新型コロナウイルスの影響により、社会全体に自粛傾向が続く中、特に影響を受けているのが飲食業界。その中で、大きな可能性を感じるさせるフードデリバリーが今、注目されています。
というわけで今回は「マーケティングトレンド!食のデジタル化!フードデリバリーが今活況」について詳しく説明致します。
マーケティングトレンド!食のデジタル化!フードデリバリーが今活況①【今やデリバリーはトレンド】
「マーケティングトレンド!食のデジタル化!フードデリバリーが今活況」というテーマで最初にふれるのは「今やデリバリーはトレンド」です。
社会は変わる。変わり続けます。
これまで人類は、幾多の困難も乗り越えて生き残ってきました。
そして、今世界的な困難に立ち向かっている正に真っ只中と言えますが、文明が発展した現在、我々人間は新たな価値観を生み出し、また新たな一歩を踏み出そうとしはじめたばかりなのです。
2020年という年は、誰がこのような時を予想したことでしょう。
新型コロナウイルス感染症の拡大がまだ収まらず、未だ収束の目処は経っていません。
そんな事態に対応する為、様々な対応に迫られるようになりました。
日本政府としても、不要不急の外出を控えることを前提に人と人との接触をできるだけ避け、感染拡大防止に取り組んでいます。
休校やテレワークなど、ライフスタイルにも大きな変化を及ぼすようになりました。
日本国内では、どうしても人口が集中する大都市圏においての拡大が増加傾向にありました。
その為、できる限りの人の密集をなくす為、通勤、通学をできるだけ抑え、自宅で過ごすことが多くなりました。
その影響もあり、密集の条件が揃っている飲食店などの営業自粛、短縮などの対応も見られました。
繁華街や都心部などからは、人が消えたことにより、店を開けていても客足はわずかという状況で、開店休業状態の店も数多くみられました。
飲食店の経営者にとっては、固定費の面だけでも重くのしかかり、お店を維持することも難しいという局面を迎えていたのです。
2020年5月現在の時点で既に閉店した飲食店も数多く存在するのです。
そんな中で今回、あからさまになったのは、飲食店の経営の難しさにあります。
飲食店にとっては、集客は常日頃から気になる問題となります。
集客はマーケティングにも関わる重要なことです。飲食店に限らず美容院やマッサージなどのサービス店にも関わることです。
お客様あってこその飲食店であり、客の来ないお店はすぐに経営が危うくなるということがわかりました。
そして、飲食店は営業を回転させ続ける必要があるのです。飲食店を維持するには、毎月かなりの固定費がかかるということがわかりました。
店舗の維持費、家賃、食材の仕入れ、人件費、宣伝費、その他の運営費など実に様々なコストがかかるのです。
また飲食店の経営者は、個人で行っている方がいかに多いかということに気付かされました。
大手外食チェーンであれば、経営面においては対策のしようも残されているものの、個人であれば資金がなくなれば一気に経営は傾くという現実はあるのです。
大手外食チェーンであっても今回の事態の影響は大きくあり、各外食チェーンも割引やテイクアウト商品を充実させるなど、様々な方法で集客しようと、あの手この手であらゆる策を講じています。
一方、家庭内において、臨時休校がはじまってから1日中子供がいることや、在宅勤務で夫もいることから、家庭内で食事をすることが増加しました。
そんな中、言えます食だけでは飽きてしまうことを考えると、テイクアウト商品は家庭にとっての気分転換になるものとして存在しています。
そんなテイクアウト商品のニーズが高まる現在で、注目されているのが「フードデリバリー」サービスです。
フードデリバリーサービスは、何もここ最近になって現れたサービスではなく、以前から既に存在していました。
名称こそ違えど「出前」というサービスは、古くから存在していました。
新型コロナウイルスの影響から、よりフューチャーされるようになったわけです。
2020年、様々な要素が絡みあい、フードデリバリー界は、戦国時代を迎えました。
「出前」という従来のスタイルから大きく異なるのは、テクノロジーと情報を上手く活用した画期的なシステムが構築されているということです。
飲食業界の窮地を救う存在として、飲食店と顧客を繋ぐサービスとして、今、注目されています。
飲食業だけではなく、情報社会の現代社会、めまぐるしい変化の中にあり、データ化、キャッシュレス化などが進みITサービスは、今後もまだまだ進化し続けていくでしょう。
