企業においてのWebサイトの重要性というのは、非常に大きいものがあります。
企業の情報を明確に発信するもので、顧客に対してしっかり届いているかが重要となります。
そして今、Webサイトは、スマホを意識する必要があります。
というわけで今回は「Web担当者が知っておくべきスマホSEO対策」について詳しく説明致します。
Web担当者が知っておくべきスマホSEO対策①【スマホSEOが重要な理由】
「Web担当者が知っておくべきスマホSEO対策」というテーマで1つ目に取り上げるのは「スマホSEOが重要な理由」です。
企業のWeb担当者が常に気をつけることは、自社のWebサイトがどれだけ見られており、顧客や消費者にしっかり届いているかということです。
自社のWebサイトの役割として、どれだけ顧客にアピールでき、効果的に役割をはたしているとなります。
アクセス数やコンバージョンというものに関わってくるわけですが、この情報社会においてのWebサイトを機能的に活用できるかがポイントとなるのです。
そこで、企業のWeb担当者が考えるべきことは、自社のサイトが、しっかりとスマホ対応されているかどうかということです。
スマホ対応を行っていない場合、どのような現象が起こるか?知っていますか?
それは、検索結果におけるランキングが下がってしまうことです。
これは、そもそもスマホユーザーの増加に起因しています。
インターネットへのゲートウェイとして利用されるファーストチョイスとしては、現在では、スマートフォンなのです。
いつでもどこでもインターネットに接続でき、利用できるのが当たり前となっている世の中で、スマホを使うのが当たり前なのです。
Googleもその認識を認めており、スマホからの検索数の方がPCからの検索数より圧倒的に多いということを認知しています。
となれば、当然ながらWebサイトにおいても、スマホでのSEO対策というのは必須になっていくのです。
PCからの検索数より、明らかにスマホからの検索数が多いということは、スマホ向けにカスタマイズしなければ、アクセスは伸びないというわけです。
では、スマホでのSEO対策があえて必要なのかを改めて考え手みましょう。
PCでのSEO対策のみでは行けないのでしょうか?
実は以前までは、PCとスマホでの検索結果ランキングには、違いはありませんでした。
しかし、これがスマホが独立したランキングとなったきっかけとは、2015年4月21日、Googleがモバイルフレンドリーアルゴリズムを導入したことがきっかけとなったのです。
モバイルフレンドリーアルゴリズムとは、「スマホ最適化」のことを言います。
モバイルフレンドリー化されたことにより、サイトが検索結果ランキングで優遇されるようになったのです。
その結果、PCの検索結果ランキングとスマホの検索結果ランキングに違いが現れるようになったというわけです。
このような経緯があったことにより、「スマホでのSEO対策」を行う必要が出てきたというわけです。
Web担当者が知っておくべきスマホSEO対策②【モバイルフレンドリーアルゴリズム】
「Web担当者が知っておくべきスマホSEO対策」というテーマで2つ目に取り上げるのは「モバイルフレンドリーアルゴリズム」です。
モバイルフレンドリーアルゴリズムとは、いったいでどのようなものでしょうか。
その言葉の通り、モバイルフレンドリー化されたサイトの検索結果ランキングを向上させるためのアルゴリズムとなります。
モバイルフレンドリーという馴染みのない言葉として受け止められますが、「スマホ最適化」を意味します。
では、そのスマホ最適化とは、なんでしょうか?
スマホ最適化は、Webサイトをスマホやタブレット端末などのモバイル端末においてのページ表示を最適化することです。
モバイル端末の特徴としては、やはりフレキシブルに活用できる機動性の高さと言えます。
そのフレキシビリティを支えているのがデバイスのサイズ感となります。
特にスマホの画面サイズというのは、ハンディタイプとしてのサイズ感としては、ちょうどいいサイズ感なのです。
ガラケーサイズの画面では小さすぎ、ノートパソコンサイズでは、持ち運ぶには少し大きすぎるということなんです。
もちろん、システムやアプリケーションの開発、長時間の事務作業については、やはり画面は大きいほうが作業は、しやすいのですが、いつでもどこでも持ち運べ、使いやすさと機動性を重視するなら、ベストはスマートフォンの画面サイズなのです。
スマホの画面サイズであれば、手に収まりつつ情報を取得するには、十分と言えます。
コンテンツサイトの閲覧のみではなく、動画などの閲覧にも外出先で1人で見るには十分であり、16:9というワイドスクリーンにも対応しているのです。
では、そんなスマホに最適化されているモバイルフレンドリーなサイトとは、具体的には、どのようなサイトを言うのでしょうか。
その点については、Googleがモバイルフレンドリーの基準を明確にしています。
- Googlebotによってクロールされる状態であるか
- Flashなどのコンテンツを利用していないか
- ズームしないで読める適切なフォントサイズであるか
- コンテンツサイズと画面サイズが一致しているか
- リンク部分の配置が適切であるか
Googleは、インターネットへのアクセス状況からモバイル端末がいかに重要であるかを認識しており、検索についても、モバイル検索とタブレット端末検索を分けて扱っています。
細かいことを言えばタブレット端末用SEO対策というのも行うことにより、より効果的なSEO対策を完成させることは、できますが、まずは、スマホSEO対策をしっかり行うことが先決となります。
モバイルフレンドリーテストは、Googleが提供するツールで行うことができます。
対象サイトのURLを入力し実行するのみで、現在のサイトの状況がスマホ対応できているかどうかを判定することができます。
Web担当者が知っておくべきスマホSEO対策③【モバイルユーザビリティを意識しているか?】
「Web担当者が知っておくべきスマホSEO対策」というテーマで3つ目に取り上げるのは「モバイルユーザビリティを意識しているか?」です。
モバイルフレンドリーテストを実施した結果、スマホ対応基準でないといって決して落胆する必要はありません。
なぜなら、それによりサイトの問題点がわかったからです。であれば、後は、サイトを修正すれば済むわけですから。
最も問題となるのは、サイトがスマホ向けに最適化されていないことに気づいていないことなのです。
わかりさえすれば、改善点を修正すればいいのです。
判定結果として表示される情報も、すぐに修正ができるように下記のようにピンポイントで明記されているので、修正も容易に対応できるはずです。
- テキストが小さ過ぎて読めません
- リンク同士が近すぎます
- モバイル用viewportが設定されていない
- スマホ対応基準に満たしていない部分が明確になっています。
より詳しい情報が知りたいならGoogleの公式コンテンツ「モバイル設定を選択する」で確認可能です。
既にGoogleが用意してくれているツールは、活用すべきです。
スマホ対応判定には、モバイルフレンドリーテストのみではなく、Google Search Consoleの「モバイルユーザビリティレポート」も利用できます。
モバイルユーザビリティレポートは、Google Search Consoleの機能の1つとなります。
モバイルユーザビリティに関するエラーをURL別にレポートしてくれるという機能があります。
結果として出されたレポートを確認することにより、スマホ最適化ページとして改善することもできます。
レポート内容としては、下記のような具体的なメッセージが表示されます。
- 互換性のないプラグインを使用しています
- ビューポートが設定されていません
- ビューポートが「端末の幅」に収まるよう設定されていません
- コンテンツの幅が画面の幅を超えています
- テキストが小さすぎて読めません
- クリックできる要素同士が近すぎます
モバイルフレンドリーテストの判定ではOKでしだが、モバイルユーザビリティレポートではNGとなるケースがありますので、両方活用することがおすすめです。