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他との差別化というのは、非常に難しいのが現実なのです。特に小売業に対しては、どこでも同じような品揃えとなっています。

食品業界における他との違いは安さと品揃えとなりますが、他とは一線を画すのが「成城石井」です。

というわけで今回は「他とは違う成城石井の差別化戦略とは」について詳しく説明致します。

他とは違う成城石井の差別化戦略とは①【成城石井という存在】


「他とは違う成城石井の差別化戦略とは」というテーマで1つ目に取り上げるのは「成城石井という存在」です。

高級スーパーとして知られる「成城石井」ですが、皆さんは実店舗に訪れたことはありますか?

一度でもお店を訪れたことがあるのならば、その他のスーパーとは明らかに「違う」ということに気がつくところがあると思うのです。

では具体的に何がいったい違うのか?それは、やはり実際にお店に足を運ぶ必要があります。

消費者というのは、常に安くて良いモノばかりを求めたがる傾向がありますが、成城石井で扱う商品というのは、普通の一般スーパーに比べれば決して安い品物ばかりではありません。

高級」というブランドイメージがある成城石井がなぜ、顧客に受けているのを知る必要があります。

近年の成城石井は、駅ナカへの出店が加速傾向であり、売り上げ的には順調に上がっています。

成城石井は、大手コンビニチェーンのローソンの完全子会社として成立しています。成城石井の全株式をローソンが譲り受けることによって、2014年10月31日に連結子会社化したのです。

実際に成城石井を管理、運営しているのは、投資会社である丸の内キャピタルです。

成城石井は大手ローソンの傘下に入ったことにより結果的には、業績を順調に伸ばしているのです。

直営店舗数は132店、フランチャイズ店を含めれば店舗数は155店にも上り業績が順調な上、店舗数も拡大しているというわけです。

成城石井は、いわゆるスーパーマーケットの1つですが、その業界の中でも成城石井は異質な存在と言えます。

実際にスーパーマーケット市場というのは、市場全体が既に成熟化しています。そのため、業界全体としては、伸び悩みを見せているのが現状と言えます。

そのような状況にも関わらず、個々数年で成城石井の経営状態が右肩上がりに成長しているのには、いったいどのような理由があるのでしょうか?

それを知るためには、まずは「成城石井」のこれまでの歴史を振り返ってみましょう。

成城石井が登場したのは、1927年2月となります。歴史的には、なかなかそれなりに歴史のある店舗であることがわかります。

店名の「成城」とあるように、東京成城学園前駅近くに第一号店である石井食料品店が創業しました。これが後の成城石井となるわけです。

1976年に株式会社成城石井を設立し、正式に1号店となる成城店が誕生し、1997年に駅ナカ店舗「アトレ恵比寿店をオープンをきっかけとして、現在のような成城石井のブランド展開がはじまりました。

この当時はまだ駅直結のスーパーなどは売れないという一方的な見方が非常に強い時代でした。

そんな中、成城石井は、そのような当時の偏見を覆し、予想を上回る売上を見せたのです。

これにより駅という場所が、ただ単に多くの人が行き交い通り過ぎるだけの場所だというイメージを変えさせたのです。

アトレ恵比寿店は、結果的には大成功と言えますが、これを機に出店の幅は、確実に広がったのです。

他とは違う成城石井の差別化戦略とは②【店舗によって異なるコンセプト】


「他とは違う成城石井の差別化戦略とは」というテーマで2つ目に取り上げるのは「店舗によって異なるコンセプト」です。

いまでこそ店舗数は、増加した成城石井ですがわ実は各店舗によってコンセプトやレイアウトというのは大きく異なっているのです。

一般的にチェーン店とするならば、コンセプトや店内レイアウトというのは、ある程度定まったフォーマットに揃えられることが多いのですが、成城石井については、他とは違うようです。

それどころか決まったフォーマットは特にないということが驚きです。

通常、チェーン展開するスーパーマーケットが共通フォーマットに準じた店舗作りをするのは、何も売り手側な都合だけてはなく、買い手のことを考えてそうしているわけです。

顧客からすれば、チェーン店ならば、どこに行っても同じような店内レイアウトであれば、買いやすいという利点があるからです。

その点、成城石井がなぜフォーマットをあえて持たないかといえば、地域や立地によって変わる環境や条件に合わせて、店舗作りをしていることになります。

成城石井の出店スタイルというのは、基本的には小型店となります。

なぜ、あえての「小型店」であるのか?

