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2020年に入り激震となった「新型コロナウイルス」。世界的規模で広がるこの現状に、経済面でも大きな影響を及ぼしています。

そして今、テレビ業界へも大きな影響を及ばしています。

というわけで今回は「マーケティングリサーチ。新型コロナとテレビ業界」について詳しく説明致します。

マーケティングリサーチ。新型コロナとテレビ業界①【激動のテレビ業界】


「マーケティングリサーチ。新型コロナとテレビ業界」1つ目のテーマとして取り上げるのは「激動のテレビ業界」です。

日常の中にある「テレビ」の存在というのは、非常に大きなものがあるのではないでしょうか。

ネット全盛となった現代では、テレビ離れも叫ばれている昨今ですが、それでも「テレビ」の存在というのは、非常に大きく私達の日常生活の中に根付いています。

そんなテレビ業界が、今、これまでにない危機となっています。

もちろん、この混乱の時代に危機に直面しているのは、テレビ業界だけではありません。

全世界が新型コロナウイルスにより多大なマーケティングへの影響を受けています。

感染防止の為に「自粛」が続だけに様々な経済活動がセーブされている状態なのです。コロナ以前に比べ、経済は鈍化していることは間違いありません。

また、これまで「自粛」という生活習慣が皆無だったことから、ライフスタイルもすぐに変えることはできないのが現実です。

そんな自粛生活の中において、テレビの存在というのは家庭内においては、変わることはありません。

これまであまり、家庭内で過ごすことがなかった人もテレビを見る機会が何かと増加しそうです。

自粛生活という大きな変化により、これまで以上にテレビの役割は、重要度を増しそうです。

人々は、外出制限というこれまでとは全く違う生活へのシフトチェンジを急遽求められるようになりました。

学校は休校となり、仕事は在宅勤務、2020年のゴールデンウィークさえも全国的な自粛ムードが漂いました。

新型コロナウイルス感染拡大の初期段階では、まるで戦時中のような時代であるとも表現されました。

しかし、そんな状況の中でも、テレビは常に放送をし続け、私達に情報を与えています。

在宅率が増加し、生活が制限されたことにより余暇や娯楽を楽しむことも減少した中で、娯楽としてのテレビの存在価値は、高まったのではないでしょうか。

しかし、そんなテレビの世界においても変化を余儀なくされています。

ニュースをつければ、常に話題は新型コロナウイルスのことばかり、その影響から経済面でもマイナス効果が現れ、飲食業では悲痛の声が上がっています。

そんな先行き不安なニュースばかりを見ていると気が滅入ってしまうのも理解できます。

テレビの世界というのは、ビジネスであります。テレビは広告収入によって利益を得ているのですが、気がついてみると、流れるCMにも変化があります。

見かけることが増えたACジャパンのCMが気になりませんか?これと同じような状況となったのは、2011年の東日本大震災の時でした。

そして、今、新型コロナウイルスによる激動の時代の中にあり、テレビ業界もまた、その大きな波の中で揺さぶられているのです、

2020年のテレビ業界は、正に急転直下の展開となっていました。昨年までは、誰もが想像だにしなかった、オリンピックの延期という事態となってしまいました。

テレビの世界というのは、放送をし続けなければ成らないとという法律があるのです。

そしてテレビはプログラムされた番組を予定通り、放送しなければならない義務があります。

つまりテレビ業界とはプログラムとスケジュールの上で成り立っているものの代表格となりますが、新型コロナウイルスという不測の事態の影響により、その取り組みが全てリセットされてしまったのです。

