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企業を運営するうえで避けては通れない「人材集め」。どのような人材を集めるかによって、会社の命運すら分けてしまう重要な問題です。

しかし小さな企業にとって人集めは難しいもの。人自体集まらなかったり、いざ採用してみると、優秀なのかどうなのかわからないうちにやめてしまうということも。そこで今回は、小さな企業はどのように優秀な人材を集めればよいのか、またどうすればやめない人材が集まるのかをご紹介します。

中小企業が優秀な人材を集めるには!?

優秀な人材は、大企業に多く集まる傾向にあります。しかし小さな企業でも方法を工夫することで優秀な人材を集めることは可能です。ポイントは「大企業にはできない、小さな企業だからこその強みを生かすこと」にあります。

知名度を上げる

小さな企業は良い人材を集めるのに大変苦労します。大企業の場合は知名度もあるため、黙っていてもいい人材がやってきますが、小さな企業はそうはいきません。

そこでまずは「知名度を上げる」ことが大切です。

最近は小さな企業でも、SNSをうまく利用して知名度を上げている例を見かけます。会社の成果や、どんな仕事をしているかなどをアップしてみましょう。知り合いにお願いして拡散してもらうとより効果的。

記事がバズると、一気に知名度を上げることも可能です。また上手に使うことで、公募では出会えないような個性的な人材と巡り合うこともできます。

ただしそのためには、会社自体を「魅力のあるもの」にしなければ意味がありません。

いくらいいことだけ書いて拡散しても、そこにウソや偽りがあれば、すぐに化けの皮がはがれてしまいます。「自分の会社にしかない魅力的なウリ」を見つけ、そこをアピールするようにしましょう。

知人の紹介を活用する

全く知らない人を採用する場合、面接のみでどんな人材かを判断しなければならず、リスクも大きいもの。しかし知人からの紹介であれば、それなりの人材が集まる可能性が高くなります。とくに中途採用の場合、うまくいけば理想通りに人材を手に入れることができることも。

3.目の付け所をかえる

新入社員を獲得する際、優秀な人材は大企業にもっていかれがち。しかし目の付け所を変えると優秀な人材が残っているかもしれません。

 

例えば「大学院に進学する予定の人」。大学院に行かずに就職するメリットをあげると、考えを変えてくれる可能性があります。

「海外留学を考えている人」こういった人も、「海外赴任させてあげる」など、海外留学を上回るメリットを提示することで就職してくれることも。

 

こういった、就職活動をしていない人6の中には、かなり優秀な人材が潜んでいる可能性があります。そういった隠れた人材に目をつけるのもいい方法です。

どんなメリットがあるのか明確にする

最近の若い方は、報酬だけではないその企業で得られるメリットをみて企業を選んでいることが多いようです。

そのため単に多くの報酬を得られるだけでは優秀な人材は集まらないことも。そもそも小さな企業では、そんなに多くの報酬は支払えないかもしれませんね。

そのためその企業で得られる報酬以外のメリットを明確にしておくと、多くの方に目を止めてもらえる可能性が高まります。

例えば、仕事にやりがいを求める方なら、あなたの会社で「どんな経験が積めるのか」「どんな仕事ができるのか」を明確に記しておくことで、目にとめてもらえる可能性が高まりますし、仕事を合理的に進めたい方なら、「仕事を時間ではなく、成果で評価する」とはっきり打ち出してあると興味を持ってくれるかもしれません。

仕事もプライベートも充実させたいという方なら、「フレックス制」など自由に自分のペースで仕事ができる環境を求めるでしょう。単に「職場の雰囲気がいい」などとふわっとしたことを記載するよりも、もっと具体的な内容を記載するほうがより効果的です。

得意分野の仕事を任せる

人には得意・不得意があります。仕事ができない人は、「仕事ができない」のではなく、「その仕事が苦手」なだけかもしれません。もしかしたらその人が得意な仕事を任せたら、途端に「仕事ができる人」になるかもしれません。入ってきた人材の能力を正しく見極め適材適所に配置することが大切です。
特に入社したばかりの頃は、右も左もわからない状態です。そんなときに不得意な仕事を任され、できない経験ばかりさせられたら自信を失いますます仕事が嫌になってしまうかもしれません。しかし自分の得意な仕事を任されれば、成功体験を積むことができ仕事に自信ややりがいを持つことができるのではないでしょうか。

一人一人の能力を見極めるには、その社員がどんな人となりなのかをしっかりと知る必要があります。人数の少ない小さな企業だからこそ可能な戦略ですね。

人材を育てるという考えにシフトする

せっかくいい人材を獲得できても、やめてしまっては元も子もありません。また入ってきた時は「いまいち」と感じる人材でも、上手に育てることで化けることも考えられます。

例えば野球の日本ハムファイターズは、選手育成に定評があります。選手獲得にお金をかけられない代わりに、育成に力を注いでいるのです。そして見事に結果を出しています。

ただいい人材を獲得することばかりに目を向けるよりも、「いい人材に育てる」という考え方にシフトしたほうが、結果的には「いい人材が辞めずに長く働いてくれる」ようになります。

人材を育てるためには、一人一人に合わせたきめ細かいサポートが欠かせません。そのため大企業ではなかなか難しいのが現状です。

しかし小さな企業であれば新しい社員一人一人をしっかり見て手をかけることができるのではないでしょうか。人を育てるのは時間も労力もかかりますが、その分リターンも大きいもの。

良い人材は会社の宝となり、企業を大きく成長させてくれます。企業が育つと黙っていても良い人材が集まるようになります。

まとめ

人材集めの際、大企業と同じことをしていても太刀打ちできません。しかし小さな企業には小さな企業にしかない良さがあります。

そんな小さな企業ならではの強みを生かすことで、大企業以上に優秀な人材を集めることができるのではないでしょうか。


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