何かを調べる際にはインターネットで調べるのが当たり前。「調べる」という行為そのものさえも定着させたのがインターネットの力です。
マーケティングにおいても判断要素となるインターネット上の信憑性は、いったいどの程度のものか?
というわけで今回は「現代人は、とにかくググル!ネット情報の信憑性とは?」というテーマで解説致します。
「検索」、「ググる」、「調べる」
考えてみれば、スマートフォンの普及により、人々の暮らしは激変しました。
人々の暮らしの中には「検索」、「ググる」、「調べる」という行為が当たり前となってきました。
そしてインターネットの登場は、様々な知識や情報を人々に与えるきっかけとなりました。
インターネットのない時代では、情報の取得というのは現在に比べれば難しく、情報取得にはコストがかかったり、社会的地位がなければ取得しえない情報や、専門性のある情報は学校や書籍、文献などが必要でした。
例えば、言葉の意味を調べるには、重くて分厚い辞書や百科事典などが存在しました。
現在ではネットで検索するか、電子辞書などがあり簡単に調べることができます。
このように世の中の環境自体が人々に「リサーチ力」を与えたのです。この「リサーチ力」は学習の効率化や社会に対しても判断の高速化という効果を与えています。
近年、企業においての経営戦略の材料としてマーケティングが重視されているのは、自然な流れと言えるでしょう。
インターネットからは様々な情報を取得することが出来ますし、実際ほとんどのことが調べれば解決します。
個人においても企業においてもネット上の情報を活用していることは間違いありません。
ネットの検索方法と手順を分析
ネット上には膨大な量の情報が氾濫しており、多量に表示された検索結果の中から、どの情報をセレクトするかは人間に委ねられています。
皆さんは、インターネットで検索してきた結果から、どの情報へアクセスしたいと思いますか?
検索結果の上位表示順からひたすら見ていくか、サイトのタイトルや内容から判断するのか?何かしら人それぞれ情報の判断基準はあるわけです。
1回目の検索キーワードで、いくつかの異なるサイト情報を確認し、求めている内容と違えば、その後2、3度検索ワードを変え再検索するのではないでしょうか?
そのように何度か検索をリトライし、自分の求めている内容に合致したサイトに辿りついたところで、そのサイトの情報を熟読する、というような流れが普通の調べ方ではないでしょうか。
自然な「検索」という行為を分析してみれば、このような作業の繰り返しとなります。
しかし、自らが検索したどりついた情報についての「信憑性」とは、いかがなものでしょうか?
どの情報が正しいのか?なんてわかりづらいし、正直わからないのです。
検索した情報を選択する上でどうやったら信頼性のある情報を得られるというのでしょうか?
検索結果をジャッジするのは、結局は自分自身
日々の生活の中で「検索」する行為は、一日で何度かあるでしょう。休憩時間や電車などの移動時間、ちょっとした隙間時間にスマホを手にして何かしら皆さん検索しています。
実際、頻繁に行う「検索行為」の結果に対して、ユーザー側は、ネット上の情報をどれくらい信じているのでしょうか?
まず、情報収集の手段としては、やはり当たり前にインターネット検索を行っており、約9割の人がネット検索に頼っているのです。
しかし、それだけの利用率にも関わらず、インターネット上の情報に不信感を感じている人は、約87%もいるのです。
つまり検索して調べはするものの、表示される情報については、実はそれほど信じていないということなのです。
その為に、何度も検索しいくつかのサイトの情報をチェックし、比較することによって平均的な情報をまとめ、信憑性を自ら高めるという行為を行っているのです。
実は、この「リサーチ行為」は、皆さん意識的に行っているのではなく、無意識のうちに行っており、真の情報へと辿り着けたと判断できるまで繰り返し行っているのです。
では、インターネット上の情報に不信感を抱く理由とは、いったい何なのでしょうか?理由をまとめてみました。
- 間違った情報が多い
- 匿名の情報が多い
- 広告が多い
このような理由があげられます
実は情報発信元を重視していることが8割もいるのです。信憑性の高い情報として専門家や国の公共機関などの情報を信憑性のあるものとして受け止めているようです。
検索の方法は、実に様々なシチュエーションがあります。そしてどの情報が正しいかどうかジャッジするのは、最終的な主観に頼らざるを得ません。
しかし、発信元が全く不明な情報は、ある意味無責任ともとられ、誰が発した情報かわからないようなものは、信頼に欠けるものとされます。