超高齢化社会の現代日本では、介護事業のニーズが日増しに高まっています。近い将来、ますますニーズの高まることは必至の介護業界。
そんな介護業界にも集客というのは必要なわけですが、近年web戦略に注視する事業所も増加しています。
というわけで今回は「介護業界のweb戦略による集客術」について詳しく説明致します。
介護業界のweb戦略による集客術①【ファーストインプレッション】
まず、はじめにふれる「介護業界のweb戦略による集客術」は、「ファーストインプレッション」についてです。
現在の情報社会においてのwebを活用したweb戦略は、どんな業種、業界にとっても必要とされます。
特に企業や団体などは、日頃の活動をアピールする為には、自らのwebサイトは必須と言えます。
今時、webサイトが存在しないとなれば、逆に怪しく思われてしまいます。その企業や団体がどんな組織で、どんな商品やサービスがあるのかを一般消費者(顧客)は、知りたいのです。
現在の自社のwebサイトは、自社の顔であり、名刺代わりの重要な役割を果たしています。
自社のwebサイトが、それなりにしっかり作られていれば、印象が良いことは、間違いありません。
逆にサイトの中身がそれほどなく、シンプル過ぎるページでは、それだけで不信感を持ってしまう場合があります。
特に新規顧客からのファーストコンタクトがwebサイトである場合、サイトのクオリティがダイレクトに顧客に対する印象は変わってくるというわけです。
このことは、どんな業界・業種にも言えることですが、介護業界であれば、尚さら気にする必要があるでしょうし、介護事業の経営者は実際に気にしているところではないでしょうか。
介護業界のターゲットとなるのは、高齢者です。介護事業というのは、利益の追及という意味合いだけでなく社会貢献としての意味合いも強いのです。
例えば商品を販売する業者であれば、露骨に商品アピールをして注目を集め集客をするというストレートな手法も理解できますが、介護業界の場合となると、露骨に集客をすることに躊躇されることもあるのではないでしょうか。
それは「介護」という事業そのもののイメージがあるからということになります。
しかし「介護」と言えど事業には変わりありません。毎年、新規参入が多い介護事業ですが、反面倒産する企業も多数存在します。
介護事業の経営においては、常に「金」と「人」に向き合う必要があるのです。どちらがかけても成り立たないので、多くの経営者の方が悩まれることでしょう。
介護と言うものには、「お金」がかかるんです。例えば、家族の1人を家族全員で介護する場合、1人の要介護高齢者をサポートすることにどれだけの労力が必要となるか考えてみて下さい。
24時間どんな時でも介護に向き合う必要があるのです。介護というのは、非常に重労働なものなんです。その為、お金はかかるのは当然なんです。
介護事業者にとって自社のwebサイトには、自社紹介をすることは、もちろん「お金」のことをはっきりと提示しておく必要があります。
実は顧客としてもしっかり理解しておきたいのが、実際に利用するのにいくらかかるのか?ということです。
介護事業における自社のwebサイトのファーストインプレッションは、何も利用者である顧客に向けてというわけではありません。
経営をサポートしてくれる金融機関へのアピールともなり得るのです。
例えば、自社のサイト上に会社の歴史、理念、サービス内容などは当然しっかり提示しており、さらにイベントや決算書など頻繁に更新されているサイトと、自社サイトをもたず神のパンフレットのみしかない事業者では雲泥の差があります。
上記の例は、極端な例と言えますが、このように介護事業所の印象という面では、大きく変わってきます。
介護事業だからwebサイトは必要ないということは、ありえません。
介護業界のweb戦略による集客術②【人材不足の解消】
2つ目にふれる「介護業界のweb戦略による集客術」は、「人材不足の解消」についてです。
介護事業者のwebサイトは、何も顧客や金融機関に対するアピールという集客面のみに効果的なわけではありません。
今後、さらに高齢者が増える日本社会において、介護事業所のニーズは必然的に高まっていきます。
そんな介護業界ですが、業界全体での人材不足が問題となっており、人材確保も激化しています。
そんな状況において、人材獲得の為に自社のwebサイトを活用するのも1つの手段です。
人材獲得の為に、その介護事業所が具体的にどんな所なのかを掲載します。
その場合、顧客に対するアピールのスタンスという考えではなく、介護業界に転職を考えている1人へ向けての内容とします。
つまり、サービス利用者から提供する立場な視点での情報提供です。
サイト上には、実際にその事業所で働くスタッフの顔写真やスタッフの声や、イベントなどを行った時の動画や写真、ブログなどを公開します。
ブログなどは、現役のスタッフの方が更新を担当すれば、よりリアルで伝わります。
介護事業所の日常を発信することで、転職希望者へのアピールとなります。
また、このような情報発信は人材確保の為ではなく、利用者側にとってもメリットとなります。
その介護事業所には、どんなスタッフがいて、どんな思いで日々仕事をしているかが見えてくることにより、その事業所がどんなところかわかることができます。