特に2020年においては、オリンピックという世界的ビッグイベントの特別な放映枠で埋められていました。

しかし、これがなくなったことで、プログラムとしては全くの白紙となり、この穴埋めをしなければならない事態となったのです。

マーケティングリサーチとしても、全ていちからやり直しという形になりました。

たたでさえ、イレギュラーな編成での放送という特別な年だったにも関わらず、ビッグイベントの消滅によるリスケジュールは、テレビ業界に多大な影響を与えています。

それに加えて新型コロナウイルスの影響から、通常のプログラムさえも差し替えになるなど対応に追われているのです。

差し替えとなったのは、番組そのものだけではなくCMなども含め、全面的な見直しが必要となっているのです。

マーケティングリサーチ。新型コロナとテレビ業界②【番組制作の変化と影響】


「マーケティングリサーチ。新型コロナとテレビ業界」2つ目のテーマとして取り上げるのは「番組制作の変化と影響」です。

テレビ番組において、如実に変化が現れているのがニュース番組や報道番組、さらにバラエティ番組などでも変化が現れています。

人が集まる環境をできるだけ避けるように、スタジオ収録の場合は、一定の距離感を保ち、出演者の数を調整したり、リモートでの出演を増加するなどの対応をしています。

このようにテレビ番組そのものも、リモートワークが進んでいる現状は、正に新しい現実とも言えるのです。

見ようによっては、これまで見ることができなかった世界が映し出されるわけです。

テレビの世界というのは、言ってみれば作り込まれた世界の一部を切り取って、見せる部分だけ見せているのです。それがエンターテイメントとしての世界であり、人々に娯楽としての存在価値を与えています。

その存在価値こそ、テレビにおけるマーケティング成果の現れとも言えるのではないでしょうか。

番組の差し替え、内容の変更など対応に追われる現実がある一方で視聴率そのものは、軒並み上昇しているということのようです。

電源をつければ、画面に映るテレビの世界であっても、作り手は、同じ人間なのです。

テレビマンの人達は、実際どのようにしてコロナウイルスに対処しているというのでしょうか。

そもそも番組そのものをテレワークで、できるのか?ということも疑問に思いますが、これは既に対応できているということが実証されています。

実際に各番組での、リモート出演者は増加しており、見事に対応できているのだということが把握できています。

実際にテレビマンでも、リモートワークできる人は、リモートワークにシフトしているようです。

各テレビ局によって、それぞれコロナ対策についての対応は、異なるようですが、情報を発信する立場としては、できるたけセーフティに業務を行うべきです。

その中でも、素早い対応を行ったのは「テレビ東京」です。独自路線を貫くテレビ東京は、どこよりも早くテレワークへの業務へシフトしました。

一方で対応に遅れたり、十分な対策を怠ったことから、番組内での感染の事例があがるなど問題も浮かびあがりました。

実際のテレビ局の問題となっているのが「コンテンツ不足」。

今のテレビ業界では、地上波だけでなくBS、CSも含めれば数多くのコンテンツを必要としていますが、撮影ができない状態では、番組ストックはあっという間につきてしまう状況なのです。

その為、対応としては、過去番組の再編集や再放送などで急場を凌いでいる状態です。

今回の緊急事態宣言によって、改めてわかったのは、エンターテイメントは作り続けなければ、あっという間にネタギレになるということです。

これまで数々のコンテンツを作り続けていますが、新作となると、作り出すのは非常に手間と時間がかかるということを実感することができました。

マーケティングリサーチ。新型コロナとテレビ業界③【変わるテレビの世界】


「マーケティングリサーチ。新型コロナとテレビ業界」3つ目のテーマとして取り上げるのは「変わるテレビの世界」です。

華やかなイメージのあるテレビ業界でも、実は地道な活動の上に成り立っていることがわかります。

マスマーケティングの代表格であるテレビですが、それに関わる多くの人によって支えられており、リアルを映す鏡となっているのです。

テレビ局の仕事といえども、テレワークでの対応が可能となることから、今後、スタンダードな働き方として定着していく必要があります。

会議も、テレビ出演も必要なくなれば、番組の作り方さえも変わっていくのです。

そうなった場合、エンターテイメントの世界とマスマーケティングの立場としてのテレビも大きく変わっていくのではないでしょうか。

まとめ

いかがだったでしょうか。今回は「マーケティングリサーチ。新型コロナとテレビ業界」というテーマで詳しく解説致しました。

ネット社会となった現代での「テレビ」の役割というのは、以前から変わったところもあれば、変わらない部分があります。

今回の新型コロナウイルス感染拡大という不測の事態によって、あからさまになったのは、テレビというのは、クリエイトしているということ。

作り続けなければならないということです。

情報を提供し続けるテレビ業界は、マーケティングリサーチの最前線にいると言っても過言ではありません。

そんなテレビ業界も今後は、さらに変化を求められていくでしょう。新たな価値、新たなスタイルを導きだしていく必要があります。


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