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現在は情報社会の中で日常を過ごし、人々の考えやライフスタイル、企業の成長の速度など時代が進むにつれよりスピーディーとなっています。技術の進歩に合わせ人間も進化しなければなりません。

そんな進歩の早い現実の中で、人や物にブームやピークはありますが、実はは企業においてもライフサイクルというものは存在します。

そんなことで今回は、企業のライフサイクルにまつわる様々を考察しています。

 

全てに対してライフサイクルというものはある。


商品やサービスなど全ての物に対してはライフサイクルというものがあります。実は物だけでなく企業にもライフサイクルというのはあるのです。

どんなものでもブームはあり、ブームは永遠に続くものではありません。あるピークを超えると今度は衰退していきます。それがライフサイクルというものです。人間にも誕生から亡くなるまでのライフサイクルがあるように企業も同じなのです。

ライフサイクルは主に4つの要素があります。

1. 幼年期
2. 成長期
3. 成熟期
4. 衰退期

人間や商品、サービスなどの物と企業のサイクルは誕生から成長しピークを迎え、やがて衰退してきます。ライフサイクルという言葉通り、生命に限りがあることと同義語です。

まず、この4つの要素についてそれぞれ説明していきます。

幼年期~成長期

【1. 幼年期】
企業にとっての幼年期は企業の立ち上げ時期のことです。つまり企業の誕生です。生まれたばかりの会社は、まだ赤ん坊なのです。その為、世の中にもまだ存在自体を多く知られていません。

この頃は創業したばかりであるので、事業も確立していませんし、安定もしていません。そして企業の将来や未来も全くわかりません。あるのは「可能性」だけです。

しかし、この幼年期こそ今後の企業の土台を作る上では非常に重要な時期となってきます。経営戦略やアプローチの仕方によっては、企業の成長を加速させたり、場合によってはいつまでたっても創業時と変わらないスローな企業経営となるパターンもあります。

企業の事業の核となる商品で言えば、商品の「導入期」となります。この導入期の頃は、企業そのもの、そして商品やサービス自体の認知度もまだまだ低いことから、宣伝広告などを積極的に行う必要があります。その為、販促費他、その他諸費用などコスト面での比重が高まるころでもあります。

そして、目先の経営を安定させる為にも多くの資金が必要となる時期となります。

【2. 成長期】

続いては、成長期です。幼年期を過ぎ、企業運営も安定してくれば成長期を迎えます。起業から数年間の企業実績により企業の存在価値も高まり、知名度も高まる頃です。

世間に対しての企業のニーズも上がり、顧客からの需要も増加し売上も右肩上がりの成長を見せる頃です。商品・サービスの顧客やリピーターも増加してくれば企業の経営基盤も安定し収益が増加すると、企業は更なる成長戦略を考えようとする時期です。

企業が次のステップへ向こう際に必要になるのが、優秀な人材の確保です。更に成長度を高める為には、人材確保は欠かせない要素となります。

これは企業にとっての最も大切な資産が「人材」であるからなのです。将来を見据え、企業規模を拡大させていく為には様々なフィールドで活躍してくれる人材が必要となります。

企業のブレーンとなる経営陣の人材が必要となります。人間性やスキルなども十分に揃った人材を企業は集める必要があります。
また既存の社員を教育し将来の幹部候補とすることも合わせて必要です。人材の確保及び人材の有効活用が必要となるのです。

人材確保と同じく必要なのは、資金確保となります。更なる新たな事業展開を行う為には、多額の費用がかかります。その為にはIPOなどの手段を検討する必要があるでしょう。

成熟期~衰退期

【3. 成熟期】

子供から大人へ成長し、結婚し家族を増やしていく頃にあたるのが成熟期です。人間で言えば精神的にも人間的にも経済的にも落ち着いた年代となります。

企業で言えば、成長期を過ぎ既存の事業も安定し、新規事業展開も軌道にのり更なる事業拡大を見せていく頃です。そして企業の成長速度に合わせ人材確保も続けば、企業という組織は増々大きくなり、やがて成熟期を迎えます。

成熟期とはいえども、企業にとっては、更なる成長をする為のプロセスのひとつです。拡大した事業規模や組織構成の見直しなどをする必要もあります。

更にこの時期になると企業の存在価値は既に高まっているので合併や買収等の対象となることもあることを想定しなければならない時期です。

また売り上げ的にはピークを迎える頃でもあります。

【4. 衰退期】

売上のピークが過ぎ、収益が低下してくる頃になると衰退期です。どんなものにもピークはあり、良い時もあれば悪い時もあります。どんな企業であっても永続的に右肩上がりで収益が上がり続けることなどありません。どんなものにもピークはあり、ブームは終わります。

この頃になると企業が行うことは「決断」です。次の二つのどちらかを選ぶ必要があります。

1. 事業撤退
2. 大胆な改革

つまり、スパッとやめるか、粘り強く新たな事業を模索しチャレンジするかのどちからになります。
最終的には企業の明確な方向性と判断が必要となります。

まとめ

いかがだったでしょうか?今回は企業のライフサイクルについて触れてみました。どんなものにもサイクルはあります。企業にとっても良い時代もあれば悪い時代もあります。その時々で最も良いと判断されることを決断することが、企業経営には最も重要なこととなります。


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