どうせ出店するなら、広い売り場を確保したほうが、多くの集客を期待できるように思います。しかし、成城石井のお店を訪れるとわかるのですが、店内は、それほど広くはありません。

比較的狭い店舗に様々な商品が置かれていることになります。

これは、他のスーパーにはない商品を取り揃えることにより差別化を図っているからです。

つまり、成城石井は、取り扱う商品には、それなりの自信があるからこそなのです。

そのような戦略をとる成城石井は、地域ニーズに合致した商品をより多く取り揃えることで、顧客ニーズを満たしているのです。

そして競合他店との差別化ができているからこそ、店舗によってスタイルやコンセプトが異なるというわけです。

他とは違う成城石井の差別化戦略とは③【商品に対するこだわりの強さ】


「他とは違う成城石井の差別化戦略とは」というテーマで3つ目に取り上げるのは「商品に対するこだわりの強さ」です。

では、次にそんな成城石井のこだわりの「商品」について詳しく見ていきましょう。

成城石井には、様々な「成城石井ならでは」の商品がありますが、まず最初にふれる人気商品が成城石井オリジナルのコーヒーです。

このコーヒーは、オールアラビカ種となります。

成城石井のコーヒーへのこだわりは強く、クオリティに対してのコストパの良さがあるのです。

この成城石井のコーヒーは、価値がわかる人には、十分理解されており、一般の顧客のみならず、コーヒーショップのマスターなどが買いにくるほどのクオリティの高さなのです。

また成城石井と言えば、そんなコーヒーにあう、海外のスイーツなどもあります。

中でもチョコレートは本場ベルギー、フランスからの直輸入品が非常に多く、他店での取り扱いはまずない商品ばかりが目立ちます。

パッケージからして、明らかに日本の製品でないことは、一目瞭然なため、ついつい見とれてしまうのです。

成城石井で販売されている商品は、だからといって直輸入したものをそのまま店頭に出しているわけではありません。

輸入品というのは、実際にワンパックの量が非常に多いため、販売するには日本向けではありません。

なので、販売する時は日本仕様とし小分けにパッケージをし直して販売しているという一手間がかかっているのです。

このように顧客ニーズにしっかり応えると共に、売り方そのものにも適正で消費者に受け入れられるようなクオリティを常に維持しているというわけです。

成城石井のこだわりは、輸入品だけでは、もちろんありません。

「オリジナル商品」であるプライベートブランド(PB)にも非常に強いこだわりを持っているのです。

PB商品というのは、スーパーに限らず非常に多くの業界で展開していますが、その多くが自社での独自性を保つためと、コスパを重視したPB商品の開発をしています。

成城石井のPB商品は、コスパだけではなく、もし市場に望む商品がないならば、自社でその商品を作ってしまおうというこだわりがあるのです。

その中でも有名なのがオリジナル商品の「プレミアムチーズケーキ」です。

これは、成城石井ならではの商品と言え、決して他店では買うことはできない商品となります。

このオリジナルのプレミアムチーズケーキは、多い時で1日5000本以上売れるという大人気商品なのです。

この商品へのこだわりは、機械を極力使わず手作りにこだわっているからです。

まとめ

いかがだったでしょうか。今回は「他とは違う成城石井の差別化戦略とは」というテーマで詳しく解説致しました。

既に成熟化しているスーパーマーケット市場の中で、独自のポジションを築き、他社との差別化を成功させている「成城石井」のビジネス戦略というのは、非常に参考なすべき点が多いのです。

しかし、簡単に真似できるようなものでもなく、成城石井ならではの戦略と取り組み方、ノウハウがあります。

また他社が既に存在している「成城石井」と同じ戦略をとっても上手くはいかないでしょう。

独自のこだわりと、顧客ニーズを熟知する成城石井だからこそできるビジネスアプローチというわけです。


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