企業側で準備し対応することが必要です。
実際に、VPNなどのネットワーク環境がなかったとしても、インターネットに接続さえすれば、既存のサービスを使えば、コミュニケーションもとれますしファイルの送受信なども行えますので、ルールさえ決めれば仕事はすることはできます。
仕事の生産性を高めるには、PCのスペックが関係します。
現在、多くの企業での主流は、ノートPCとなっておりテレワーク用のPCをそのまま在宅用PCとして持ち帰り作業するケースが多いようです。
会社貸与物のPCであれば、PCのスペック的には、いつも使っているそのままの環境を維持できるというわけです。
企業によっては、PCがデスクトップ中心であるとか、テレワーク用の貸与PCを用意していない、会社へのサーバーへアクセスができないなどの理由で、致し方なく出社を余儀なくされる方も、いらっしゃいました。
業務的には十分リモートワークでも対応できる仕事なのに、環境不備の為、通勤という大きなリスクにさらされることに結果的になってしまうのです。
貸与用のPCが用意できない場合など、個人所有のPCを使用して仕事をされた方も、いらっしゃるかと思います。
その場合、PCはあくまで個人所有の為、スペックが引くかったり、ソフトがインストールされていない、セキュリティ面での不安など様々なデメリットとリスクにさらされることになります。
特に個人所有のPCの場合、気をつけなければならないのが、セキュリティ面。
十分なセキュリティ対策がされていないようなら、企業としてもリスクを追います。
顧客情報の流出や機密情報の盗用など様々な危険があります。
ネット社会となった現代で、尽きないのが情報流出問題です。
顧客情報などの流出は企業にとっての信頼度を低下させる大問題にまで、発展してしまいます。
情報流出問題は、途切れることなく発覚しています。セキュリティに万全な対策を行っている大企業でさえ、情報流出は起こっているのです。
そして、テレワークの際に起こるのが、通信問題です。
オンラインチャットやミーティングサービスなどを快適に利用するには、高速で安定している通信環境が必要とされます。
在宅で作業を行う場合、個々により通信環境は異なります。
その為、通信環境も準備しておく必要があります。通信環境がない場合、企業側で環境を準備する必要も迫られます。
また在宅で作業する場合、1日中つけっぱなしにしているPCの電気代も、働く側が負担する形となります。
これも塵も積もれば山となるように毎日使い続け、数年は経てば電気代もバカにはなりません。
このような、ことから企業によっては、既に在宅で仕事を行う場合には、在宅でのよりよい仕事環境を作る為、補助金を支給する企業も存在しています。