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優秀な人材を、ひとりでも多く採用したい!というのは、人事担当者であれば誰もがもつ思いでしょう。特に
人材不足に悩まされている時期であればなおのこと、効率的に人を集める方法を模索しているのではないでしょうか。
今回は、優秀な人材を確保するための募集方法などをご紹介します。

優秀な人材を確保するための方法

誰でも参加できるイベントを開催する

優秀な人材を確保するためには、大きくふたつの方法があります。

ひとつは入り口を大きく広げ、できるだけ多くの人に関心を持ってもらう場を多く設けることです。

たとえばこれは、気軽に誰でも参加できるイベントを開催する、ということなどがあります。
これらは業種や職種を問わず、「就活生向け」「転職者向け」などのザックリとしたくくりで行うものです。

内容は、面接講座、身だしなみ講座などでも構いません。要は、少しでも多くの人に来てもらい、ひとりでも多くの人と接触することを目的とします。

 

最初は相手が自社に関心がなくても、構わないのです。

そのイベントのなかで、業界や会社の魅力も併せて伝えていき、特に興味を持った人に、その後のアプローチをするのが良いでしょう。

 

また、会社にぴったりの人材に出会えたら、相手の志望度が低くても、個別にコンタクトを取りフォローしていくことも必要です。

優秀な人材ともなれば、他社からも熱心に口説かれていることでしょう。

そんなときも、大切にすべきことは、相手の意思を尊重し、誠意をもって接して相手の心に寄り添うことです。

決して焦って他社の批判をしてはいけませんし、無理に会社をごり押しする必要もありません。

優秀な人材は、自分の能力が最大限発揮できる場所を探しています。

同時に、自分をどれだけ認めてくれるか、活躍させてくれるチャンスを与えてくれるかということもよく見ています。

相手の状況を汲み、寄り添うことで、自分に理解を示し親身になって接してくれる会社を選びやすくなります。またその人がたとえ入社しなくても、この後で示す「紹介」につながりやすくなるのです。

紹介制度を取り入れる

もうひとつの効果的な方法は、紹介制度を取り入れることです。

これは特に、待遇面で抜きん出たものがなく、募集にあまりお金をかけられない場合などに有効です。

莫大な広告費をかけるよりも、実は口コミの方が、費用対効果は良いものです。

求人広告は大きな費用がかかりますが、他社より華やかな待遇を記載できなければ、求人数が多い媒体ほど、情報はどうしても埋もれてしまいます。

自社の魅力を知っている人が、周囲に良い情報を流していくことが、実は一番効果的に人材を集められるのです。

特に、口コミの発展形として今後活用すべきものは、SNSです。

現代社会においては、SNSは生活の中に欠かせないツールとなっています。

つまり、SNSを利用する友人知人に、会社のPRを載せてもらい、拡散することが可能なのです。

特に職場環境や、仕事以外の交流など、通常は求人広告に載せないアットホームな雰囲気を伝える投稿にすると、イメージが伝わりやすく、応募率は上がることでしょう。

SNSは、発信者本人が公開範囲を制限しない限り、投稿にリアクションした人のみならず、さらにその友人知人にまで、情報が行き渡るのが魅力です。

多くの人に情報が渡ることを心がけ、問い合わせしてみたくなる内容を目指してみましょう。

直接の友人や知人でなくとも、さらにその知人…という具合に、何人か先に、ぴったりの人が現れる可能性があります。

また、こういった経緯から応募してきたひとは、知人の紹介という安心感から、採用に至りやすくなります。

どんなに給与などが良くても、職場の実情がわからないと、実際の人間関係や労働環境に不安を抱えてしまうことになりかねません。

待遇面は特別良くないとしても、どんな人が働いているかが明確にわかる職場の方が、安心できるため、決め手となりやすいのです。

同時に、知人の紹介で入った職場ほど、あっさりとは辞めにくいという面もあります。紹介制度の場合は、最初から特別に能力の高い人が応募してくる確率は、決して高くないかもしれません。

しかし、辞めにくいことを考慮すると、その後は時間をかけて育成ができます。そこから優秀な人材に育っていく可能性が高くなるのです。

優秀な人材を長く会社にとどめておく方法

育成に力を入れる

当然ながら、優秀な人材ばかりが入社するということはありません。

組織は2:6:2の法則が反映されるといいます。特に能力の高い人材は2割で、逆に大きな問題を抱える人材も2割。残りはどちらにも転ぶ可能性のあるごくありふれた人材である、という法則です。

安定しない組織の特徴は、社歴が極端に長い人と、短い人の二極化が起きていることです。

つまり、中間層がどんどん辞めていき安定せず、新人だけが入れ替わり続けている職場であるということです。

人の入れ替わりが激しい職場は、それだけ採用や育成にかかる費用も労力も莫大なものになってしまいます。これでは非常に非効率です。

大切なのは、このごくありふれた6割の人たちの能力をいかに高めていけるか。そして、組織への定着率を上げていけるかどうかということです。

残念ながら能力の高い人ほど、転職や独立を望み、早々に職場を離れてしまう可能性があります。

また、そうでない人たちにとっても、居心地の悪い職場であるならば、絶えず人が辞め、人材不足に悩まされることでしょう。

中間層の6割をしっかりと育成し、人が定着するようになれば、当然ながら能力も安定した人が増えていきます。

またそういった人からさらに、新しい人材の紹介も見込めるため、人材不足は解消されやすくなります。

まとめ

いかがでしょうか。優秀な人材を確保するためには、ひとつは募集の窓口を広くとり、多くの人と出会うこと。もうひとつは、紹介制度を取り入れることです。そして何よりも、そういった方々が定着していく組織づくりが一番のポイントです。

 


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