飲食店の経営者としても、有効な手段として今どんなサービスがあり、何を利用すべきかをしっかりと把握することは、かなり重要なこととなってくるのです。
マーケティングトレンド!食のデジタル化!フードデリバリーが今活況②【外出自粛の今こそ使いたいサービス】
「マーケティングトレンド!食のデジタル化!フードデリバリーが今活況」というテーマで次にふれるのは「外出自粛の今こそ使いたいサービス」です。
ここで一旦、デリバリーの歴史についてふれてみると、いわゆる「出前」というサービスの歴史は意外にも長く、なんと江戸時代にまで遡るのです。
日本でのデリバリーと言えば、蕎麦屋の出前などがイメージしやすいです。
1980年代には、ピザなどのデリバリー専門業態が登場、この時には電話での注文が主流でしたが、IT元年と言われる2000年代になるとネットでの注文が可能となったのです。
テクノロジーの変化と共に「出前」は「デリバリー」に変化し注文もしやすくなったことから、利用率も高まっていったというわけです。
近年ではスマートフォンから簡単にオーダーすることが可能となり、ネット経由での注文が増加しているのです。
そして今、新型コロナウイルスの影響により、利用価値がさらに高まったフードデリバリーは、多くの企業が行っています。
主なフードデリバリーサービスを以下にまとめてみました。
- UberEATS
- 出前館
- Dデリバリー
- LINEデリマ
- 楽天デリバリー
- ぐるなびデリバリー
- DiDi Food(大阪)
- Wolt(広島)
- Chompy(渋谷周辺)
- エニキャリ(渋谷周辺)
- menu(東京のみ)
- ファインダイン
どうですが、ざっとあげてみただけでもこれだけの業者が存在するのです。時代のニーズによって今後ますます増加していくものと思われます。
マーケティングトレンド!食のデジタル化!フードデリバリーが今活況③【2強時代】
「マーケティングトレンド!食のデジタル化!フードデリバリーが今活況」というテーマで3つ目にふれるのは「2強時代」です。
今やトレンドとなるフードデリバリーですが、その中でも2強と呼ばれているのが「出前館」と「UberEATS」です。
現在、この2強の他に様々な業者が出現し、フードデリバリー戦国時代とも言われています。
そもそもフードデリバリー業界の歴史は、国内では「出前館」の1強時代が長期にわたり続き、その後「UberEATS」が追随してきました。
そして現在、「出前館」と「UberEATS」の2強を筆頭に多数のスタートアップ企業が続々と参画し混沌とした時代となりました。
まず、フードデリバリー2強と言われる「出前館」と「UberEATS」についてふれていきましょう。
今、フードデリバリーサービスの形態としては、この2強のどちらかのスタイルに当てはまると言っても過言ではないでしょう。
利用する側としても、働く側としても異なる点に注目しましょう。
まず、働き方についてですが、出前館はアルバイト制であり、時間に縛られます。
それに対しUberEATSは、オンデマンド式のギグワーカーといことで、拘束性はなく自由に働くことができます。
働き方については、どちらが良い悪いということではなく、働く当人が決めればよいので、それぞれの価値観によって異なります。
働き方から見るとこの2つのタイプに代表されるのが出前館とUberEATSで、全国的なシェアがあります。
この両者の決定的な違いとなるのが、雇用関係の有無です。
ギグワーカーであるUberEATSは、全てにおいて効率化なのです。飲食店と配達者には雇用関係ないことから、無駄を徹底的に排除したものなのです。
配達リソースがなく人材を余剰させてしまうということもあないのです。
これは「マッチングタイプの配達プラットフォーム」と言い、フードデリバリーサービスには画期的なサービスと言えます。
しかし、このマッチングサービスにもデメリットはあります。
ユーザーの注文がない限り稼働がないことから、働き手にとっては、どれだけニーズがあるかはわからないのです。
その為、時給換算すれば想定以下となりえるのです。
このようにメリット、デメリットのあるギグワークスですが、現在の多様化する働き方には、マッチしていおり、今後さらに高まりを見せるでしょう。
出前館にもギグワーク制導入の動きがあるとも噂されています。
おそらく出前館とUberEATSの2強時代は続くのでしょうが、今後は新規参入も増加し、混沌としてくるでしょう。