新型コロナウイルスによる世界的パンデミックが始まった2020年から、2021年となり世界は様々なことが変わりました。
コロナ禍の中で日常の中にも変化が現れ、それと同時に新たなスタンダードも生まれマーケティングも変わらざるをえません。
というわけで今回は「コロナ禍で変わったマーケティングと新たなスタンダード」について詳しく説明致します。
コロナ禍で変わったマーケティングと新たなスタンダード①【コロナで変わった消費行動】
「コロナ禍で変わったマーケティングと新たなスタンダード」というテーマで1つ目に取り上げるのは「コロナで変わった消費行動」です。
2020年は正に激動の年となりました。
世界規模として蔓延した新型コロナウイルスは、これまでにないほどの大規模なパンデミックとなりました。
その影響は図りしれず、世界的にも社会、経済、政治にも大きな変化を与えたのです。
まだ出口の見えない新型コロナウイルスですが、コロナと共に生きる時代、気がつけば1年が経過してしまいました。
アフターコロナが取り上げられる一方で、現状としては以前として、まだ渦中の真最中にいるという事実になんら変わりはありません。
世界規模で大きく社会を変えた「新型コロナウイルス」は、今後どのような形で、私達の日常に関わっていくのか、実際に具体的な予測をしていくことは難しいのではないでしょうか。
振り返ってみれば、1年前、誰がこのような事態を予測できたというのでしょうか?誰しもが予測できなかった世界の様相なのではないでしょうか。
これだけの情報社会においても、やはり未来は予測困難なことも数多くあり、やはり様々なことにリスクを感じられずにはいられません。
コロナをきっかけとして、これからの世界、そして社会はこりまで以上にリスク回避の方向へと進むのは間違いありません。
しかし、今尚先行きが見えない時代の渦中において、国もそれなりの対応を行っています。
その1つとしてガイドラインの作成があります。
厚生労働省により提示されたガイドラインは、これから先の未来に対して新型コロナを想定した新しい生活様式としての基準を示しています。
では、根本的な定義について、今ここで改まって「スタンダード」について考えてみると、スタンダードとは、「基準価値」、「指標」となります。
なぜ、世の中にスタンダードが必要なのかと言えば、物事においての軸が欲しいからです。
そもそも人間とは、何でしょうか?
このような問いかけであれば、哲学的にも聞こえますが、マーケティングを中心に扱う当コンテンツでは、哲学を中心に据えて話しを進めていくわけではありません。
マーケティングというのは、あくまで、冷静な分析によるものです。
ですが、マーケティングの分析の良し悪しを決めるにおいても、何かしらの基準や指標が必ずあります。
つまり、基準や指標というのは、人間が勝手に決めた基準なのです。
そして全てにおいて、人間の行動判断というのは、全てが基準を中心としています。
人間は人間でありますが、「動物」の1つであります。
我々人間においての理性というものも、人間か決めた基準であります。
インターネットが世界中を網羅している現状において、グローバルスタンダードというのが世界の基準であり、モラルであり、理性となっています。
そして今、このグローバルスタンダードがコロナというものを中心として大きく揺さぶりをかけています。
日頃普通に生活していると身近なものばかり目に入り、一般人が世界を意識するということは、実感的にはそれほど多くはないかもしれません。
実際にニュースや情報のみなどでは、実体験としては、強く認識することができないからです。
しかし、世界へのゲートというのは常に開かれており、連動しています。
スマホでブラウザを立ち上げれば、世界へとダイレクトにアクセスできますし、経済、ビジネス、マーケティング共に世界は繋がっているのです。
マーケティング手段としても、デジタルマーケティングが主流となった現代においては、そのことがよくわかります。
コロナ禍における今、日常生活のスタンダードが変わるだけではなく、多くの企業にとっても、正に今、変革の時と言えます。
というのも日常のスタンダードが、変われば消費者行動にも大きな変化が生まれるからです。
行動変化というのは、消費者ニーズを変えることになります。
つまりこれは、消費者と企業との接点を変えることになるのです。
この接点が変わることによってマーケティングそのものも当然変化が必要なのです。
マーケティング業界全体が新たなニーズを認識していき、新たなスタンダードにシフトし、これからの時代の方向性を見極めていくのが必要なのです。
新たなスタンダードの上で、変化に柔軟に対応したとしても、結局のところ軸となるのが「消費者」を意識するということなんです。
マーケティングにおいて顧客目線であることは、ブレることはありません。常に「消費者ファースト」であり続ける必要があるのです。
コロナ禍で変わったマーケティングと新たなスタンダード②【マーケティングが注力すべきポイントとは】
「コロナ禍で変わったマーケティングと新たなスタンダード」というテーマで2つ目に取り上げるのは「マーケティングが注力すべきポイントとは」です。
コロナ禍により消費者の立場にたって考えてみると、何が変わったのか?
それは、お家時間の増加です。
外出自粛により自宅で過ごす時間が、増加したことで日常の生活は様変わりしました。
リモートワークが推奨されたことにより、あらゆることがオンライン化へと進み、これまで以上に急速なIT化が進んだのです。
そのような変化は、多くの業界にも影響を与えました。
電車やバスなど交通機関の利用の減少、飲食店での会食の減少、イベントの中止や延期、様々な業種、店鋪の時短営業など、実に多くの変化が如実になっています。
外出時間そのものが減少したことが、消費者ニーズの大きな変化と言えますが、外に行かない分、ネットへのシフトが進み、娯楽は動画サイト、買い物はオンラインショップで済ませるということになってきたのです。
家での時間をどう過ごすかによる、「巣ごもり消費」というものも強く意識されるようになりました。
コロナ禍により様々なシーンで大きな影響を与えていますが、まず基本として世の中のスタンダードが変われば、当然、消費者行動も変わっていきます。
それにつられる形でマーケティングそのものも変わらざるをえません。
ビジネスにおいてもまた様々なニーズの変化に対応していく必要がありますが、ニーズの増減は業界によって、それぞれが異なります。
コロナ禍によって極端にニーズが減った業界もあれば、それを補う形で増加したニーズも当然あるのです。
特に飲食業界、旅行業界、観光業界などはマイナス面での影響というのは、計り知れないものがあり、大ダメージを受けています。
ニーズが減るからこそ、本来であればマーケティングを積極的に行い顧客に対してアピールする必要がありますが、経営を維持するためにコスト削減のため、マーケティングを消極的にならざるをえないケースもあるのです。
同じような企業が問題を抱えている状況なのです。
コロナ禍で変わったマーケティングと新たなスタンダード③【変わらぬ価値は顧客基準】
「コロナ禍で変わったマーケティングと新たなスタンダード」というテーマで3つ目に取り上げるのは「変わらぬ価値は顧客基準」です。
様々な困難に立たされる業界が多いところ、基本としては、「消費者ファースト」という視点を充実することになります。
いずれにしても消費者が求めるのは、安心、安全です。
ただでさえ、コロナ禍という状況にあり消費者は、心理的にも不安定になっており、いつにも増して安心、安全を求める傾向が強まっているのです。
企業としては、消費者の立場に立って考えることが何よりも必要なのです。