フリーランスエンジニアとして現在働いている方、これからフリーランスとして仕事をはじめようと考えている方に向けて具体的事例をあげて説明します。
前編に引き続き今回は、現役のフリーランスエンジニアとして営業する筆者が、より深くよりリアルな案件の探し方をご紹介いたしょう。
フリーランスエンジニアの案件獲得の具体的事例と方法④ 【案件獲得方法の種類】
フリーランスエンジニアの案件獲得の方法について説明します。
案件の獲得方法には、次のようなものがあります。
- ネットなどでの案件情報
- クラウドソーシング
- クライアント業者の利用
- 自ら営業
- 既存顧客、固定客からの依頼
- 自己案件
以上のようなものがあります。これだけざっとあげてみるとエンジニアの仕事は、様々あります。
エンジニアと同じような職種では、デザイナーやライターなどが似たような感じです。
では、上記の案件獲得方法それぞれについて解説していきましょう。
●ネットなどでの案件情報
ネットでのエンジニア募集は、現在ではかなり多いです。契約の種類や仕事内容、条件なども多彩にあります。
自分のスキルにあった案件は、探してみると意外と多いものです。しかし、ネット上は、更新遅れにより情報が古い場合もあります。
企業との直契約もあれば、元請け、孫請けなど発注スタイルも様々です。気になる案件があれは、情報発信元に積極的にコンタクトをとりましょう。
数撃ちゃ当たると思って営業しましょう。
●クラウドソーシング
ここ数年需要が多いクラウドソーシングです。発注、受注も全てネット上で行われ、クライアントと顔を一度も合わせずに仕事が進む場合が多いです。
クラウドソーシングの仕事は、不特定多数の人が対象となるので、案件は早いもの勝ちという面もあり、非常にスピーディーに仕事が展開します。
●クライアント業者の利用
こちらも現在では、案件獲得にはよく利用されるパターンです。
主に企業案件が多く、客先にて作業するケースが多いものです。企業内にプロのエンジニアが常駐することにより、現場での対応をすることがあります。
また比較的大規模な開発案件などが多く、プロジェクト形式進められるパターンがあります。
多くの人と関わることが多く、コミュニケーション能力も必要とされます。
●自ら営業
自ら顧客先に出向いて営業するパターンです。既存の顧客や過去に取引したクライアントなどを訪問したり、直接営業に出向きます。
●既存顧客、固定客からの依頼
こちらの場合は、フリーランスになって間もない方ではなく、フリーランスとして経験のあるエンジニアでは、よくあるパターンです。
例えばシステムやアプリケーション開発に過去に携わった場合、時間が経過することにより改修したい点などがあがり、プログラム改修の依頼が来ることも多々あります。
キャリアが長ければ、長いほど顧客も増え、信頼も高くなるのです。
●自己案件
アプリケーションの開発などは、何も依頼を待っているだけではなく、自ら企画、開発、販売など行う方法もあります。
せっかく作れる技術を持っているのであれば、自ら商品を開発すれば良いのです。
特にスマホアプリなどの需要は、まだまだあるので理想的と言えます。
フリーランスエンジニアの案件獲得の具体的事例と方法⑤【仕事を受けるか受けないかは、はっきりする】
フリーランスエンジニアは、案件獲得の為には、それなりの営業活動を行う必要があります。
キャリアのあるフリーランスエンジニアであれば、抱える案件はたった1つのみとは限らないのではないでしょうか。
フリーである以上、仕事は可能な限り受けることが出来ます。自分の体力とスキルと相談して仕事は受けるようにしましょう。
またスキル的にこれまで実際に経験したことがないような案件でも多少は無理して受けてしまうことをおすすめします。
例えば言語自体は、理解しているものの実戦では経験がない場合などは、まずは仕事を受け、仕事をこなしながら学んで行くこともできます。
ただ、勉強しているより、実際に仕事として依頼を受けた方が、身につきやすいのです。習うより慣れろの精神です。
また、案件というのは、忙しい時ほど仕事の依頼が舞い込んでくるものです。
探している時に限ってなかなか見つからないようなものです。
依頼が重なった届いた際には、できるだけ納期の調整をお願いしてみましょう。
検討した結果、スケジュール的に厳しいのであれば、きっぱりと断ることも必要です。
仕事を受けるか否かは、自分次第です。
フリーランスエンジニアの案件獲得の具体的事例と方法⑥ 【案件探しのタイミング】
最後に案件探しのタイミングについて触れてみます。
例えば危機への常駐案件を抱えていながら、違う案件に変えたい場合や、現在の契約の終了時期がわかっている場合、次の案件探しは直前が好ましいです。
スケジュールが空きそうな1週間前でも構いません。少しリスキーにも感じますが、エンジニア案件では即対応の案件が非常に多いのです。
例えば、プロジェクト案件に参画する場合、転職などと違い、1ヶ月も2ヶ月も待ってはくれません。
企業やクライアント側としては、すぐにでも対応してくれる人を常に求めています。
例えば、これは家電の修理やお部屋掃除の業者と同じです。即対応してくれる業者を顧客は求めているのです。