近年、皆さんが街へ出掛けた時に何気に気づくことはありませんか?
それは外国人の多さです。以前にも増して外国人の方は増えてきたことは間違いありませんがマーケティングには、どのような影響を与えるのでしょうか。
というわけで今回は「日本における外国人需要。外国人マーケティングを考える」について詳しく説明致します。
日本における外国人需要。外国人マーケティングを考える①【急増する在留外国人】
「日本における外国人需要。外国人マーケティングを考える」というテーマで1つ目に取り上げるのは「急増する在留外国人」です。
数年前に比べて、街を歩けば外国人の方に出くわすことも非常に多くなってきました。
特に観光地ではなく、普通に暮らす街中や駅やスーパー、コンビニなど日常の中で当たり前に過ごす外国人の方が、明らかに増加しています。
近年では増加の一途をたどる在留外国人というのが実情なのです。
実際に異国の人が違う国で暮らすには、どのような違いを感じるのでしょうか?
そもそも文化も違えば生活習慣も違うのですから、日本人が日本のみで暮らすしている経験のみでは感じることができないほどの大きなギャップが存在します。
日本を出て海外での生活が数年間に及ぶなど、実体験がなければ理解従いことも多々あるのです。
これは経験した方でないとわからないことなのです。
つまりビジネス理論上考えれば、外国人には外国人向けのニーズが必ずあるということです。
ニーズがあればビジネスは必ず存在するのですから。
日本国内においても増加の一途をたどる外国人へのマーケティングニーズというのが必ずあるのです。
では、在留外国人向けへのマーケティングとは、具体的にはのように行っていけばよいのでしょうか。
我が国においてのマーケティングへの取り組みについては、近年、企業規模を問わず重要視する傾向が高まっています。
セールスや集客においては、既にマーケティングは必要不可欠なものとなることを認識しています。
多くの企業がターゲットとしているのは、やはり自国民である日本人であることは間違いないわけです。
日本に普通に暮らしている一般人の割合的には、やはり自国民が多いわけですから、流通している商品だって対象は日本人向けなのです。
何を今さらと言われるかもしれませんが、このことは、あえて言われるわけではなく当たり前と言えば当たり前のことなのですが、、、。
しかし、実際には日本在住の日本人が在留外国人向けにマーケティング戦略を検討したところで、はたして上手くいくのでしょうか?
前述したように日本在住の海外移住経験がない日本人マーケターが、在留外国人の気持ちなど理解できた上でマーケティング戦略などを練ることなどできるのでしょうか?
そしてそれが戦略策定において現実的と言えるのでしょうか?
日本における外国人需要。外国人マーケティングを考える②【マーケティングの基本と外国人の現状】
「日本における外国人需要。外国人マーケティングを考える」というテーマで2つ目に取り上げるのは「マーケティングの基本と外国人の現状」です。
マーケティングの基本とは、そもそもなんでしょうか?
売る側の都合でしょうか?そうではありませんね。マーケティングは、顧客のためにあるのです。
顧客の抱える課題や問題を解決するために、売り手は買い手となる顧客に”良いモノ”を提供するのですから、マーケティングにおいて顧客を理解するということが、何をおいても大切だと言えるのです。
顧客を理解するには、様々な方法があります。
しかし、対外国人となると、どうしてもマーケティング的には、ノウハウ不足と言わざるをえません。
たからこそ、今、在留外国人に対してはマーケティングを積極的に行う必要があるのです。
ということは、逆を考えれば在留外国人に特化したマーケティングというのを行えば必ずニーズがあるということです。
世界からみれば、日本は、もちろん先進国の1つとして世界でも認知されています。
治安の良さや環境の良さというのがあり、とにかく暮らすには便利で快適です。
住みやすさという意味では、他国に比べ劣ることはなく高い生活レベルをキープすることができます。
世界的ビッグイベントも日本国内でいくつも開催されています。
コロナ禍の中で行われたオリンピックや大阪万博といった国際的なイベント開催も近年、立て続けにあり世界からの注目度も一層高まっています。
そのようなイベントによって日本に対しての憧れをいだく外国人の方も多く、世界中から日本文化に興味を持つ人が増加しています。
そのような様々な影響から日本へ住む在留外国人が増加しているのです。
つまり、住みやすさというのみではなく、日本人の細やかさや清潔感など、様々なプラス要素から爆発的な伸びを見せているのです。
では、実際にどの程度、在留外国人の人口増かと言えば、2019年6月時点では全人口の2%にまで達しており現在も増加し続けています。
そのように増加し続ける在留外国人の増加比率の一方、マーケティングに対して、はたして日本企業が適切に行えているかというのは疑問です。
それは、なぜか?
前述したように日本人には、日本人なりの良さはありますが、こと在留外国人となると心理を理解するための経験自体が不足しているからです。
まず、大きな隔たりの違いとなるのは「言語」です。
さらに、宗教の違いに、食生活の違いなど文化や習慣が違い過ぎるからです。
何もかもが日本人の視点とは大きく異なるからです。
日本における外国人需要。外国人マーケティングを考える③【重要なのはペルソナ設定】
「日本における外国人需要。外国人マーケティングを考える」というテーマで3つ目に取り上げるのは「重要なのはペルソナ設定」です。
在留外国人と日本人の根本的な違いについて考えてみましょう。
ここで言う「根本的」という意味が正に示すとおり、根本的に根付いている気質そのものが違うのです。
集団意識を非常に重んじる日本人に対し、在留外国人というのは圧倒的に多様性を持っています。
近年では日本においてもニーズの多様化が進んでいると言われていますが、在留外国人は、そもそも多様性を重んじているからです。
つまり多様性をそもそも持ちうることは、マーケティングにどのような影響を及ぼすのかと言えば、例えば同じ商材だとしても、さらに多様性を考慮し、細かくカテゴライズしたニーズに近い形でアプローチする必要があるということになります。
多様性が広く深いだけにあって、マーケティングにしてもクリエイティブなアイデアが必要となるのです。
このように考えれば、どのようにアプローチすべきかは明確になりそうな感じもしますが、ターゲットが日本人ではなく、在留外国人となると全く通用しなくなってしまうのですから、わからないものです。
つまり日本人向けのマーケティングは、多様化している現実に対応できているかに見えつつ、実はパターン化された、ある程度のグルーピングに対してしか行っていないレベルのマーケティングであると言えるのです。
クリエイティブという観点からみれば、在留外国人にしてみれば、全くクリエイティブとは、言えないのです。
コミュニケーション手法やクリエイティビティという意味では、非常に大きな隔たりがあるということを認識しなければなりません。
ペルソナとしてまとめる場合には、次のようなポイントで考えるべきなのです。
- 国籍
- 言語
- 日本語が喋れるか
- 信仰宗教
- 日本文化への理解度
- 食生活
- 来日した目的